みなさん、こんにちは!ミヤシロです。
新築や引っ越しなど新生活の際にエアコンの購入をご検討中の方も多いかと思います。
エアコンは長く使えるものですから、上手に選んで快適な新生活を送ってくださいね!
■知っ得ポイント 快適なエアコン選びは“空気”から!
最新のエアコンは、冷暖房能力はさることながら、さまざまな機能が豊富!「どのエアコンを選んだらいいかわからない!」「違いがよくわからないから安いのでいいかな・・・」という方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、エアコンを選ぶうえで、どこにポイントを置けば良いのか、これさえ読めばエアコン選びのお悩み解消!エアコンの基本的な選び方についてご紹介します!
ご存知でしたか?エアコンは周りの空気から風をつくっているんです。
みなさんは、エアコンがどうやって冷たい風や暖かい風を出しているかご存知ですか?冷たい空気や暖かい空気がエアコンの中にもともと入っていて、それを吐き出しているワケではないんです!
実は、エアコンはお部屋の中や外の“熱”を吸ったり吐きだしたりすることで暖かい空気を冷たい風にしたり、また寒い空気を暖かい風に変えているんです。だから、暑い夏や寒い冬でも快適な風をお部屋の中に送ることができるんですね。
住んでいる地域や暮らしによって、空気は違う。エアコンも、違う。
つまり、エアコンは空気を扱うもの。空気は、気候や暮らしと密接に関係しているから、お住まいの地域や設置するお部屋によってエアコンの効果は異なります。だから、お部屋の条件に合わないエアコンを選んでしまうと、冷暖房が効きにくかったり、消費電力が増えてしまうこともあるんです。そんな失敗をしないためにも、お住まいの環境や設置するお部屋の条件を把握することが、エアコンで賢く快適に過ごすコツです!
とはいっても、「お部屋の広さに合ったエアコンってどのように選べばいいの?」「同じ6畳用でもいろいろ種類があってどれを選べばいいかわからない」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。そのような皆さまのために、カタログに書いてあるエアコンのスペック表示をもとに、どのようなポイントをチェックすれば良いかを解説します!
■知っ得ポイント カタログのココをチェック!お部屋に合ったエアコンの選び方
カタログやエアコン売り場にはエアコンに関するさまざまな情報が掲載されています。
でもちょっと見方がわからない、難しいな・・と感じていらっしゃいませんか?本当はすごくわかりやすく書いてあるんですよ。
カタログを見るうえで、以下の項目ごとにチェックしながら絞り込んでいくことで、お部屋に最適なエアコンを選ぶことができますよ。
(1)お部屋の広さからみる 木造?鉄筋?構造で変わるエアコン選び
お部屋に適したエアコンのサイズ(容量)を選ぶには、まず「畳数の目安」を一番に参考にします。みなさんは「冷房6~9畳」「暖房6~7畳」という畳数表示は、どういう意味だかご存知ですか?多くの方が、「6畳~9畳の部屋に適したエアコン」という意味だと思っていらっしゃるかもしれませんが、実は違うんです!
「6~9畳用」と書いてある場合、「木造平屋南向き(和室)なら6畳」「鉄筋マンション南向き中間階(洋室)なら9畳」という意味になります。これは木造住宅よりも鉄筋住宅のほうが密閉率が良いため、部屋の種類によって畳数の目安が異なるのです。なので、たとえば木造住宅にお住まいの方が9畳の部屋用にエアコンを使うには、「暖房9~12畳」など畳数の目安が9畳以上のものを選ぶ必要があるということになります。
また、一般的に暖房のほうが適用畳数が小さくなります。エアコンを効率良くご使用になるには、冷房よりも暖房の数値を目安にして選ぶことがポイントです!
■知っ得ポイント
このようなお部屋は要注意!
・戸建の2階やマンションの最上階
・高天井や吹き抜けがある
・西向きに窓がある
このようなお部屋は夏は暑くなりやすく、冬は寒くなりやすいお部屋です。通常より1~2クラス上のエアコンを選ぶことをおすすめします!
(2)エアコンのパワーから見る パワフルかつ繊細なエアコンが◎
広さの次にチェックするのが、エアコンのパワー(能力)です。
エアコンの運転中にお部屋が冷えすぎたり、暑すぎたり、コントロールがうまくいかないな、と思ったことはありませんか?
これは、エアコンが出せるパワー(能力)の範囲によって変わるのです!
カタログの「能力(kW)」を見てください。Aシリーズ 6畳用の暖房能力を見ると「2.5」と書いてあります。この数値は、エアコンの標準のパワーを示しています。そして(0.3~5.7)という()の中の数値がパワーの範囲を表しています。
能力(kW)の隣には、消費電力(W)があります。 Aシリーズ 6畳用の暖房の消費電力は「440」と書かれていますね。これは、標準パワーで運転したときの消費電力を表しています。
この暖房の標準出力能力は「2.5」になるので、 Aシリーズ 6畳用のエアコンは「暖房2.5」の能力を発揮しているとき440Wの電力を消費するということです。また、(105~1,480)の数値は、最小出力運転時は105W、最大能力運転時は1,480W電力を消費することを表しています。
電力についての表示は、もうひとつ期間消費電力量というのもあります。この数値は、1年間にエアコンが消費する電力量の目安です。Aシリーズ 6畳用のエアコンには「586kWh」と書いてありますね。これに1kWあたりの電気料金をかけると、およその年間の電気代を計算することができるのです!ただ、この数値は試算値となるので、実際にはお住まいの地域や気象条件、ご使用条件によって電力量は変わることがあるので参考までにチェックしてみてください。
(3)省エネ性能で見る 機種ごとにビミョーに違う!省エネエアコンの違い
最近のエアコンはどれも省エネ性能が高くなってきています。でもその性能も機種によって少しずつ異なるので、比較してみてくださいね。
エアコンの機能や形態、能力・寸法によって定められた省エネ目標基準に対して、どれくらい達成しているかを表しています。
通年エネルギー消費効率(APF)というのは、1のエネルギーを何倍にできるか?というエアコンのエネルギ―性能を表したものです。この数値が大きいほどエネルギー消費効率が優れている省エネエアコンということになります。
■知っ得ポイント
100Vと200Vはどう違う?
エアコンによっては、同じ畳数でも100Vタイプと200Vタイプがあります。エーッ!どっちを選べばいいかわからない!とパニックにならないでくださいね。
一般的に、200Vタイプの方がパワーがあるのでその分目標温度に早く到達します。
ただ、その横に書いてある電源プラグをよく見てください。ご自宅に100V用のコンセントしかない場合は設置ができませんので、200V対応の工事が必要となります。
(4)暖房能力で見る エアコンは暖房能力で制する!
最後のポイントはこちら。「低温暖房能力」です!エーッ!夏にエアコンを買うのに暖房能力!?と驚かれる方がいらっしゃるかもしれません。 でもこの数値は、1年間ずっと使えるエアコンだからこそ、とても重要な数値なんです。
「低温暖房能力」は、外気温が2℃のときに、最大どれくらいの能力をだせるかといったもの。この数値が大きければ大きいほどたくさんの熱エネルギーを生み出せます。10年ほど前と比べると、そのパワーはとても上がってきているので、夏にエアコンの購入をご検討の方も、ぜひチェックしてみてください。
いかがでしたか?今回ご紹介したカタログの見方 徹底解説で、ポイントをつかんでいただけたと思いますので、お部屋に適したエアコン選びが、より簡単にできると思います。