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#5 山田幸代さん(プロラクロス選手)

日本初のプロラクロッサー

スピーディかつエキサイティングなゲーム展開で“地上最速の格闘球技”とも言われるラクロス。日本人唯一のプロラクロス選手であり、現在、オーストラリアリーグで活躍する山田幸代選手が、ラクロスへの想いと“水”にまつわるエピソードを語ってくれました。

ラクロスをメジャースポーツに

バスケットボールからラクロスへ
中学、高校とバスケットボール漬けの生活を送ってきたので、大学では「花のキャンパスライフを送ろう!」と固く決意していました。ところが、これといった目標のない生活はとても退屈で…。そんな中でラクロスと出会い、その“難しさ”と“楽しさ”の虜になりました。
  • 山田幸代(プロラクロス選手)
  • 山田幸代(プロラクロス選手)
夢を叶えるため、オーストラリアリーグに移籍
子どもたちに「将来はプロのラクロス選手になりたい!」と言ってもらえるぐらい、ラクロスをメジャーなスポーツにすることが私の一番大きな夢です。10年前、プロ宣言してオーストラリアリーグに移籍したことも、夢への第一歩を踏み出しただけにすぎません。移籍当初は、言葉の壁や文化の違いにくじけそうになることもありましたが、素晴らしい仲間との出会いに恵まれ、今の私がここにいます。

オーストラリアの水事情

水撒きで警察沙汰に!?
移籍した当時のオーストラリアは深刻な水不足で、庭への水撒きも週2回に制限されていました。そんな中、何も知らなかった私はお手伝いのつもりでホームステイ先の庭に水を撒いてしまい、警察に通報されるハメに…。よかれと思ってしたことが裏目に出てしまいました(笑)。万年水不足のオーストラリアですが、近年は日本企業の進出で雨水の濾過システムが発達し、地域によっては水道の水をそのまま飲むことができるようになりました。
食生活について
私が所属するクラブチームでは“ミールプラン”といって、チームトレーナーが選手一人ひとりの体質や体調に合わせてメニューを組んでくれます。私の場合は、朝2回、昼1回、夜2回の1日5食で、毎食、ごはんとスイートポテトとお肉125グラムを摂ることになっています。お肉はチキン、カンガルー、牛肉から好きなものを選んで自分で調理。もちろん、野菜もたっぷり食べています。
山田幸代さんインタビュー

渇く前に水分補給

1日に2〜3リットルの水を飲みます
チームトレーナーからは1日2〜3リットルの水を飲むように指導されているので、それが習慣になっています。水以外でよく飲むのは、甘くない炭酸水とコーヒーです。コーヒー文化のオーストラリアでは、ロッカールームに必ずコーヒーが置いてあります。私はコーヒーが大好きなのでついガブ飲みしてしまい、たまにチームメイトに注意されることもあります(笑)。
意識を強く持つこと
ラクロスは選手の交代が自由で、1度ベンチに下がってもまた試合に復帰することができます。交代は水分補給のチャンスでもあるのですが、時々、ベンチに下がりたくない気持ちを優先させて、結果的にパフォーマンスを落としてしまう選手を見かけることがあります。“水分補給は喉が渇く前に”という意識をさらに強く持つことが大事だと思います。
身体が発する信号を見逃さない
私の場合、喉が渇く前には必ず頭痛が起きるという前兆があるので「今飲んだ方がいい」というタイミングが感覚的にわかります。ですから、そのサインが出たときは要注意。すぐに水を飲んで、コンディションを整えるようにしています。常に万全の状態で試合に臨むためにも、普段からしっかり水分補給をして、自分の身体が発する信号を見逃さないようにしたいと思います。
山田幸代さんインタビュー

オーストラリアの代表として世界へ

女子ラクロス、オーストラリアの代表として目指すのは、もちろん世界一です。その経験を持ち帰り、将来は監督として日本のチームを世界のトップに導きたい。それを見た子どもたちが、ラクロス選手になることを夢見てくれたらこんなにうれしいことはありません。

山田幸代さんインタビュー