ショパン ピアノ協奏曲第1番 第1楽章

楽曲解説

ショパン ピアノ協奏曲第1番 第1楽章

朝夕も極端な冷え込みも少なくなってきて、本格的な春の到来を感じさせてくれます。今年は、例年よりかなり早く桜の開花予想がされているようですね。年度末で何かと気忙しい季節ですが、うららかな春を体感するドライブに出かけましょう。

こんなBGMでスタートするのも、良いものです。ショパン作曲の、ピアノ協奏曲第1番の第1楽章です。

冬の名残りを感じさせる導入部から、徐々に徐々に春のうららかさを表現しているかのようなピアノの音色が車内を満たして行きます。窓を開けて、爽やかな風を全身に浴びるのも良いですね。花の香りも、その中に含まれているように感じます。

この作品は、ショパンが20歳の頃の若さ弾ける人気の曲です。オーケストラの扱いが未熟だという評価もありますが、彼らしい瑞々しいメロディとピアノの煌めきが魅力です。ピアノの独奏曲を中心に作り始めていた彼が、満を持して発表した協奏曲ということで、力の入り具合も若さの表れかもしれません。

数多の名ピアニストが録音していますが、ここではデュトワ指揮のモントリオール交響楽団を従えてアルゲリッチのピアノが躍動する演奏をオススメしておきます。名盤です。是非、聴いてみてください。

遠くに、鮮やかな春の彩りが見えます。そこを目指してドライブを続けましょう。