Creative! Story | 電動アシスト自転車 ギュット・アニーズ・KE × 奥貫薫さん

電動アシスト自転車を進化させた、社内子育てママ社員たちの直談判。

写真

写真左から
生産管理 吉堂 恵美
技術 土岩 恵
ISP推進 奥村 和美
調達 吉桑 かよ
工場管理 森田 とよ子
商務 坂井 ひとみ 
技術 柏谷 登喜子

「私たちママ目線の自転車をつくりたい」。

土岩:「子乗せプロジェクト」が発足したのは2010年。きっかけは、私たちママ社員仲間のお昼休みの会話でした。当時の子乗せ電動アシスト自転車は、重くて扱いづらく、サイズも大きくて。「ママが使うものなのに、ママ目線が足りないよね」というのが、みんなの一致した意見でした。
そんなとき、ある懇親会で当時の社長と話す機会があり、「私たちママ目線の自転車をつくりたいです」と、思いをぶつけてみたんです。お酒の力を借りた直談判ですね(笑)。すると翌日、社長室に呼ばれて「プロジェクトを立ち上げてしまえ。何か失敗してもわしが面倒見たる!」と。
こうして、部署の垣根を越えた、ママ社員たちによるプロジェクトがはじまりました。

写真:土岩

子育てママの“声”と“愛情”をギュッと詰めて。

吉桑:当時の子乗せ電動アシスト自転車は、前輪22インチ、後輪26インチというのが一般的なスタイル。小柄なお母さんが後部シートに子どもを座らせるには「よっこいしょ!」と、かなり気合いを入れて持ち上げなければいけませんでした。しかも、子どもはじっとしていませんから、片手に買い物袋、片手で子ども…となると、バランスを取るのも一苦労です。

森田:私は実際に、子ども二人を自転車に乗せた状態で倒れてしまったことがあります。前後のシートに子どもを乗せて、二人分の保育園用バッグと自分の荷物を持つと、背の低い私は支えるだけで精一杯。「もっと小さな子乗せ電動アシスト自転車が欲しい」と切実に思いました。

吉堂:ほかにも、チャイルドシートに乗せようとするたびに子どもの足が引っかかったり、ハンドルを支えながら自転車を立てようとすると足がスタンドに届かなかったり…。

奥村:そういった女性・子育て目線でのお困りごとを解消するために、社内の子育て世帯を対象としたアンケート調査を実施しました。プロジェクトメンバーだけでなく、より広い範囲の子育てママ、パパから寄せられた体験談やアイディアを一つひとつ取り上げ、精査しながら、「自分たちが乗りたい自転車はどんなものか」を詰めていきました。

吉桑:頭のなかに描いた工夫や解決策をカタチとして確かめるために、ダンボールでチャイルドシートをつくってみたり…。開発当初は、工作のようなこともたくさんしていましたね。

写真:子供の人形を自転車の後部シートに座らせる様子
写真:子供の人形を自転車の後部シートに座らせ、自転車を支える様子
写真:子供の人形を自転車の後部シートに座らせ、自転車を支える様子
写真:ダンボールで制作したチャイルドシート。子供の人形が自然な体形で座っている様子

2011年、ついにGyuttoシリーズ誕生。

土岩:安全性・利便性など、さまざまな検証を重ねた結果、「やっぱり前後輪ともに20インチの車輪がいちばん乗りやすいよね」という結論に至り、それを基本仕様とする電動アシスト自転車を最終的に提言しました。そして2011年、ついに私たちの意見が取り入れられた「Gyutto」シリーズが誕生したんです。

柏谷:「Gyutto」の基本仕様である20型は、当時としてはめずらしいスタイルでした。男性社員からは「一般的に“タイヤが小さいとなかなか前に進まない”というイメージが強いなか、20型で本当に大丈夫なのか?」という意見も多く出ましたが、小径車=重い・進まないというのは思い込みで、ギア比さえきちんと設定すれば20型でも26型と同じ駆動が生まれます。その事実をしっかり訴求すれば、お客様にも必ずご理解いただけるはず…。否定的な男性陣をそのように説得し、理解を得られたときはうれしかったです。

森田:タイヤを小さくすると車高が低くなるので、そのぶん安定性も高まります。小柄なお母さんでも、安心して、ラクに子どもを乗せることができる。結果として、20型は多くのお客様に受け入れていただくことができました。

吉桑:「Gyutto」というネーミングは、大切な子どもを“ギュッと”抱きしめる動作に由来しています。自転車に乗っているときも、親子が常にお互いの温かい愛情を感じられるように…。そんな願いを込めて、「ギュット」と名付けました。

写真:柏谷
写真:初の前後輪20インチ 子乗せ電動アシスト自転車 Gyutto

2017年モデルで実現した「夢の技術」。

坂井:2017年モデルのもっとも大きなポイントは、ワイヤレスで認証し、ワンタッチで開錠する「ラクイック」です。電子キーはカバンに入れたまま、手元の電源ボタンを押すだけで開錠できます。鍵を探したり、鍵を開けるためにかがむ必要がないので、子どもから目を離さず、スムーズに出発することができます。また、チャイルドシートには「巻き取り式シートベルト」を採用し、以前よりもラクにベルト調整ができるようになりました。

森田:私たちにとって「ラクイック」は、プロジェクト結成当初から「いつかできたらいいね」と話していた夢の技術。実現したときは本当にうれしかったです。

坂井:さらに今回は、形状やカラーリングなどパパママ共用を意識したデザインにもこだわっていますので、男性でも抵抗なく乗っていただけると思います。

乗っている姿も美しい自転車へ。

柏谷:今後の課題は、さらなる軽量化と取り回し機能の充実です。子育てがより楽しくなるような自転車を、これからも提案していきたいと思っています。

土岩:子育て中はもちろん、自分がおばあちゃんになったときに孫を乗せたいと思える、安全・安心な自転車。乗る人が楽しく、イキイキとして、乗っている姿も美しく見える自転車をお客様にお届けしたいですね。

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