Creative! Story | ロボット掃除機 RULO(ルーロ) × 西島秀俊さん

日本人の美意識に応えられるか。

写真:川島 抽里、古賀 理基

写真左から
商品企画 川島 抽里
開発 古賀 理基

開発は30年前からはじまっていた。

川島:ロボット掃除機の開発自体は1985年からはじまっており、翌年には、業務用ロボット掃除機のテストランが羽田空港で行われました。つまり、自動運転の技術は、この時点で実現していたのです。
2002年には、自動運転及び障害物回避に重点をおいた家庭用向け1号機が開発されました。しかし、まだ清掃性能が十分ではなかったため、技術発表という形で終わっています。
それから13年後の2015年。開発開始から30年の時を経て、三角形のロボット掃除機「ルーロ」が発売されました。

写真:左から「2002年の家庭用1号機」「新商品のルーロ」

日本人の美意識に見合う掃除機へ。

川島:そもそも日本人はキレイ好きで、細部の汚れまで気にする方が多い傾向にあります。掃除に対する考え方を海外と比較すると、土足文化のため床のゴミをあまり気にしない海外に対し、日本は裸足文化。つまり床に近い生活をしているため、隅や壁際に集まる細かいゴミに対して敏感なのです。
私たちのモノづくりに妥協はありません。「隅々までしっかりキレイにしたい」という日本人の美意識に見合う掃除機をつくるため、13年の月日を費やしました。ルーロの三角形のデザインは、「隅や壁際のゴミをしっかり取る」という発想から生まれたものです。

写真:川島

より効率的な掃除を叶える、3つの目。

川島:新しいルーロの特長は、「障害物」、「部屋」、そして「ハウスダスト」を見る「3つの目」です。

古賀:最初の目が見るのは「障害物」。レーザーが「どの位置に、どんな大きさで」障害物が存在しているのかを把握します。より正確に障害物を見分けることでギリギリまで近づき、そのキワに溜まっているゴミをしっかり取ることができます。
次に「部屋」を見る目。カメラで部屋の特徴をとらえ、ルーロ自身が自己位置を認識して部屋の間取りを学習、マッピングしていきます。これにより、従来のランダム走行とは異なる、一列ずつ雑巾がけをするような効率的な掃除が可能になりました。
最後は「ハウスダスト」を見る目。約20ミクロンまで検知可能なハウスダスト発見センサーとマッピング機能の組み合わせで「ゴミマップ」を作成します。この「ゴミマップ」を活用して、ゴミの溜まりやすいところのみを手軽に掃除することも可能です。

写真:川島、古賀
写真:ルーロが障害物を見分ける様子

* 1ミクロンとは、1ミリメートルの1000分の1のこと

IoTを活用し、快適な暮らしをサポート。

古賀:IoTを活用した新しいルーロは、スマホで操作できることもポイントです。

川島:年々共働き世帯が増加し、忙しく掃除機をかける時間がないことから、ロボット掃除機を求める方が増えています。「不在時に掃除が終わっていてほしい」というニーズがあるということですね。

古賀:そこで、遠隔操作でルーロを動かせるアプリを開発しました。アプリでは、全ての部屋をくまなく掃除させる自動モードをはじめとする多彩な掃除モードの操作や、掃除結果の確認、曜日、時間、掃除モード指定が可能なスケジュール機能なども搭載。さらに賢くなったルーロが、お客様の快適な暮らしをサポートします。

写真:スマホでルーロを操作する様子
写真:遠隔操作でルーロを動かせるアプリ

他の家電とつながる未来へ。

古賀:私は家電は生活のパートナーだと思っていますので、よりよいパートナーにするために技術者としてどうすればいいか、これからもお客様視点で考え抜いていきたいと思っています。

川島:ロボット掃除機は家の中で唯一、自動で動き回る家電ですので、今後は他の家電ともIoTを通じてつながっていく未来があるのかなと思っています。例えば、ルーロ自体がキーステーションとなり、家中の家電を操作したり。ルーロが家電の中で重要な役割を担う存在になっていければと思っています。

写真:川島、古賀
ロボット掃除機 RULO(ルーロ) MC-RS800

ロボット掃除機
RULO(ルーロ)

MC-RS800