パナソニックデジタルカメラ用語集

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写真の用語
レンズのこと、露出のこと、ピント合わせのこと、フラッシュのことなど、写真やカメラの基本的な用語について説明します。
レンズ関連
F値/開放F値
レンズの明るさを表す数値。数値が小さいほど明るく、暗い場所での撮影に有利。速いシャッターで手ブレを防いだり、背景をぼかしたりできるメリットがあります。
ズーム(光学ズーム)
写る範囲(画角といいます)を変えて、広い範囲を写したり、遠くのものを大きく写したりする機構。広く写す方を広角側、大きく写す方を望遠側といいます。
焦点距離
レンズの理論上の中心からピントを結ぶ点までの距離のこと。焦点距離が長いと写る範囲が狭く(望遠)なり、短くなると写る範囲が広く(広角)なります。
35mm判換算
デジタルカメラで像を感知するCCDは、35mm判フィルムと大きさが違います。そのため、写る範囲(画角)を35mm判フィルムカメラに換算した焦点距離を表示しています。35mm判では、焦点距離50mmが人が自然にものを見る視覚に最も近いといわれています。
レンズ構成
写真レンズでは、性能を上げたりズーム機構を組み込むために、数枚のレンズを組み合わせています。その組み合わせ方によって、7群8枚というように表示されています。
EDレンズ
EDとはExtra-low-Dispersionの略で、“特殊低分散”という意味。EDガラスを使ったレンズをEDレンズといい、特殊低分散性を利用して、特に望遠側で大きくなりやすい色収差を補正するために使われます。
非球面レンズ
普通のレンズの表面は球面のカーブを持っていますが、球面でないカーブを持つレンズを非球面レンズといいます。非球面レンズを組み込むことによって、レンズ枚数を少なくすることが可能となり高性能でコンパクトな写真レンズをつくることができます。
解像力
細かな画像をどれだけ写しこめるかという基準。像の鮮明度(コントラスト)とのバランスで画像がくっきり写せるかどうかが決まります。
マルチコーティング
レンズはすべての表面で光を反射し、透過する光が失われます。その反射を抑え、明るくクリアな画像をつくるために、レンズ表面に施されるのがコーティングです。光の波長などに合わせて複数の層のコーティングが施されたものをマルチコーティングといいます。
ゴースト/フレア
カメラを太陽の方向に向けたときなど、多角形の光の像ができるものをゴースト、画面全体に白い膜がかかるように写るのをフレアといいます。いずれもレンズの表面反射によって起こるもので、マルチコーティングによってこの現象を抑えることができます。
収差
光がレンズを通してCCDやフィルム面に像を結ぶ際、さまざまな像の乱れや歪みが発生し、理想的な結像との「ずれ」が生じます。これを収差といいます。収差には球面収差、非点収差、像面収差、歪曲収差、コマ収差、色収差など様々なものがあり、レンズ性能がよいほどそれらを抑えることができます。
色収差
光線の波長によりガラスの屈折率が異なることが原因で、色によって結像位置がずれ、色がにじんたように現れること。
歪曲収差
撮影した画像の直線が歪む現象。樽のように歪み縮まる「樽型収差」は広角でみられ、糸巻きのように伸びてしまう「糸巻き型収差」は望遠でみられます。
樽型収差 糸巻き型収差
球面収差
レンズが球面であることから、光線が点に結像しないで少し広がり、円に結像する現象。
非点収差
光線が点ではなく、縦線と横線にわかれ、縦線と横線のピント位置がずれること。
コマ収差
光学系の軸外からの光線束が像面で一点に集まらず、彗星の尾のように広がる「ずれ」。
レンズフード
レンズに入り込む有害な光線をカットするためのフード。ハレーションやフレアの発生を防ぎます。大口径で明るいレンズや、望遠撮影には特に有効です。
コンバージョンレンズ
カメラのレンズの前に取りつけて、写る範囲を変えることができるアクセサリーです。ワイドコンバージョンレンズを付ければより広い範囲が写し込め、テレコンバージョンレンズを付ければ遠くのものをより大きく写せます。
クローズアップレンズ
カメラのレンズの前に取りつければ、小さなものを大きく写しこめます。カメラだけの場合より、写すものにより近づいて撮影できます。
MCプロテクター
カメラのレンズの前に取りつけて、レンズを保護するフィルターです。
NDフィルター
晴天の雪山や夏の砂浜など被写体が明るすぎるとき、光量を減らして白トビを防ぎます。減光フィルターとも呼ばれ、意図的に絞りを開きたいとき、シャッター速度を低下させたいときにも使用します。
露出関連
露出
写すものからの光をどれだけCCDに取り入れるか、それが露出です。光を取り入れすぎると白っぽく飛んだ状態になり(露出オーバー)、光が少ないと暗くつぶれてしまいます(露出アンダー)。露出を決めるのは絞りとシャッタースピード。カメラには通常、きれいに写るよう絞りとシャッタースピードを決める自動露出機構(AE)が組み込まれています。
絞り
光の入口をどれだけ開くか、それが絞りです。絞りはレンズの開放F値より大きくはなりません。露出を決めるほかに、絞りは前後にどれだけの範囲がくっきり写るかを決める効果もあります。絞りを小さく(絞り込む)と広い範囲にピントが合い、手前から遠方までくっきりと写るようになります。逆に絞りを開くと、ピントを合わせたものの前後がやわらかくぼけてきます。
シャッタースピード
光をどれだけの時間取り入れるか、それがシャッタースピードです。シャッタースピードを速くすると手ブレしにくくなり、動くものもブレずに写せます。
ISO感度
CCDがどれだけ光を強く感じるかを決めます。感度を上げれば(数値を大きくする)、より暗い場所での撮影に対応できるとともに、同じものを写すなら絞りを小さく、シャッタースピードを速くできます。数値はフィルムカメラのフィルム感度に相当する値です。
プログラムAE/絞り優先AE/シャッター優先AE/マニュアル露出
AEとは自動露出のこと。プログラムAEでは露出が適正になるよう、絞りとシャッタースピードを自動的に決めてくれます。絞り優先AEは、絞りを自分で決めてシャッタースピードをカメラが決める自動露出。シャッター優先AEはその逆になります。マニュアル露出は絞りもシャッタースピードも自分で決めるもの。ちょっと高度なテクニックになります。
測光(評価測光、スポット測光、中央重点測光)
露出を決めるために、光の量を測るのが測光です。カメラを向けたものには明るい部分と暗い部分があるため、どの部分の明るさを測って露出を決めるかによって、測光にはいくつかの方式があります。評価測光は写す画面全体の明るさの分布を測定し、どんなものにカメラを向けているかまでを判断して露出を決める方式。通常はこの方式でほとんど適正な露出が得られます。スポット測光はごく狭い画面の中心部だけを測定する方式。画面の中に大きな明暗差がある場合などはこの方式で、露出を合わせたいものに中心部を合わせてAEロックし、そのまま構図を変えて撮影することができます。中央重点測光は、画面中心に比重を置きながら、周辺の明るさも適度に判断して露出を決める方式です。
露出補正
カメラが決めた露出に対して、もう少し明るめに、または暗めにしたいとき、自分で調節できる機構です。
AEロック
シャッターボタンを半押しすると、そのときカメラを向けていたものの適正露出が測定されて固定されます。そのまま別のものにカメラを向けてシャッターを切っても、露出は変わりません。人物にカメラを向けてAEロックし、それから画面に空を大きく入れて撮影するなどの使い道があります。
オートブラケット(露出ブラケット)
カメラが判断した適正露出に加えて、オーバー側およびアンダー側の露出で複数枚の撮影が自動的にできる機能です。さらに露出補正と組み合わせると、補正した露出の値を中心にオーバー側およびアンダー側で複数枚の撮影もできます。
フォーカス関連
合焦範囲/被写界深度/パンフォーカス
レンズでピントがぴったり合う距離は、厳密にいうと1点です。しかしその前後に、人間の目でくっきり見える範囲があります。それを合焦範囲または被写界深度といいます。被写界深度はレンズの焦点距離が短くなるほど(広角になるほど)深く、また同じ焦点距離のレンズでも、絞りを絞り込むほど深くなります。パンフォーカスとは、被写界深度が手前から無限遠にまでおよんで、写す画面のすべてにピントがあっている状態のことです。
アウトフォーカス/ボケ味
ピントが合わずにぼけている状態をアウトフォーカスといいます。ポートレートなどでは、背景をアウトフォーカスにしたほうが、人物が引き立って写るもの。このとき、アウトフォーカスのぼけ方がやわらかなグラデーションになっているときれいに見えます。このぼけた部分のやわらかさをボケ味といい、レンズの性能を評価するひとつのポイントになっています。
オートフォーカス(AF)/マニュアルフォーカス
カメラが自動的にピントを合わせる機構がオートフォーカス(AF)です。これに対し、自分でピントを合わせる方法をマニュアルフォーカスといいます。
スポットAF
通常のオートフォーカス(AF)では、カメラを向けた被写体の状態を広い範囲で判断してピントを決めます。スポットAFは、画面の1箇所だけを選んでピントを合わせる方法。通常のオートフォーカスで狙ったものにピントが合いにくいときなどに用います。
AF(オートフォーカス)ロック
撮影モードでシャッターボタンを半押しすると、ピントが合ってロックされます。その状態がAF(オートフォーカス)ロック。そのままカメラの向きを変えてもそのままのピントが保たれます。狙ったものにピントを合わせたまま構図を変えたいときなどに便利です。
フォーカスブラケット
カメラのAF(オートフォーカス)機構がピントを合わせた写真と同時に、前後に微妙にピントをずらした遠方にピントが合う写真を自動的に撮影する機能です。マクロ撮影で花を撮る場合などに有効です。
マクロ撮影
近くのものを撮りたいときに、切り換えて使用する機構です。通常の撮影より写したいものにぐんと接近でき、大きく写しこめます。
フラッシュ関連
フラッシュ
ごく短い閃光によって写したいものを照射する発光装置。フラッシュモードでは、露出が適正になるよう、自動的に発光量が制御されます。
スローシンクロ
フラッシュモードのとき、シャッタースピードを遅くして、フラッシュの光が届かない背景なども写しこむ機能。夕景や夜景を背景にしたポートレートなどに用います。シャッタースピードが遅くなりますので、三脚の使用をおすすめします。
デイライトシンクロ
明るい日中でも、人物の顔が影になっている場合などに使いたい技。フラッシュを強制発光にして人物の顔にフラッシュを当てれば、逆光でもくっきりと写せます。
赤目軽減
フラッシュ撮影で人の目が赤く写る現象を軽減する機能です。シャッターが切れる前にフラッシュが一度発光します。
発光量調整
フラッシュ撮影での露出をオーバー側またはアンダー側に調節する機能。フラッシュ撮影の場合は、絞りとシャッタースピードでなく、発光量で露出を制御します。
ホットシュー
別売アクセサリーの外部フラッシュを取りつけます。電気接点があり、カメラと連動します。
その他
光学ファインダー
写る範囲を実像で見ることのできる機構です。見える範囲はズームと連動して変わります。手ぶれを防ぐためにカメラをしっかり保持したいときや、電池の消耗を防ぎたいときや、明るい屋外で液晶モニターが見づらいときには、液晶モニターでなく光学ファインダーを用います。
電子ファインダー(EVF)
EVFとはElectric View Finderの略。一般的な光学式ファインダーとは異なり、液晶モニターが接眼部の奥に設けられています。CCDの画像そのままを表示するため、撮影する画像との違いが少なく、100%視野の画像でピントの合い具合や背景ボケの様子も確認できるのが特長です。
視度調整
近視や遠視などの人にも、光学ファインダーの像がはっきり見えるように調整できる機構です。

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