THE MASTERS GALLERY

HARUKI

冬の散歩道

はじめてパリを訪れたのは1986年の暮れだった。
はじめてのヨーロッパの街並みを怖々とスナップをしていた。
以来、この街を何度か訪れたが街中でスナップを撮る機会はほとんどなかった。
30年以上経った今、最新鋭のデジタルカメラG9 PROを携えて冬のパリ散歩をした。
強力な手ブレ補正機能を搭載したG9 PROと、逆光にも強いライカDGズームレンズ3本とのセット。
大きくて見やすいファインダーを覗いたままのジョイスティック操作はとても便利で、
散歩を楽しみながら軽快にスナップ撮影が出来るので、良い時代になったなぁと実感した。

ディスカバー、タイランド

タイのことを紹介する文章などでよく「微笑みの国」なんて言い方を見ますが、
それは国民の多くが仏教徒で、意識や日常の中に仏教の教えがうまく溶け込んだ生活が、
長い歴史の中で送られてきたからでしょうか。
写真をはじめた中高学生だった1970年代に流行った国鉄の広告コピー「ディスカバー・ジャパン」をふと思いだしたので
今回は初心にかえってみようと「純粋な旅人」としてのストレートな視点から何かしら「微笑みの元」となる発見があればと
バンコクとアユタヤ周辺を新機種GH5と共に足早にまわってきました。

夏の残り香、2016

二十歳から後は時間(とき)が過ぎるのが年々速くなっていくのを感じます。
今年の夏はいつもにも増して足早に過ぎていったような気がしました。小樽、苫小牧、館山、川崎、そして東京。
小さな旅を繰り返しながらアッと言う間に過ぎていったこの夏の印象を拾い集めてみました。

HARUKI

1959年広島市生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業後、上京しフリーランスで世界各国でのスナップショットやポートレート撮影を中心に活動。プリント作品は国内外の美術館にも収蔵。写真集 「The Human Portraits 〜普通の人びと1987-2007〜」、「遠い記憶。」、「 Automoviles Americanos ~CUBA CUBA CUBA~」他。個展多数開催。日本写真家協会(JPS)会員。