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暮らしのエコナビ おまけレポート

vol.1 ワイン飼料篇

全国のエコアイディアをナビゲートする「暮らしのエコナビ」。今回は、山形県東置賜郡川西町の、県立置賜農業高校に行ってきました。

  • 県立置賜農業高校[新規ウィンドウまたはタブで開く]

地鶏のエサに「ワイン」!?

山形といえば、有名なのは米沢牛。また、やまがた地鶏に代表される地鳥もおいしいと評判です。その飼料に、ワインの搾りかすを使う取り組みが始まっています。

白ワインの搾りかす。つまり、ぶどうの皮。

地鶏


ワイン飼料ができるまで

食品廃棄物 約3,000トン

なぜ、ワインの搾りかすで飼料なのか。この地域は果実の生産量が多く、ワインやジャムなどの食品加工も盛ん。それだけに、果物の皮などの廃棄物は、年間3,000トンにも上ります。大量の廃棄物処理は、頭の痛い問題です。そこで、地元の農業高校の皆さんが考えたのが、廃棄物の飼料への再利用。

今では混合機を使っていますが、それまでは手で混ぜていたとか。

ワイン工場からもらってきた搾りかすに、米ぬか、おからを混ぜると、おいしいサイクル飼料のできあがり。地元の畜産農家の協力で、やまがた地鶏や米沢牛に与え始めています。ぶどうに含まれるポリフェノールの影響か、臭みがなく、おいしい肉になるそうです。

学校で育てた地鳥が食べられる羽前小松駅前の「あっさり食堂」さんで、地鶏の煮込み定食をいただきました。いやあ、おいしかった。


目指すは、完全な資源循環システム

さて、学校では新たに、育てた地鳥たちのフンを利用し、果樹園の肥料に使う試みも始めています。それにより、地域の果実生産と、畜産、全ての生物資源が循環するシステムの構築を目指しているのです。

すばらしいエコアイディアも、地元の方々の協力がないと定着しません。今後も地域への普及に努め、生物資源の地域循環モデルの実現を目指し活動を続けていきたいですね。生徒たちを指導する江本一男先生。持続可能な循環型社会をめざして、これからもがんばってくださいね。

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