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XZ 開発者インタビュー 全5回連載

より一層、お客様の声に応えるために。

Vol. 1
ブレない設計思想で創る。
レッツノート初の着脱式。

今までにない形を実現するためのチャレンジ

20年を越える歴史の中で初。タブレットとしても使える着脱式のレッツノートが誕生した。PCスタイルを中心に新モデルを開発してきた歴史において、転換期となる一台だ。

この形を企画したキッカケは、開発陣が常に大切にしている「お客様の声」。12.5型で一体型2 in 1モデルの「MX」を使われるお客様からいただいた一言だった。

「MXをノートPCとして使うには軽量だけど、タブレットで使うには少し重たい」

事実、この重さがネックとなり、タブレット型ではあまり使用していないとのことだった。

レッツノート初の着脱式ノートPC「XZ」。
誕生のキッカケはお客様の声だった。

「MXのような一体型2 in 1だと、12型では1kgを越えてしまいます。タブレットとしては片手で扱いづらい質量です。『タブレットとして片手で容易に扱える軽さ』かつ、『ノートPCとしてはトータルで1kg』にするにはどうしたらいいか。検討を重ねた結果、着脱式のレッツノート開発にチャレンジすることになったのです」
(商品企画担当者)

より一層、お客様の声に応えるために。
2015年の冬、全く新しい形のレッツノートを実現するチャレンジが始まった。

MXシリーズは2 in 1でも一体型タイプだった。質量は1.2kg程度。12.5型で大画面タブレットとしても使えた。

他商品で得たノウハウを共有し、レッツノートの設計思想を実現

新形状でもレッツノートの名を語るかぎりは、数多くのことが求められる。
特に、軽量・長時間駆動・頑丈・高性能の4点を高い次元でバランスよく構成することは、変えてはいけない設計思想だ。
「ノートPCとしての機能性を損なわず、タブレットとしても使える」
プロジェクトリーダーは、ノートPCとして妥協せず、かつ軽量タブレットとしての利便性を備えることを掲げた。

プロジェクトリーダー

まずは軽さ。筐体の厚みは、必要な強度と量産性を保てるギリギリの薄さを検証。弱点となる部分は、少しだけ厚みを持たせて補強しながら、最薄部を0.4mm厚に設定した。SZの0.45mm厚からさらに薄くなり、軽量化を実現している。

頑丈性能は、タブレット単体でも確保しなければならない。これまで通りの頑丈試験をクリアするには、新たな構造を考えなければならなかった。大きな壁となったが、法人向けパソコンの「タフブック」で得たノウハウが、この課題を解決する。

「『タフブック』は、レッツノートと同じ空間で開発しています。すぐ近くで開発しているからこそ、そこで使われている技術を参考にすることも容易でした。強度を高める設計は、『タフブック』の構造から考えています」
(機構設計担当者)

XZの頑丈性能を支える新構造。剛性の高い素材を用い、
リアキャビネットの他に「フロントシャーシ」を一枚追加することで、
板厚は薄いまま、頑丈性能をキープすることができた。

結果、頑丈さを高めるための新構造は、タフブックの技術を、レッツノート向けにカスタマイズ。
軽量を保ちながら、頑丈基準をクリアできた。
また、PCスタイルで折りたたんだ際、MXとほぼ同等の厚さにするなど、機構設計のこだわりが随所に詰まっている。

使い勝手の部分については、
「SZの設計にも携わったのですが、その時のノウハウを活かせたと思います。分厚くするのは嫌でしたし、コネクター類を減らすことも考えませんでした。キーボードベースの厚みが減っている中で使いやすさまで意識し、コネクターは配置しました」
(機構設計担当者)

左側がMXで右側がXZ。チルト分の出っ張りはあるが、本体部分の厚さはほぼ変わらない。

着脱式になっても、設計思想はブレない。
「レッツノートを名乗ること」のプライドを開発陣全員が持ち、XZの開発が進んでいくこととなる。

第2回へ続く

*当社技術実験室にて。76cm(タブレット部 6面・動作時)の落下試験を実施。本製品の耐衝撃性能は、無破損・無故障を保証するものではありません。
落下した場合は点検(有償)に出してください。