より手軽に調理を楽しめるレンジを目指して。

調理家電に「命を吹き込む」Panasonic Cooking @Lab

写真:机の上に置かれたスチームオーブンレンジと調理物、その後ろに立っているPanasonic Cooking @Labメンバー7人の様子

Panasonic Cooking @Labは、調理科学を専門に学んだメンバーが集結し、レンジ、炊飯器、冷蔵庫、調理機器、IHCHのカテゴリで情報を共有し、自動メニューを調理する際の加熱制御とレシピを開発しています。
また、官能評価スキル向上の取り組みのひとつとして、基本五味といわれる「酸味」「苦味」「甘味」「うま味」「塩味」の識別試験などを定期的に行っています。
機器のパフォーマンスを生かし、お料理が苦手な方、こだわりのある方など、どのような方が調理しても変わらぬおいしさを提供できるように開発に取り組んでいます。

最適な仕上がりに導く、「高精細・64眼スピードセンサー」

元々は8眼センサーでしたが、2014年に発売したモデルから高精細・64眼スピードセンサーを搭載し、精度が向上しました。特長は、庫内64カ所の温度を瞬時に測定し、食品の種類や分量を見分けられること。このセンサーと当社独自の3Dアンテナを組み合わせることで、「冷凍のごはん」と「冷蔵のおかず」といった温度の異なる2品※1を、同時にムラなくあたためることができます。また、グリル後やオーブン後など、庫内が高温の場合でも、自動あたためをすることが可能※2です。

※1 食品2品の分量はほぼ同等。ただし汁物、ソース、タレがかかった食品、冷凍カレー、冷凍シチューなどは2品あたためにむきません。
※2 庫内温度260℃以上の場合を除く。庫内高温時の「自動あたため」の仕上がり調整は「温度」ではなく「強め」「弱め」となります。

写真:⽮野紗也⼦さんが話している様子

おいしさにとことんこだわった「ワンボウルパスタ」

ワンボウルメニューで、もっとも開発に苦労したのがワンボウルパスタです。ボウルに水、麺、具材を入れて、あとはビストロにおまかせという手順ですが、水がふきこぼれず、パスタがくっつかず、アルデンテの食感においしく仕上げるには、加熱中の水の温度を精度よく見ることが重要です。そこで、0.5秒単位で温度を感知できるよう、関連部署と連携して開発を進め、おいしいアルデンテの食感を実現しました。

写真:水、麺、具材の入ったボウルの温度を測り、記録している様子

あたため時などは、高精細・64眼スピードセンサーは食品が置かれる庫内中央に向けて温度を見ていますが、ワンボウルパスタの場合は、ボウルに入れている水の温度を感知できるように、ボウルの水面に向けてセンサーを動かしています。
また、高精細・64眼スピードセンサーが食材の分量を見分けるので、1人分から4人分まで、お客さまが分量を設定することなく自動で調理できるのも、特長の一つです。

写真:スチームオーブンレンジから調理後の水、麺、具材の入ったボウルを取り出している様子

しっかり予熱でき、メニューに合った最適な時間で焼けるオーブン

さらに、オーブン調理では、しっかり予熱をして庫内の温度が均一になってから焼き上げるので、バターロールなら24個を一気に加熱することができます。

写真:スチームオーブンレンジから、焼き上がったバターロールがのっている下段の角皿を取出している様子

調理ソフトから目指す、オーブンレンジの未来

最近は冷凍食品やレトルト食品、合わせ調味料など、調理における選択肢も多様化してきています。そういった世相も反映しながら、おうちで料理を楽しみたい方や、料理が苦手な方、また、こだわりがある方――さまざまな方が、より手軽に調理を楽しめる製品を目指して、調理ソフト開発を行っていきます。

ワンボウルで、パスタやシチュー、煮物まで。最新機種のNE-UBS10Aでは、人気のエスニックを追加。おうちで楽しめる料理のバリエーションがさらに増えました。

写真:ボウルに具材をいれている様子

毎日のおうちごはんを もっと楽しく、おいしく。

写真:スチームオーブンレンジが置いてある右側で、⻲⾕佳⼦さんが話している様子

フライパンにはできない、両面焼き。

写真:明⽯孝之さんが右手にヒートグリル皿を持っている様子

長く使い続けるために 品質へのこだわり。

写真:男性2名がスチームオーブンレンジのハンドルに重りをぶら下げて、強度を確認している様子