Interview 小林昇 | LAMDASH DNA

INTERVIEW 研究開発 小林昇INTERVIEW 研究開発 小林昇

ラムダッシュとともに戦い、ともに成長してきた。

研究開発 小林昇

素材の見直しで、小型軽量化が一気に加速

入社以来、小林はリニアモーターとそれを支えるバネ機構の開発に没頭してきた。 2003年、それまで板金だったバネ機構を樹脂に代えたことで、その小型軽量化は一気に加速する。 電磁コイルも驚くほど短くなり、これらをコンパクトに収めることに成功したラムダッシュのヘッド部は、よりなめらかな全方位フロート(密着トレースヘッド)機構を実現した。 もちろん駆動性能そのものも毎分14,000ストロークにまで高められていった。

小林昇さん

ラムダッシュは、ともに成長してきた「戦友」

リニアモーターの革新は使う人の目には見えにくい、だがラムダッシュを確実に変え、そのパワー、スピード、デザインを進化させてきた。 小林はそのことに大きな誇りを持っている。
「僕にとってラムダッシュは戦友みたいなものです」。
苦しさと喜びの中をともに歩き、戦いながらともに成長してきたかけがえのない存在なのだろう。

歴代リニアモーターのイメージ

どこにもない技術で、夢を現実に

小林は開発を通じて未知の分野へ挑戦し、夢を現実に変えてゆく醍醐味(だいごみ)を知った。 「革新的」といえば美しい、しかしその突出した新技術は生まれながらにして孤高でもある。そのまわりには最初は何もない。 実用化するためのデータはおろか、適合する実験装置すらない。さまざまなものとの一からの戦いの日々だ。 だがそれは幸福な戦いだ。やがてその裾野からは、また新たな技術が着実に芽生え育ってゆくだろう。

作業する小林さん

「フェイス・トゥ・フェイス」から生まれる信頼と誇り

なによりも信頼できる仲間がいる。開発から製造まで、「フェイス・トゥ・フェイス」でコミュニケーションが取れる。チームワークの中でお互いに学び、お互いに高め合うことができる。寄り添うことで生まれる成長。これを相乗効果とよぶなら、開発者と製品の間にも、このような相乗効果は生まれるに違いない。小林とラムダッシュがそうであったように。

ラムダッシュのたゆまない進化そのものが、その革新技術への誇りと憧れが、開発者の胸に新たな夢をともしつづけるだろう。

そのDNAは小林の胸の中で眠ることはない。