Interview 大羽隆文 | LAMDASH DNA

INTERVIEW 制御設計 大羽隆文INTERVIEW 制御設計 大羽隆文

100万分の1秒にこだわって、ラムダッシュの動きを制御する。

制御設計 大羽隆文

「進化」という挑戦

シェーバーは長い時間をかけて成長してきた事業だ。
歴代の技術者たちによって築き上げられてきた土台がある。
その土台をベースに、自分たちの世代はラムダッシュをどう進化させていくべきか。技術者として試されている。
ユーザーが求めているものを汲んで、その先に進化させる。そのプレッシャーはとてつもなく重い。

大羽隆文さん

歴代の技術者たちの知見を結集

「ヒゲセンサー」は、ラムダッシュの進化に対して彼が導き出した、一つの答えだ。ヒゲが濃いところは自動でパワーアップし、薄いところはセーブする。
では、ヒゲの濃さをセンシングし判定する基準となる数値をどのようにして設定したのか。
意外にも、その答えを教えてくれたのは歴代の技術者たちの知見だった。
進化を続けているのは、ラムダッシュだけではない。
技術もまた、脈々と受け継がれ、大きく進化しているのだ。

ラムダッシュの内部のイメージ

100万分の1秒にこだわり、精度を高めていく

毎分約14,000ストロークで高速駆動する小型のリニアモーターには、非常に繊細な制御が求められる。
1マイクロセカンド(100万分の1秒)という単位での精度が必要だ。無論、些細な設計ミスも許されない。設計に際し、仮説の設定と検証をひたすら繰り返す。
うまくいかない時には、オシロスコープ(電気信号の変化を表示する装置)の波形が夢に出るほどだという。
だからこそ、仮説が実証された時は、何にも代え難い喜びがある。

作業する大羽さん

新たな挑戦の始まり

同じやり方をしていては、同じ結果しかでない。
やり方を変えたら、また違った結果が出るかもしれない。
さらなる進化に向けた新しいチャレンジは始まっている。
「設計プロセスの革新」と
「回路設計・制御技術による新機能の提案」。
大羽の頭の中には、すでに、次の仮説が生まれている。