デジタルカメラ講座

LUMIX
レンズの種類:望遠・超望遠レンズ
【第二十一回】

狭い画角で、被写体を大きく引き寄せて撮影できるのが望遠レンズです。
遠近感の圧縮効果やダイナミックなボケ効果を活かして、迫力ある撮影が行えます。

80mm以上の焦点距離を持つレンズを一般に望遠レンズと総称し、特に400mm以上の焦点距離のレンズを超望遠レンズと呼んで区別しています。望遠レンズの特色として、遠くの被写体を大きく拡大して撮影できる「引き寄せ効果」、遠近の距離感をなくす「圧縮効果」、そして浅い被写界深度でメインの被写体を浮かび上がらせる「ボケ効果」があげられ、インパクトのある描画ができるレンズです。

望遠レンズの3大効果

望遠レンズならではの表現の特徴は、大きな拡大率で遠くのものを近づける<引き寄せ効果>、遠近の距離感をなくす<圧縮効果>、きわめて浅い被写界深度で被写体を際立たせる<ボケ効果>です。

遠くのものを拡大する引き寄せ効果
遠近感を失う圧縮効果
ダイナミックなボケ効果

望遠レンズ

焦点距離が80mmから300mmまでの望遠レンズは、サイズ的にも扱いやすく、大きなボケを活かしたポートレイトから、風景写真や動物写真まで、さまざまな撮影に活躍します。

80mm 200mm
中望遠とも呼ばれるカテゴリーのレンズです。独特のやわらかなボケはポートレイト撮影などで魅力を発揮します。 望遠独特の大きなボケを活かせるレンズです。背景を大きくぼかすことで、被写体をくっきりと浮かび上がらせます。

超望遠レンズ

遠くの被写体を、劇的に拡大して引き寄せることができるのが超望遠レンズです。スポーツや野生動物の撮影から、極端なボケを活かしたポートレイト撮影にも使われます。

400mm 600mm
超望遠レンズの圧縮効果で遠近感がなくなり、被写体同士が密着したような印象が生まれます。 被写体に近寄れない撮影には、超望遠レンズが活躍。肉眼で見ることのできない表情や瞬間を切りとれます。


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