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よくあるご質問

なるほど家族のビデオカメラ学

デジタルビデオカメラといままでのビデオカメラはどうちがうの?

●デジタルカメラは高画質・高音質

タミー:ねえパパ、おじいさんとおばあさんからお手紙がきてるわ。

パパ:ああ、この間送ってあげたビデオレターを観たっていう返事じゃないかな。読んでみてくれない?

タミー:OK!えーなになに、ケンのお誕生パーティーのビデオレター楽しく拝見しました。前のビデオレターと比べると映像がダン違いにキレイでとっても見やすかったって!!。

パパ:本当かい?きっとPanasonicのデジタルビデオカメラを使って撮影したからだよ。前のビデオレターではまだ使ってなかったからね。今回のやつは映像にも音にもちょっとばかし自信があったんだ。

●映像や音をテープに記録するときの信号が違う

タミー:ねえねえ、パパったら。今までのビデオカメラとこのデジタルビデオカメラってどこがどう違うの?

パパ:デジタルとアナログの違い。
ひとことで言うならそれは、「映像や音をテープに記録するときの信号が違う」と言えるんだ。いままでのビデオカメラは「アナログ信号」を使って映像や音を記録していたけれど、デジタルビデオカメラは「デジタル信号」と呼ばれるはるかに合理的な信号を使ってテープに記録していくんだ。デジタルビデオカメラが今までとはくらべものにならないくらいきれいな音と映像を残せるようになったのはこのデジタル信号のおかげなんだ。じゃあ、そもそもデジタル信号とはどのような信号なんだろう?

タミー:知りたいのはそこよ。

●音声や映像の情報は、実はすべて「波」

パパ:わかってるって。まず普段僕たちが何気なく楽しんでいるカセットテープやCD、ビデオテープやレーザーディスクなんかに記録されている音声や映像の情報は、実はすべて「波」でできているといえるんだ。音の情報は空気の振動を「電気信号の波」に変えたもの、映像の情報もまた光の強弱を「電気信号の波」に形を変え記録していく。これらの光や音の波をどのように記録するか。アナログとデジタルの違いはその記録のやりかたの違いなんだ。

タミー:なるほど。

●そっくりそのまま記録するのがアナログ信号

パパ:まず、アナログ信号の方は波の形をそっくりそのまま記録したものと考えられるんだ。パパが昔買い集めたレコード盤をタミーに見せたことがあったよね?きれいに細い溝が刻まれているのを見て不思議がっていたの覚えてるだろ。だけどあの溝、顕微鏡やなんかで拡大してみると決して滑らかにはなっていないんだ。はっきり言ってデコボコさ。なぜなら溝には録音した時の音の振動の波がそのままの形で刻み込まれているんだもの。そして誰かがレコード針を走らせるたび、盤面に刻まれているデコボコ、つまり波の形にあわせて針が振動する。そしてもとの電気信号の波に置き換えられて音声が再生されるという仕組みなんだよ。

タミー:よーくわかった。アナログの「そっくりそのまま記録」するってことでしょ。でもよく考えたらパパ、波の形を「そっくりそのまま記録しない」なんて方法あるの?他にどうやって記録すればいいのかしら。

●単純な信号に変換して記録するのがデジタル信号

パパ:ウーン、君はママに似てなかなかするどいところを突いてくるね。その通り、デジタル信号は波の形をそのまま記録することはしていないんだ。入ってきた波の形を分解して、0か1かという一番単純な信号に変換(置き換え)して記録していくんだ。じゃあどのような変換を行っているんだろう?これから説明するよ。お嬢様、メモのご用意は?

タミー:OKですわ。

パパ:まずはじめに、波の形を時間軸にそって細かく分解するんだ。そして分解されたそれぞれの時間で波がいったいどの位の強さなのかを全部数値化していく。これを「標本化(サンプリング)」とよんでいるんだ。このとき、アナログのように滑らかな波と違い階段みたいなジグザグした波になってしまうんだけど、実際にはデジタルビデオカメラは人の目や耳には全く感じられないほど、究めて細かく標本化していくから、高画質、高音質を実現するわけなんだ。

タミー:ンー、でもパパ、このデジタル信号ってやつのメリットがよくわからないわ。ずいぶん複雑そうで手間がかかっていそうなんだもの。「そっくりそのまま」やったほうがよっぽどシンプルでスマートなんじゃないかしら?

●デジタル信号はノイズを無視。だから高画質、高音質。

パパ:そう考えてしまいそうになるよね。でも結果的には映像や音の記録方法としてはデジタルほど合理的なものはないんだ。アナログ信号の場合だと、テープとヘッドの摩擦や電源の安定性の問題などで発生したノイズをよりわけ切り捨て、純粋な信号だけを100%再現するのはとても難しくなってくる。
 タミーもテープデッキののサーッていうノイズが気になるっていってたろ。アナログの機械はマライア・キャリーのきれいな歌声と耳障りなノイズを聞き分ける才能を残念ながら持ってないんだ。だって同じ音の信号だってことには変わりがないからね。
 ところがデジタルの場合は違う。単純な0と1の信号しかないんだから、少々のノイズが割りこんできたところで簡単に認識できるというわけなんだ。つまりノイズなんかまったく無視して、僕たちが撮影しテープに記録した映像や音の信号だけをほぼ正確にきれいに再生できるようになる。おばあちゃんにもわかるくらいにね。デジタル信号を使うことで高画質、高音質になるのはこの再現性の高さにあるというわけなんだ。

タミー:なーるほど、これでよくわかったわ。見たかったもの、聞きたかったものだけを邪魔なもの抜きに正確に再生してくれるんだ。ほんとすごいね、デジタルって!!

パパ:驚いたかい?でもデジタルの良さはそれだけじゃないんだよ。

タミー:えっ、本当?まだ何かあるのパパ。

●デジタルだとパソコンで加工が簡単。

パパ:ああ。シンプルな0と1の信号に置き換えられたデジタル信号ならビデオカメラ以外のデジタル機器とのデータのやり取りがとっても簡単で正確にできるんだ。

タミー:あっ、パソコンの方が分かりやすいね。

パパ:そう、パソコン。Panasonicのパソコン静止画キットを使えばビデオカメラの画像をコンピューターに取り込むことが出来るようになるんだ。あとはパソコンのソフトで切り貼りしたり、絵を描きたしたり自由自在ってわけ。もちろんデジタルカラープリンターを使えばでプリントアウトもできるしね。シーンを映しこんだオリジナルシールプリントを作ったりできるよね。

ママ:パパッ!お風呂掃除はすんだの。また偉そうにビデオ自慢してるんじゃないの!

パパ:あっ、ママ。いや、お風呂をちょっと撮影しておこうかと思いまして.....

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