かしこいママなら実践している!家電と上手に付き合うコツ

時産家電についての監修: 戸井田 園子
ライター:UP LIFE編集部
2023年9月21日 空気

私たちの暮らしを便利に、快適にしてくれる家電は、もはや生活に不可欠な存在です。これらを上手に使いこなせば、よりよい暮らしを提供してくれるはず。そこで家電のエキスパートに、かしこい選び方や付き合い方を聞いてみました。

時短から“時産”へ!? 家電が時間を産み出す暮らしとは

私たちが家事にかける手間と時間を減らしてくれるのが、いわゆる“時短家電”。家電コーディネーターの戸井田園子さんは「これからは“時短”よりも、“時産”」と言っています。

「たとえば、コンロで10分加熱していたものが、電子レンジの登場によって3分の加熱で足りるようになった。これは純粋に“時短”ですよね。一方、ロボット掃除機は、私たちが掃除機をかければ20分程度で終わる部屋を、1時間くらいかけて掃除してくれます。掃除にかかる時間だけ見れば、むしろ長くなっていますが、実際は、私たちがその作業から完全に解放され、時間を確保できるようになったんです。これが“時間を産んでくれる=時産”ということです」

掃除に1時間かかるなんて聞くと、“私がやった方が早い”と思ってしまいますが、その時間は家事が手を離れ、空き時間になっているんですね。

「家電にお任せすれば家事が終わるので、本当に助かりますよ。手洗いから解放される食器洗い乾燥機や、放っておくだけで料理が完成する電気圧力なべなども人気ですね」

時短から“時産”へ!? 家電が時間を産み出す暮らしとは

買って持て余すのはイヤだから…。“時産家電”の選び方

こうした“時産家電”は時折、“買ったのに使わなかった”という話も聞かれるもの。そんな事態を避けるには、どうしたらよいのでしょうか?

「自分が苦手な家事、手離れしたい家事を担ってくれる家電を選ぶといいですよ。掃除が嫌いならロボット掃除機、洗濯物を干すのがイヤなら洗濯乾燥機といった感じで。買ったけれどあまり使わなかったのは、その家事がそれほど嫌いではないからだと思います」

また、自分が置かれている状況によっても、合う家電・合わない家電は変わってくるとか。

「わかりやすいのはフードプロセッサー。食べ盛りの子供がいるなら料理する量が多いので大助かりですが、一人暮らしなら出したり洗ったりする手間の方が厄介に感じるかもしれません。もし悩むなら、全工程を俯瞰しつつ考えるのがオススメです。フードプロセッサーなら“刻むのはラクでも洗わなきゃいけないし、置く場所も必要。包丁1本でもできることだけど、どっちがいい?”と、自問自答してみてください」

買って持て余すのはイヤだから…。“時産家電”の選び方

暮らしがさらに快適に! いつもの家電をもっと使いこなす方法

“時産家電”の次は、家にある家電と上手に付き合う方法を教えてもらいましょう。

「ひとつは、一家に1台という思い込みを捨てること。エアコンやテレビは1部屋1台になりつつありますが、私の場合、掃除機も部屋ごとに1台置いています。これは、ホコリを見つけたらすぐに吸えるから。そうしないと見ないフリをしたくなるくらい、掃除が嫌いなんです(笑)。もし全部屋に置くなら、フルスペックの掃除機だけでなく、スティックやハンディなど、その場所で使いやすいものがオススメ。もちろん、必要な投資かどうかは人によって変わるので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください」

また、洗濯物を、除湿機などを使って室内干しするときは、干す部屋も考慮するとよいとか。

「洗濯物が目に触れないというより、乾燥させたいという観点で干す場所を決めるのも手。たとえば梅雨時なら、寝室に干して除湿機やエアコンの除湿モードなどを使えば、洗濯物と同時に布団もカラッとさせられます。寝室繋がりで言うと、冬、寝る前にエアコンで部屋を暖めるときは、掛け布団をめくっておくといいですよ。温風が布団の中まで暖めてくれて、眠りやすくなります」

暮らしがさらに快適に! いつもの家電をもっと使いこなす方法

このほか、家電に搭載されている機能は一度でいいので、使ってみることもオススメしたいところ。

「よく不思議に思うのが、エアコンのタイマー。ポピュラーな機能の割に、炊飯器などのように活用されることが少なく思います。朝、起きてごはんが炊けていれば助かるのと同じで、起きたらリビングが快適だとうれしいですよね。寒くて縮みこむこともなく活動できるので、ぜひタイマーも活用していただきたいと思います」

壊れてからでは遅い! 家電の買い替えは計画的に

家電と長年にわたって付き合えば、いずれは寿命を迎えるもの。暮らしで役立つものであればあるほど、壊れてからの買い替えでは不便を強いられます。
「だからこそ、早めに買い替えたいですね」と、戸井田さん。

「大物家電なら10年くらいは付き合うので、買い替えサイクルを把握して先手を打っておくと後々、悔やまずに済むと思います。たとえばエアコンなら、春や秋が買い替えのタイミング。ハイシーズンを外しているので、じっくり選べるし、混み合っていない分、取付も丁寧にしてくれそうです。ゴールデンウイーク辺りに試運転をして、不具合がないか確かめてみましょう」

壊れてからでは遅い! 家電の買い替えは計画的に

では、冷蔵庫や洗濯機は、どのくらいが買い替えの目安でしょうか?

「家電は、新製品発売前後で新旧のモデルを比較しやすい時期が、買い替え時と言えます。冷蔵庫は秋に新製品が出るのですが、壊れるのは夏が多いと聞くので、タイミングを逃さないようにしたいですね。特に冷凍ゾーンから故障しやすいので、私はカップ入りのバニラアイスが溶けかけるようになったら替え時と思っています(笑)洗濯機は、一般的に洗濯4000回が寿命と言われています。洗濯を週に何回するかで換算すると、各家庭の買い換えサイクルが見えてくるはず。縦型は夏頃、ドラム式は冬頃に新製品が出るので、その前の時期だと値引が期待できそうです」

そう言って、「家電の買い換えサインに耳を傾けると、使用中の故障を避けられますよ」と続ける戸井田さん。

「異音がするといったことに加え、基本的なことができなくなってくるのも買い換えのサインです。冷蔵庫が冷えなくなってきたり、レンジが温まりにくくなってきたり。洗濯機なら、最もパワーを使う脱水の絞りが甘くなってくるのもそうですね。そういった点も、日頃から気に掛けてみてください」

機能充実!生活を快適にする最新エアコンを

真夏や真冬にエアコンが故障すると、すぐにでも手に入れようと気が急いてしまうもの。戸井田さんの解説にもあるように、オフシーズンにしっかり比較検討して選びましょう。

最新エアコンの『エオリア』に搭載されているタイマー機能も意外と知られていない便利機能かも知れません。エアコンの入・切をタイマー予約ができる「Wタイマー」で、たとえば「7時にON/11時にOFF」と「16時にON/23時にOFF」といった形で1日分の運転スケジュールをセットすれば、消し忘れなどもなくなります。

機能充実!生活を快適にする最新エアコンを

また、「おやすみ切タイマー」の搭載により、暖めすぎや冷やしすぎを抑え、快適な眠りをサポートしてくれますよ。

この記事で紹介した商品

戸井田 園子(といだ そのこ)

時産家電についての監修: 戸井田 園子(といだ そのこ)

大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。そこで性能・デザイン・価格などをトータルに比較し、商品の優劣を見極める技術を身につけた後、独立を果たす。現在はインテリア&家電コーディネーターとして活動中。総合情報サイト『All About』家電ガイド。

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