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茨城県

茨城県潮来市で、綾瀬さんがオリンピアンと競技ボートに挑戦!

2019年08月08日

写真:ボートに漕ぐ綾瀬さんと中野さん

2019年6月、綾瀬さんが訪れたのは、茨城県潮来市。霞ヶ浦からつづく常陸利根川をのぞむ、潮来市立ボートセンター「あめんぼ」に、オリンピック2大会連続出場を目指すボート競技選手の中野紘志さんを訪ねました。今回、綾瀬さんは中野さんと実際にボートに乗り込んで、競技ボートの世界を体験します。

室内トレーニングで、漕ぎ方の基本を学ぶ

綾瀬さんが、常陸利根川の土手をのぼると、川面を走るボートが目に飛び込んできました。中野さんの漕ぐ一人用のボートです。「こんにちは!」 綾瀬さんは、艇上の中野さんに挨拶。「気持ちよさそうですね!」 綾瀬さんは中野さんの滑るように走るボートを目の当たりにして、すでに興味津々の様子。

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全身をつかってボート漕ぎのトレーニング

体験の第一歩は、室内でのトレーニングから。まずは、「エルゴメーター」というボートを漕ぐ力を鍛えるマシンに挑戦。両足を固定してハンドルを握り、シートを後ろにスライドさせながら、全身でハンドルを引く。ボート漕ぎと同じ動きを反復するトレーニングです。「よし!」と気合を入れた綾瀬さん。「お、重い!」 いざ引いて見ると、かなりの負荷を感じたようです。中野さんのアドバイスを受けて、だんだんフォームもきれいになってきた綾瀬さん。「これを1時間ぐらいやる」という中野さん。目を丸くして、「汗びっしょりになりますね」と綾瀬さんは驚いていました。

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実際のボートと同様にオールをつかって漕ぎ方を練習

続いて挑戦したのが、「スイングレーター」です。この機器は、実際のボートと同様にオールをつかった漕ぎ方を練習するもの。まずは、中野さんのお手本。漕ぎ切って水中からオールを抜くとき、ひっくり返して水面と平行にします。その後、半円を描くように腕を前に押し出し、オールの先端を水面に対して垂直に入れる。これを繰り返します。中野さんの説明に、「作業が緻密ですね」と、綾瀬さんは難しそうな表情を見せます。「ひっくり返して、入れて、ひっくり返して、入れて」と、オールと自分の動きを口に出して確認しながら練習を続ける綾瀬さん。次第に、リズムよく漕げるようにフォームが整ってきます。「動きをおぼえて、頭で考えなくなったら、いい感じ」(綾瀬さん)

いざ実践、ボートを漕ぎながら、みるみる上達!

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二人乗りのボートで、中野さんと一緒に体験

「二人でボートに乗りましょう」(中野さん)。ボートを担ぐ中野さんとともに、常陸利根川に向かう綾瀬さん。いざ、ボートに挑戦です。ボートに乗り込んだ綾瀬さんは、オールで川面を一漕ぎ。「おー、重い」と水の抵抗を実感。綾瀬さんの後ろに中野さんが乗り込んで、いざ出発。背を向けた方に動きだすボート。「あれ? 後ろに進むの? 前じゃないんだ。勘違いしてた(笑)」と綾瀬さん。二人を乗せたボートは、常陸利根川をどんどん進んでいきます。

飲みこみも早く、序盤から好調にボートを漕ぐ綾瀬さん。「いよー! いよー! いやっほー!」 綾瀬さんのそんなかけ声とともに、オールさばきも巧みにボートを漕いでいきます。一瞬、危うく転覆になりそうになる場面も。「いま、ちょっと危なかったです」という中野さん。一方、綾瀬さんは、「転覆しそうでおもしろい!」と笑顔。

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中野さんにあわせてリズムよくボートを漕ぐ綾瀬さん

帰りは、中野さんが一人で漕ぎます。オリンピアンのスピードを綾瀬さんに体験してもらうためです。グングン加速していくボート。すると、「手伝います?」と綾瀬さん。「(このスピードに合わせて)入れます?」という中野さんの心配をよそ目に、綾瀬さんは漕ぎはじめます。「すごい! すごい!」 思わず中野さんも声が出るほど、息を合わせて漕ぐ綾瀬さん。二人の連携で岸に到着。「だんだん上手くなってきたのに。もっとやっていたい」と、名残惜しそうな綾瀬さんでした。

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中野さんも感心した、漕ぎながら上達する綾瀬さんの"対応力"

「ボートのスリリングなスピード感を味わってもらえたんではないでしょうか」と、中野さんは振り返ります。実は、最初にどこから教えるべきか、少し悩んだという中野さん。しかし、綾瀬さんの飲みこみが早く、気がつけば一緒に漕いでいたそうです。「綾瀬さんは、どんどん上手くなっていきました。私の漕ぎ方を見て、マネしていくんです。ひとつ直すと、また別の部分を直す。そうやってご自身で調整していました」(中野さん)

オリンピックの金メダル獲得、さらにその先を目指して

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千尋さん(左)も参加して綾瀬さんと語りあい

ボート体験を終えた綾瀬さんは、中野さんご家族と一緒に、ボート競技のこと、これからのことについて話を聞きました。「才能という言葉が好きじゃないそうですが」。綾瀬さんの質問に対して、「才能という言葉は、いい意味で使われない」と中野さんは答えます。「自分には才能がない」あるいは「あの人には才能があっていいよね」のように、ポジティブではない文脈で使われると中野さんは考えています。一方で、中野さんは「向き、不向き」という言葉は好きだと言います。「人間は必ず、どっちか向いているから」(中野さん)

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愛娘・七緒さんの愛らしさに、綾瀬さんも思わず笑顔に

そんな風に自分の考えをもって競技に取り組む姿勢から、ストイックな印象が強い中野さん。しかし、妻の千尋さんはそうではない側面もあると話します。「寡黙と思われているらしいですが、家ではすごく明るくて楽しい人です」(千尋さん)。家庭では、しゃべらないと怒られることもあるそう。一方、中野さんにとって千尋さんとは、どういう存在なのでしょうか。中野さんが、「東京2020オリンピックで金メダルを獲ると信じて疑わない人」だと言えば、千尋さんは、「応援するのが生きがいなので」と言葉を重ねます。二人の話に耳を傾けながら、綾瀬さんは中野さん夫妻の強い絆を感じていたようです。

写真:中野さん家族3人と記念撮影をする綾瀬さん

中野さんは、この先の目標を次のように語ります。「オリンピックで金メダルを獲って、世界一になる。ボートが終わってからも、スポーツ以外の面で日本一、世界一を目指していきたい」。スポーツ選手がスポーツだけでないことを多くの人に知ってもらいたい。そんな考えを聞いて、綾瀬さんは、「目標がハッキリしてるんですね」と中野さんの言葉に大きくうなずいていました。

ふれあい映像

茨城県 ボート選手の中野紘志さんと綾瀬はるかのふれあい

Youtube動画:綾瀬はるか meets 茨城・ボート篇 Long Ver. 再生する

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