東京2020特集

スペシャルインタビュー 綾瀬はるかさんがふり返る、47都道府県を訪ねた6年間

2020年02月07日

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2014年から足かけ6年、47都道府県のアスリートと出会ってきた綾瀬はるかさん。さまざまなアスリートのみなさんとの出会いや、ビューティフルジャパンの活動の中で感じたことを振り返ってもらいました。

かけがえのないアスリートとの出会い

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すべての出会いが印象的だったと話す、綾瀬さん

47都道府県を訪ねる中での出会いの一つひとつが、印象に残っていると綾瀬さんは語ります。

「多くのアスリートのみなさんが競技に取り組む姿勢から、学ぶことも多かったです。たとえば、広島県の女子ホッケー、コカ・コーラ レッドスパークスのみなさんは、仕事と競技を両立されていました。その中で、『仕事を見れば、どんなアスリートかがわかる』というのを大事にされていたのが印象的です。日常の積み重ねの重要さを教えてもらいました」

また、アスリートのみなさんの話に耳を傾けることで、その苦しさや大変さに共感したことも。

「真剣に競技に取り組むうえでの苦しさは、自分の仕事にも通じるところがあります。台本で読んで感動した思いを演技で膨らませたいのに、うまくできないことがあります。自分の演技の引き出しの少なさに、悔しさを感じます。お話をうかがう中でアスリートのみなさんも、そういう壁にぶつかることはあるんだと共感したことも多かったです」

スポーツの魅力を実感した、さまざまな競技体験

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綾瀬さんが撮影終了後も熱中した、宮城でのスポーツクライミング体験

この6年間、さまざまな競技を体験してきた綾瀬さん。どれも新鮮で刺激的な体験だったと話します。

「もう少しがんばればできそうって感じると、もっと挑戦したくなっていましたね(笑)。例えば、岩手県で伊藤ふたばさんと体験したスポーツクライミングでは、みんなに『帰るよ』って言われているのに、しつこく粘りました(笑)。帰りの新幹線の時間が決まっているのに、『できるまで帰らない!』って言って(笑)。指先を使うので、終わった後にプルプルしちゃってペットボトルのキャップも開けられなかったんですよ」

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「どの競技も楽しかった!」と笑顔でふり返る綾瀬さん

アスリートと一緒に汗を流した競技体験は、綾瀬さんにとってスポーツのすばらしさを再確認する機会になったそうです。

「たとえば、北海道で出会ったハイテクACのみなさんは陸上が楽しいとおっしゃっていました。自分自身の仕事と重ねあわせてみても、楽しい!ワクワクする!って思えることは、本当に大事だと思いました」

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真剣に、そして楽しみながらプレーすることで競技の魅力に触れた

また、ビューティフルジャパンの活動を通して、スポーツのとらえ方にも変化があったと綾瀬さん。

「アスリートのみなさんは、そのスポーツ、その競技に人生をかけて挑戦しています。多くの競技がある中で、みなさんが自分の個性と合うスポーツを見つけて、日々取り組んでいるのはすごいと思いました。みんな好きだからこそ、上達したいという思いが強くなる。そして、仲間に出会ったり、心も鍛えられたりする。一つのことに本気で向き合うことで、人は成長するんだなと感じました」

さらに、スポーツ自体が身近な存在になったと綾瀬さんはふり返ります。

「知らなかった競技を目の当たりにしたり、体験することで難しさを実感できたり、触れてきたスポーツの一つひとつに親近感がわいてきました。競技の面白さも、少しですが、体験したことでわかりました」

真剣に向き合ったアスリートのみなさんとの語りあい

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たくさんのアスリートのみなさんと真摯に向き合ってきた

アスリートのみなさんとの語りあいでは、ときには真剣な眼差しで、ときには優しい笑顔で言葉を受け止めていた綾瀬さん。しかし、最初の頃、綾瀬さんは相当なプレッシャーを感じていたそうです。

「この3年ぐらいで慣れてきましたが、はじめの方は緊張でガチガチでしたよ(笑)。真剣に夢に向かって挑戦している若いアスリートのみなさんに、中途半端なことを言ってはいけないと思っていましたから。その責任感はすごくありました」

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出会ったアスリートから多くの影響を受けたと話す綾瀬さん

日本各地でアスリートのみなさんとの語りあいを重ねる中、綾瀬さん自身も変化を感じたと言います。

「私に質問もありませんようにって、ずっと心の中で思っていました(笑)。みなさんキラキラした目で見られるから、私もキラキラした回答をしないといけないと思っていました。でも触れ合っていく中で、だんだんフレンドリーな雰囲気で話せるようになってきて。私も20代から30代になって、多くの出会いとともに成長したのかもしれませんね(笑)」

パラアスリートとの出会いにも大きな刺激を受けたと綾瀬さんは言います。

「みなさん、いろいろな理由で障がいをもっていらっしゃっても、スポーツに取り組むことで生き生きされていました。やむを得ない制限の中でも、楽しめることは絶対あるんだと教わりましたね。仲間と出会って、強くなって、競技に前向きに取り組んでいるパラアスリートのみなさんの姿は、本当にいい刺激になりました」

日本全国を訪ね、出会った人数は延べ1600名を超えます。一つのプロジェクトで、これほど多くの人と出会ったのは綾瀬さんも初めての経験でした。

「アスリートのみなさんとの出会いで影響を受けたことは、たくさんあります。目標をもって好きなことに向かっている姿は、本当に強くてカッコいいと感じましたね。年下の方も多かったですが、シンプルにまっすぐ突き進んでいくところなど、見習いたいことばかりでした」

47都道府県を訪ね、多くのアスリートのみなさんと出会い、ともに汗を流し、語りあってきた6年間。たくさんの思い出をふり返りながら、「みなさんにがんばってほしいです!」と力強く語っていた綾瀬さん。ビューティフルジャパンは、綾瀬さんとともに、これからも夢に向かって挑戦し続けるアスリートのみなさんを応援します。

写真:フォトブックの表示

『綾瀬はるか meets Beautiful Athletes』
パナソニック株式会社 編 PHP研究所 刊外部サイトを新しいタブで開く

2014年から綾瀬はるかさんと共に、47都道府県を訪ねてきたビューティフルジャパン。約6年間に渡る綾瀬はるかさんの旅を一冊のフォトブックに記録しました。高精細な写真で、綾瀬さんが出会ったアスリートの姿、そして美しい日本の風景をお届けします。ぜひお手に取ってご覧ください。

なお、本書の収益の全額は、国際オリンピック委員会(IOC)設立のOLYMPIC REFUGE FOUNDATION(オリンピック難民財団)および国際パラリンピック委員会(IPC)に寄付され、難民アスリートの支援のために使われます。

『ビューティフルジャパン特別展を開催』

パナソニックセンター東京では、このプロジェクトの約6年間の軌跡をまとめ、日本全国の美しい風景の写真や、綾瀬はるかさんが各地でアスリートたちと触れ合った映像などの特別展示を2020年2月4日~3月15日まで期間限定で行っています。

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