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栃木県

栃木県で綾瀬さんが日本一の選手夫婦と障害馬術にチャレンジ

2019年08月08日

写真:ひろたりゅうまさんにリードしてもらい馬にまたがる綾瀬さん

2019年6月、栃木県那須塩原市を訪ねた綾瀬はるかさん。向かった先は、那須トレーニングファームです。史上初の夫婦で障害馬術全日本チャンピオンに輝いた、広田龍馬さんと広田思乃さんが拠点とする乗馬クラブ。今回、綾瀬さんは、お二人とともに、障害馬術にチャレンジします。

まずは、馬とのコミュニケーションから

「こんにちは!」 元気な挨拶で綾瀬さんを迎えてくれたのは、広田龍馬さん、思乃さん。お互いに自己紹介。「馬術というスポーツはオリンピックの中でも男女のハンデが一切なくて、ぼくたちは夫婦で全日本チャンピオンになりました」。龍馬さんはそう話すと、思乃さんに視線を送り、「最近は、妻にまったく勝てません(笑)」と、いたずらっぽい笑顔を見せてくれました。

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綾瀬さんのパートナー、ファインピーク

実は、綾瀬さんが気になっていた馬がいます。写真で見かけたブチ柄の馬。その馬こそ、思乃さんと世界で活躍したライフ・イズ・ビューティフルでした。「その馬のいとこがこちらにいます」 思乃さんに案内されて厩舎を奥に進むと、ブチ柄の馬の姿が。「ララピーヌ・クリスタルという子です。海外に行ってわかったのが、芦毛(あしげ)や鹿毛(かげ)は多くても、ブチの血統で大きな障害を飛ぶのは、すごく珍しくかったんです」と思乃さん。なかなか目にする機会がないブチ柄の馬、綾瀬さんも興味深そうに、思乃さんの話を聞いていました。

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ファインピークに抱きつく綾瀬さん。

続いて、本日の乗る馬、ファインピークを紹介してもらいます。龍馬さんによれば、ファインピークはもともと競馬に出場していた「競走馬」で、優勝したこともあるそう。綾瀬さんは、乗る前に少しファインピークとふれあいます。「馬の体温は人間よりも一度高くて癒しの効果があります」。ホースセラピーにも取り組む思乃さんの説明を聞き、やさしくファインピークの首に抱きつく綾瀬さん。「あったかい!」 そのぬくもりに、少しうっとり。続いて、ブラッシング。すると、ファインピークが口をムニャムニャとさせます。「これは気持ちいいよ、ということです」と龍馬さん。ふれあいながら、コミュニケーションをとりながら、少しずつ綾瀬さんとファインピークの信頼関係が築かれていくようでした。

成功の秘訣は、馬との信頼関係

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龍馬さんは馬と息を合わせて、ダイナミックなジャンプを披露

いよいよ、綾瀬さんも障害馬術にチャレンジです。ヘルメットをかぶってスタンバイ。まずは、龍馬さん、思乃さんによるお手本。「基本的に跳んでくれるのは、お馬さんなので、邪魔しないようについていくという気持ちがすごく大事」と龍馬さんは話します。

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「かっこいい!」 二人のお手本に拍手を送る綾瀬さん

龍馬さんの乗った馬が、ゆるやか弧を描きながら障害を一つずつ跳び越えていきます。目の前のジャンプは迫力いっぱいで、思わず「オー!」を驚きの声をあげる綾瀬さん。この時、跳んだ高さは、約150センチ。「すごーい!」と驚く綾瀬さんですが、オリンピックでは障害の高さが170センチまで上がるそうです。「(競技としては)走って、バーを落とさないで帰ってきたほうが勝ちです」と龍馬さん。続いて、思乃さんのお手本。滑らかに美しく跳んでいく馬に、綾瀬さんも「わぁ!」と拍手をしながら歓声をあげます。「かっこいいですね。うん、かっこいい」。二人のお手本にすっかり魅了された綾瀬さん。

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いざ、ファインピークとともにチャレンジ

今度は、綾瀬さんの挑戦。思乃さんにサポートしてもらいながら、先ほど触れ合ったファインピークの鞍上へ。障害を飛ぶ姿勢を意識して、地面に置かれたバーを越えていきます。「背中が丸くならないように」「手を前に出して」と、龍馬さんからアドバイスの声が飛びます。少しずつ姿勢を修正しながら、障害を越えていく綾瀬さん。ファインピークも少しスピードアップ。

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スムーズに障害を越えていく綾瀬さんとファインピーク

綾瀬さんとファインピークの息もあってきたところで、最後は障害のバーを少し高くしてチャレンジ。軽快に障害を越えていく、綾瀬さんとファインピーク。越えるとき、「よし! よし!」と綾瀬さんからは自然とかけ声が。龍馬さんも、「上手! はいオッケー! すばらしい!」と大絶賛。

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綾瀬さんとファインピークとの息もぴったり。

「(綾瀬さんが)お馬さんをすごく信頼してくれていた。はじめのコミュニケーションがしっかり取れていたから。そして、心のつながりができていた」と龍馬さんは話します。綾瀬さん自身も、ファインピークとのつながりを実感していたようです。

人生を変えた馬とのめぐり会い

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馬術を通して出会ったお二人

馬術を通して出会った、龍馬さんと思乃さん。綾瀬さんが、お互いの印象をお二人に聞いたところ、「どんな馬でも乗ってしまう。いまでも尊敬しています」(思乃さん)、「いつでも一生懸命。心がきれいな人だと思いました」(龍馬さん)と話してくれました。

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思乃さんの想いに耳を傾ける綾瀬さん

「人とのめぐり会いで人生は変わりますが、お馬さんとのめぐり会いでも大きく人生は変わります」と龍馬さんは言います。実際、思乃さんは、「ライフ・イズ・ビューティフル」という馬とのめぐり会うまでは、全日本チャンピオンになって、世界を転戦するなど夢にも思わなかったそうです。

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龍馬さんは、障害馬術、そして馬のすばらしさを伝えたいと語る。

「オリンピックを目指したいというよりは、ライフ・イズ・ビューティフルと、もう一回走りたい」。思乃さんは、そのように胸の内を明かしてくれました。そのためにも龍馬さんと支え合って、「2020年を目指したい」と言います。一方、龍馬さんは、東京2020オリンピックに向けて、「メダルを獲って、たくさんの人たちに馬術というスポーツを知ってもらいたい」と語ります。龍馬さんが語るように、2020年のその先に、新たな「人と馬とのめぐり会い」が生まれるかもしれません。

写真:広田さんご夫妻と綾瀬さん、今日のパートナーだったファインピークと記念撮影

これからも障害馬術という競技とともに、馬と暮らしていく広田龍馬さん、思乃さん。「いろんな馬たちを幸せにしてあげたい。そこに関わってくる子どもたちも、馬と一緒に成長してけたらいいと思っています」(思乃さん)。綾瀬さんは、二人の想いにしっかりと耳を傾けていました。

ふれあい映像

栃木県 障害馬術選手の廣田夫婦と綾瀬はるかのふれあい

Youtube動画:綾瀬はるか meets 栃木・馬術篇 Long Ver. 再生する

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