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CAOS VOICE

「カオスの歴史を一旦、ゼロにしよう。」

CAOS VOICE カオスの歴史を一旦、ゼロにしよう。

その青は、品質の青。
青き革新技術に込められた想いとは。

新生カオスのために、すべてを一から見直した。

製造部門 上原久徳
製造部門 上原久徳

新生カオスを生み出すにあたってまず最初に行ったことは、設計・開発・製造、各段階におけるすべての見直し。同サイズでの大容量のために部材のすべてを再検討、長持ちするバッテリー実現のために、ペーストに用いる物質の選択や配合を大きく刷新。製造段階では品質管理と工場のラインを抜本的に見直しました。現在カオスのすべての生産ラインについて、新しいラインへの入れ替えに取り組んでいます。一般的に製品改良を行う場合、一部分だけを入れ替えることが一般的なので、この入れ替えは異例とも言えます。10年という期間、絶え間なく進化を続けてきたカオス。それを根本から徹底的に見直すことで、新生カオスが誕生しました。この“徹底”が生んだ技術を「CAOS Technology」と私たちは呼んでいます。

大容量でありながら、軽い。
この矛盾に対する答えは、あるのだろうか?

カオスは長年にわたり大容量へこだわってきました。これはアイドリングストップ(以下IS)対応車・標準車・ハイブリッド車を問わず、あらゆるユーザーが恩恵を享受できる性能。今回の刷新ではさらなる大容量・長持ちの実現を目指しました。大容量と長持ちの実現、そのためには極板の枚数を可能な限り増やす必要があるのですが、それにともない重量は必然的に増えることになります。重さは燃費に直接関わる要因ですので可能な限り抑える必要があります。重量を抑えるには基本的には使われている極板や部品一つひとつをグラム単位で軽くするしか方法はない。新たな合金組成を試み大容量と耐久性を高めるため太くしたグリッドを、その性能を維持したままどれだけ軽くするかに技術を注力しました。

開発・設計部門 泉健治
開発・設計部門 泉健治

製品完成に至るまでその試行錯誤を飽きるほど重ねた結果がこの新生カオスです。また、高度なテクノロジーはグリッドだけでなく溶接方法にも注がれています。パナソニックにしかできない独自の技術で、可能な限り薄く溶接することで、大容量でありながら重量を抑えたバッテリーの完成に至りました。

アイドリングストップ対応車が求める
充電受入性の高さを徹底的に追求。

アイドリングストップ対応車が求める充電受入性の高さを徹底的に追求。

今回のラインナップの中でもIS車用バッテリーの革新は大きなポイント。IS車用バッテリーの目指す到達地点を、バッテリー自体の寿命を延ばすという思考から、ISシステムが稼働する寿命を延ばすという思考に大きく変えました。ISシステムはエンジン停止状態と稼働状態が、頻繁に繰り返される仕組み。つまりエンジンを稼働させた時、短時間にしっかり充電を行わなければなりません。大切なのは充電の回復性能、つまり充電受入性。その性能を最大限引き出すために、今までのバッテリーの常識を一旦置いて、ペーストや添加剤など考えられるあらゆる項目を徹底的に見直しました。充電受入性と耐久性を上げ、大容量化する。そうすることでISシステムがより長く稼働することになります。「どれだけ充電ができるのか」「どれだけ大きな電流が流れるか」「充放電にどれだけ耐えられるか」大きくはこの3つの特性の最適バランスを見つけ出すことで、IS車のニーズに最適化したバッテリーを生み出すことに成功しました。

開発・設計の際に大切にしているのは
世の中でどのように自動車が乗られているか?

ものづくりは開発・設計作業だけではありません。開発チームが何よりも大切にしていることは、不具合を起こさないこと、つまりは高い品質。ユーザーの乗り方をどれだけ想定できるかが、不具合をおこさないためにできることだと、私たちは考えています。パナソニックのカーバッテリー開発チームの強みは、ユーザーが実際どのように自動車に乗っているかについての色々な評価方法を持っていること。ヒアリングデータの分析や、使用済みのバッテリーを回収しての傾向把握など、地道な調査・分析を行い開発・設計に反映しています。乗り方のあらゆるパターンを想定し、走行試験データをもとに仮説を立てながら、試行錯誤を繰り返す。サンデードライバーやちょい乗りと呼ばれる短時間短距離走行を意識した開発・設計も市販向けバッテリーでは、2012年頃から採用していました。

開発・設計部門 藤森智貴
開発・設計部門 藤森智貴

どんなお客様でも、どのような乗り方をしても安定して使えるバッテリーを目指すこと。それも今回の大きな使命のひとつ。時代から見て少し早いかもしれないと思っても、未来の市場が求めているものを一足早く世の中に出す、この姿勢が10年にわたりカーバッテリー業界を牽引してきたカオスの真骨頂かもしれません。

カーバッテリーの本質は信頼性。
高品質へのこだわりは、製品本体の青色にも。

カーバッテリーの本質は信頼性。高品質へのこだわりは、パッケージの青色にも。

高品質へのこだわりは製品そのものにだけではなく製品本体にまで及んでいます。品質の高さや大容量・長持ちという点で高い認知をいただいているブルーバッテリーの信頼性を、一目見て感じ取っていただけるよう、その象徴たる“Blue”にまでこだわっています。具体的には染料へのこだわり。天板に白化しにくい(傷つきにくい)染料を使っているのですが、そのまま同じ染料を本体に使えば、地となる素材が違うため、色が違って見えてしまう。天板も本体も同じ“信頼のBlue”にするために、違う下地でも同じ色に見える別の染料を探し出し、天板と本体で使い分けています。目にしただけで高品質・大容量・長持ちを感じられる販売店様が取り扱いやすい製品本体。市販向け製品の開発・設計だけでなく製品本体も手がけた藤森は「部屋に飾りたい、毎日抱いて寝たいくらいの完成度です(笑)」と、冗談まじりに思い入れを語っていた。

世界一のバッテリーへの情熱。
その血潮が新生カオスに、これからも流れ続けていく。

品質の安定化については、製品本体やパッケージだけではなく組織的な取り組みでも新しいことを行いました。それは、開発・技術・製造の各部門が部署の壁を超えての品質向上ミーティング。1年間、来る日も来る日もミーティングを実施しました。そのおかげで様々な視点から質の高い仮説が生まれる結果に。また、今までであれば各部門を経由することで時間がかかっていた計画も、その場で決断できるので、フレキシブルな対応が可能となり、実現化の時間を大幅に短縮することが可能となりました。カオスが今まで培ってきた品質があるからこそ、次の新しい進化へとつながる。

開発・設計部門 小笠原悦子
開発・設計部門 小笠原悦子

開発・設計の小笠原は「5年後までに、どんな特性においてでもいいので世界一のバッテリーをつくりたい」と語る情熱家。その夢を持ったきっかけは3年前、自動車メーカー様とのやりとりでとても苦労した製品があったが、最終的には満足いく製品を生み出すことができ、納入時にお客様から「世界一のバッテリーができましたね」と言われたこと。その喜びをもう一度味わいたのだと彼女は言います。新生カオスの内部に溢れているエネルギーは、大きな夢を携えたものづくりチームの情熱でできているのかもしれません。

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