北日本や高い山からは、初雪や初冠雪の便りが届く季節になりました。平地では、紅葉を楽しむことができる最後のチャンスです。朝は冷え込んでいますが、窓を開けてドライブに出かけましょう。
BGMには、この曲がふさわしいでしょう。シューベルト作曲の、ピアノ五重奏曲第4楽章「鱒」による変奏曲です。
鱒が美味しい季節でもあります。けれども、そんなタイトルを考えなくても、愛らしいメロディとのどかな雰囲気の曲調は、この季節の風景にぴったりですよね。ピアノや弦楽器で繰り返されるごとに様々な表情を見せてくれるメロディは、紅葉のトンネルを抜けてドライブしている時の、色彩の移り変わりを表現してくれているようにも感じられます。
この曲は、1817年にシューベルトが20歳の時に作曲した歌曲「鱒」のメロディを、2年後にピアノ五重奏曲として改変したものです。短命だったシューベルトですが、若さあふれる曲調は、実に生き生きしていますよね。
たくさんの録音が残されていますが、ここではギレリスのピアノとアマデウス弦楽四重奏団の演奏をおすすめしておきましょう。瑞々しい美しさは、絶品です。
色鮮やかな紅葉を抜けて、爽快なドライブを続けましょう。