車窓から入ってくる風が凛と冷えていて、身が引き締まります。爽快さもありますが、まさに冬の入り口ですね。窓を閉めて、車内を暖かくしてドライブを続けましょう。
ここでのBGMには、この曲がぴったりです。モーツァルト作曲の、交響曲第40番第2楽章です。
晩秋の色鮮やかな風景を彩る穏やかな曲調は、いかにもモーツァルトらしい優しさに満ちています。ゆったりとしたワルツのリズムでダイナミックな展開もありませんが、その優しい感じが目の前の紅葉の景色にマッチしています。
この交響曲第40番は、モーツァルトの円熟期の傑作と言われています。彼には珍しい短調の作品で、有名な第1楽章の哀愁に満ちたメロディは、ポップスにも引用されたりして全世界で愛されています。第2楽章は基本はモーツァルト定番の長調なのですが、短調の部分も絶妙に織り交ぜていてそのさじ加減がとても気持ち良く響いてきます。
定番になっている録音も無数にありますが、ここではモノラル録音のワルター指揮ウィーン・フィルの名演をお勧めしておきます。格調あふれる演奏は、モーツァルトを聴くならまずこれから、という程の評価の高い録音です。
さあ、いよいよ冬の到来です。快適な車内でドライブを楽しめる季節になりますね。くれぐれも、アクセルは控えめに。