ベートーヴェン ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第2番

楽曲解説

ベートーヴェン ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第2番

底冷えのする晴れた朝。まず愛車のエアコンをつけて、出かける準備をしましょう。寒くても、空気が澄んだこの時期ならではの、くっきりとした美しい風景を楽しむことができます。十分に温まったクルマに乗り込んで、早速スタートしましょう。

最初のBGMには、この曲がふさわしいでしょう。ベートーヴェン作曲の、ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番です。

曲名は知らなくても、いろいろな場面で流れていて耳に馴染んだ優しいメロディは凛とした美しさをたたえていて、目の前に広がる風景にぴったりですね。

この曲は、ベートーヴェン28歳の時の作品で、最初の交響曲も完成していない若さにあふれていた頃のものです。瑞々しいメロディは、彼の全作品の中でも最もロマンティックなもののひとつだと言えます。

超絶技巧を必要とする作品ではありませんので、ヴァイオリン奏者のセンスが試される曲です。ポップスなら極端に甘く演奏するのもひとつの方法かもしれませんが、ベートーヴェンの気持ちを表現するなら、クールさを保って奏でている録音が高い評価を得ているようです。歴代の名ヴァイオリニストたちが録音していますが、ここでは小澤征爾指揮のボストン交響楽団を従えて美しく歌っているスターンの演奏をオススメしておきましょう。

静かな中にくっきりと映える町並みを、一層引き立ててくれます。