2月は、多くの植物が芽吹く季節でもあります。山茶花や水仙が可憐な花を付け、梅の花も咲き始めます。下旬になると、南の地方から順番に菜の花のじゅうたんが広がっていきます。そんな花の彩りを探して、ドライブを続けましょう。
ここでのBGMには、この曲はいかがでしょう。グノー作曲の、「マリオネットの葬送行進曲」です。ちょっとユーモラスでのどかな曲調は、可愛い花々の咲く風景に見事にフィットしていますよね。
この曲は、1950年代に始まったテレビ・シリーズ「ヒッチコック劇場」のテーマ曲として全世界に知られるようになりました。一定以上の年齢の方にとってはそのイメージしかないでしょうけれど、再放送やDVDのおかげで若い年代の人にもかなり浸透しているようです。「葬送行進曲」というタイトルに縛られなければ、のどかな風景にぴったりですよね。
グノーは19世紀のフランスを代表するオペラ作曲家で、「ファウスト」や「ロミオとジュリエット」などは現在でもしばしば上演されます。けれども、この「マリオネットの葬送行進曲」やバッハの曲に美しいメロディをのせた「アヴェ・マリア」などの小品なども広く親しまれています。
録音されたものは現在ではなかなか手に入りませんが、原曲であるピアノ独奏なら広瀬美紀子さんの演奏があります。興味が湧いた方は、是非聴いてみて下さい。