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クアッドコアCPU搭載シリーズ開発の裏側 開発者が語る Let's note LV テクノロジークアッドコアCPU搭載シリーズ開発の裏側 開発者が語る Let's note LV テクノロジー

LVシリーズは14.0型の大画面に、処理能力が高いクアッドコアCPUを搭載。充実した冷却機構が必要なクアッドコアCPU、 約12時間を超える駆動時間※1を実現する大容量バッテリーの搭載などにより、部材の質量は増えたにもかかわらず、前シリーズ(LX)に比べて、約25gの軽量化を実現。

機能がアップしたにもかかわらず、なぜ軽量化できたのか、そのテクノロジーの数々を開発者の想いを交えてご紹介します。

5年間の開発経験が可能にした
厚み0.45mmの薄肉マグネシウム筐体

より「軽量」で「頑丈」な筐体にするためにLVシリーズのトップキャビネットは、前シリーズ(LX)の樹脂とマグネシウム合金の組み合わせから、薄肉マグネシウム筐体へと進化を遂げました。

5年前のLX開発当時にも、薄肉マグネシウム筐体が実現できれば、軽量化できることは周知の事実でした。しかし、鋳造に不向きな複雑な形状かつ14.0型の大型サイズということもあり、ものづくりする上では、量産には0.6mm以上の厚みが必要で、マグネシウム筐体では軽量化できないという結論に至りました。
そこで、LXではボディ全体に樹脂を、強度が必要な部分にだけマグネシウム合金を使用する組み合わせ構造を採用することで、「軽量」と「頑丈」を両立させていました。ただ、この組み合わせ構造は素材同士の重なり部分が、どうしても重くなるという課題は残りました。

それから5年、これまでに登場した機種の開発経験と蓄積されたノウハウにより、ボディ成型の薄肉化技術は向上。さらに、設計段階での強度シミュレーションの精度も上がり、薄くても強度を確保できる設計が可能になりました。
LVシリーズではこの2つを駆使して、LXでは「不可能」だった、マグネシウム合金で厚み0.45mmの薄肉化を実現することができたのです。

前シリーズ(LX)が採用した樹脂とマグネシウム合金の二重構造は、重なり合う部品がでてきてしまい、製品が重くなってしまう。

歴代レッツノートの軽量化技術が生んだ
14.0型クラスで厚み0.4mmの薄肉筐体

LVシリーズでは、さらなる軽量化のため、ボトムキャビネットの厚みを0.4mmまで薄肉化することに成功しました。

しかし、トップキャビネットの0.45mmよりも薄い0.4mmという薄肉化への挑戦には大きな壁が立ちはだかりました。
14.0型という大型サイズかつ0.4mmという薄い鋳型の隅までマグネシウム合金を流し込むには、とても高度な鋳造技術が必要。
鋳造条件や、キャビネット形状など幾度にも及ぶ試作と設計の見直しの日々が続きました。

開発当初には、実現不可能とも内部で噂されるほど困難を極めたボトムキャビネットの開発は、
試行錯誤とこれまでのレッツノートの開発で培われてきたノウハウの活用により、完成をみることになります。

機構設計

LVシリーズではSVシリーズでも導入された、コンピューター上で製品強度をシミュレーションする「CAE解析」を用いて設計しています。
導入当初はシミュレーション結果と実機の評価に乖離がありましたが、徐々に精度が上がり設計の完成度がより高いものになりました。

機構設計

キャビネットの鋳造に関しては、うまくいかないことも多く、現場に張り付いて、0.4mmが実現できる鋳造条件の検証を繰り返しました。今回のキャビネットは、設計と鋳造のノウハウを集結して、やっと実現できたものだと思います。

部材のひとつひとつに開けられた穴。
ケースの裏側に垣間見えた軽量化追求の意地と執念

LVシリーズでは薄肉マグネシウム筐体に加えて、部材にもメスを入れました。光学式ドライブやキーボードはもちろん、液晶側のクッションなどのシート部品にまで開けられた穴。穴を設けることで、限界まで軽量化を追及しています。

お客様のニーズと軽量化の追求
ふたつの思いがカタチとなったホイールパッド

兼ねてより要望が多かったため、LVシリーズでは前シリーズ(LX)の四角型のタッチパッドから、丸型のホイールパッドに変更しました。

操作性が向上しただけでなく、部材としても軽量なのでLVシリーズの軽量化に貢献しました。

※1 JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)に基づいて測定。バッテリー駆動時間は動作環境・液晶の輝度、システム設定により変動します。満充電容量を段階的に制御してバッテリーパックを長寿命化しています。