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Teaching x Let's note

Special Interview

05

熊野 整さん

Hitoshi Kumano

ビジネスを成功へ導くために欠かせない「収益シミュレーション」。
今回は、「Business Simulation × Let’s note」と題し、
『外資系投資銀行のエクセル仕事術』の著者であり、
レッツノートユーザーでもある熊野整さんにお話を伺いました。

ビジネスに適した Windows 10 Pro。

Profile

ボストン大学卒業後、モルガン・スタンレー証券投資銀行本部に入社し、大型M&Aや資金調達プロジェクトを担当。現在はIT企業で収益計画策定や資金調達などファイナンス業務全般を担う。「グローバル投資銀行のエクセルスキルをわかりやすく伝えたい」と2013年からエクセルセミナーを開催。経営者から学生まで受講者は1万人を超える。レッツノートQVシリーズを愛用中。

過去のデータも将来の収益予測も
思考のすべてがレッツノートの中にある

経営者の想いやビジョンを
数値に落とし込み、見える化すること。

主なお仕事内容とそこで求められるスキルについて教えてください。

私の仕事は、事業の収益シミュレーションを行うことと、シミュレーションのやり方をお伝えすることです。平日は主に経営者とのミーティング、夕方以降や週末はセミナーを行っています。例えば経営者とのミーティングでは、過去のデータや将来の可能性などさまざまな要素を検討しながら、「エクセル」を使ってリアルタイムでシミュレーションしていきます。思考のスピードもエクセルのスキルも求められます。

熊野さんの「エクセルセミナー」受講者は、どのような関心が高いでしょうか。

「将来の事業計画をつくりたい」という経営視点と「生産性を高めたい」という関心が高いです。ここ数年は働き方改革の手段のひとつとして、エクセルを扱う業務に就く方が時短の目的で参加されるケースも増えてきました。エクセル作業をショートカットキーだけで行いたいという希望者も多いです。

資料は「Quick & Dirty」が大切。
1週間かけて100%じゃなく、3日で60%で良い。

事業を成功させるうえで「収益シミュレーション」の重要性について教えてください。

その事業は成り立つのか、いかに利益を生み出すか、そもそもやるべきか、撤退すべきか、というような重要な議論と判断が、数値化によって可能になります。また、ビジネスのカタチが多角化し、また国際化していく中で、数字は世界共通のコミュニケーションツールです。

「収益シミュレーション」を行う際に重要なことを教えてください。

最初から完璧なものをつくろうとしないことですね。投資銀行の世界ではよく「Quick & Dirty」と言います。経営層が真っ先に知るべきなのは、例えば利益が100億なのか10億なのかというような粒度。だから60%の完成度で良いから速く。そのあと、議論しながら詳細のシミュレーションを行っていけば良いのです。
そして、もう一つ重要なのは「資料は極めてシンプルに作る」こと。
難しい関数やマクロは必要ありません。誰が見てもわかりやすいことが大事です。

レッツノートは私の頭脳そのもの。
柔らかいソファのようなキータッチ感もすごくいい。

仕事でパソコンに求めることをお聞かせください。

まず頑丈さです。過去のデータや将来の予測やリスク、それに基づく私のシミュレーションのすべてをパソコンに保存しています。パソコンは私の頭脳そのもの。だから、レッツノートの頑丈さは必須。実際に壊れたことはまだ一度もないですね。

他に、レッツノートのお気に入りのポイントについてお聞かせください。

バッテリーの持ちがよいことですね。以前、セミナー先に電源を持参し忘れたときも、丸一日バッテリーがもってくれて助かりました。
そして10000人以上の私のセミナー受講者が最も多く使っているパソコンだということ。「同じパソコンを使っている」ということは、実はとても大事。セミナーでは例えばショートカットキーの使い方も紹介しますが、同じパソコン環境だと、覚えていただきやすいと思います。
また、私はマウスを使わずすべてキーボードで作業しますので、指に負担がかかりにくいキータッチ感も重要です。他のPCも併用しているのですが、レッツノートのキーボードとは、硬い木製の椅子と柔らかいソファくらい違います。私の指の寿命はレッツノートのおかげで3年ぐらい延びたと思います。

BEST LET’S NOTE

熊野整的
Best Let‘s noteポイント

タブレットにもパソコンにも、
スタイル自由自在」

以前は移動中の飛行機や電車では座席が狭いからタブレットを使っていました。タブレットは作業しづらいので見るだけ。後で修正しようと思っても忘れてしまうこともありますし、後回しにしていると仕事が100%終わっていないことへのストレスがありました。
QVシリーズだと、その場ですぐパソコンスタイルに変えて作業できます。仕事をその場で100%完了できることってめちゃめちゃストレスフリー、これは想定外の発見でした。効率も高まりますしね。

ふつうの武器じゃない。
レッツノートはパートナーであり、万能な武器。

熊野さんにとってレッツノートという存在を、ひと言で表すならどんな言葉になりますか?

自分の力を100%発揮させてくれる武器、という感じです。ツールという感じではなく、もうパートナーですね。これがないと仕事における私の価値は半減してしまいます。タブレットとパソコンの両方を一台で使えるQVシリーズを使い始めてから、さらにその思いは強くなっています。

最後に、夢に向かって挑戦するビジネスパーソンに向けてメッセージをお願いします。

財務マネージャーという私の立場から言うと、今後数字で議論する機会はどんどん増えるでしょう。常に収益をシミュレーションし、将来の可能性を数字に落としていく習慣を身につけることはとても重要です。
また、人生100年時代、その間にパソコンを使う時間も相当長いですよね。パソコンの操作が速くなると、その分、時間が生み出せます。ショートカットキーの使い方1つでも大きく変わりますので、時間を大切にするためにもぜひ身につけていただきたいですね。

ビジネススキルを高める
熊野整流 収益シミュレーション術

01利益インパクトをシミュレーションして、
施策の優先順位を決める

企画を立案したり、改善を行ったりするときは、その施策にどれくらいの利益インパクトがあるかを計算することが重要です。どれから着手すべきかの「優先順位」を判断できるからです。

02収益構成の設計図を作る

続いてシミュレーションモデルの「設計図」を作ります。収益が生まれる要因はどこにあるのか、という構造をまとめるわけです。
例えば、自動車販売の収益構造は以下の図のようになります。収益シミュレーションを行うには、図のグレー部分の数字を動かしてみればよいということです。この部分を「バリュードライバー」と言います。「何がバリュードライバーか、何がそうでないか」を明確にすることが必要です。

03収益構成をエクセルに落とし込む

見やすく使いやすいエクセル表を作るため、特に以下の2点に留意していただくことが重要です。(詳しいテクニックは、私の著書をご参照ください)

  • ベタ打ちの数字は「青」、数式の結果の数字は「黒」に色分けする。
    「青」の数字を変えることで、利益をシミュレーションすることができます。
  • 項目名は、内訳ごとに一列右にずらす。
    こうすることで、「売上」は「自動車販売とサービスメンテナンス」から構成されているなど、収益構造が一目でわかります。