Creative! Story | ヘアードライヤー ナノケア × 水原希子さん

人の仕事に口を出す。私たちの摩擦が、商品を磨く。

写真:菊地 克巳、松井 康訓、井上 宏之、宮田 博光、荘村 拓史、石川 朋哉、小谷 香織、清藤 美里、齊藤 美和子、岡橋 藍

写真後列左から
デザイン 菊地 克巳
技術 松井 康訓
開発 井上 宏之
新商品推進 宮田 博光
制御 荘村 拓史
設計 石川 朋哉

写真前列左から
マーケティング 小谷 香織
商品企画 清藤 美里
宣伝クリエイティブ 齊藤 美和子
マーケティング 岡橋 藍

チーム全員が、「お客様目線」。

清藤:自社内の厳しい基準で「8割以上のお客様が満足しないと商品化しない」。それが私たちドライヤー開発チームの合言葉です。モニター調査にはものすごく時間をかけますね。使用実感のヒアリングはもちろん、髪のお悩みを部位別に細かく聞いたり、お宅を訪問してドライヤーの使われ方を見たり。世界中で、年間数万人の声を聞いています。それが、商品のお客様満足度95%という結果につながっていると思います。

井上:私の部署はナノイーデバイスの開発というモノづくりのいちばん上流部分ですが、その段階から、モニター調査を行っています。まだナノイーデバイスもドライヤーの外に付いていたり、コードがたくさん飛び出ていたりする試作機を試してもらって、開発に活かしていますね。

松井:事業部長の意見よりもお客様の声を優先することもありますよ。調査には、あらゆる部署のメンバーが進んで立会いに行きますね。部署は違っても、みんなが同じようにお客様の顔を思い浮かべて開発を進めています。

写真:清藤
写真:井上
写真:松井

信頼しているからこそ、口が出せる。

清藤:開発に関わる人数は、20?30人にもなります。部署も細かく分かれているので、普通なら縦割りになってしまいがち。でも、私たちはどこよりも垣根を越えて意見を言い合えていると自負しています。それは、全員がお客様目線だから。
以前、カタログ案を勝手につくったことがあるんです。普通、カタログ等の宣伝物をつくるのは宣伝担当者。でも、お客様のために商品の見せ方までこだわりたいと思ったので、何パターンもつくって持って行きましたね。最初はイヤな顔をされましたが(笑)。

齊藤:はい(笑)。でも、モノづくり側の人たちが見せ方まで考えてくれているのは共感できるし、今ではすごくありがたいと思っています。逆に私が商品機能にダメ出ししたり、機能名のアイディアを出すこともあるんですよ。

宮田:私も、コストやスケジュール管理を担当していることもあって、常にいろんな部署と話し合いますね。いくらいいデバイスやデザインができても、コストが跳ね上がってしまってはお客様に満足いただけないですから。でも、その根っこにあるのは、「この人ならもっといいものをつくってくれる」という想いです。みんながお互いを信頼しながら、愛ある口出しをし合っていますね。

写真:岡橋、齊藤
写真:宮田

女性の気持ちは、女性がいちばん分かる。

齊藤:「ドライヤーナノケア」のメインターゲットは女性。チームの中でも、女性目線の意見はよく飛び交います。例えば、商品の重さ。ドライヤーは常に持って使う商品なので、わずかな重量アップでも結構負担になるんです。女性みんなで「これ重い!」ってダメ出しすることもあります。

石川:新しい機能を増やすと、どうしても重量も増えてしまうんですよね。マイナスイオンを搭載していた従来のドライヤーから「ドライヤーナノケア」になった時に、実は100gほど重くなったんです。でも、商品の厚みをコンマ1mm単位で削ったり、部品を一から見直して、今ではマイナスイオン搭載時と同程度まで軽くすることができました。

小谷:LED表示を採用した時も、明るすぎたりチカチカするような光り方じゃなくて、女性らしいふわっと浮き出るような表示にしてほしい、とオーダーしたりもしました。今、「ドライヤーナノケア」は95%の方に満足いただいているのですが、残りの5%の方にも良いと思ってもらえるために、いろんな口出しをしていますね。

写真:小谷、清藤、齊藤、岡橋

バトルもするけど、タッグも組む。

菊地:開発において、他部署とタッグを組むこともよくあります。これは、ほかの開発チームではなかなかないですね。例えば、2010年に初めて採用された、ビビッドピンクのカラーリング。当時はペールトーンが主流で、鮮やかな色は売れないと思われていました。でも、私は女性の気持ちを高めてくれるカラーとして、ビビッドピンクを使いたかった。

清藤:その気持ちに共感したので、一緒になって話を進めました。私たちが提案したのは、アイキャッチカラーという考え方。量販店の売り場に行くと、すごい数のドライヤーが並んでいますよね。その中でお客様に目を止めてもらうためには、鮮やかなカラーが必要なんだと訴えました。はじめは猛反対にあいましたが、チーム一丸となって企画を通した結果、想像以上の販売実績を上げることができたのです。

岡橋:その成功を受けて、「パナソニックビューティ」のブランドカラーもピンクに変えました。大きな決断でしたが、新しいことにチャレンジしたいと言う人たちばかりなので実現できたのだと思います。

写真:2005年から2017年までのヘアードライヤー写真:2005年から2017年までのヘアードライヤー

チームワークで磨いた「毛先ケア」。

松井:実は、新機能「毛先集中ケアモード」は、毛先の満足度がまだまだ低い、というお客様の声から生まれたんです。温風と冷風を交互に出して髪のツヤをアップさせる機能があるのですが、毛先は軽いので強めの風を当てると散ってしまい、温冷風による効果が十分に出ていないということが調査で分かりました。

荘村:そこで、毛先に最適な風量と温冷風の切り替え時間を検証。従来比1.3倍という毛先のまとまりを実現しました。でも、そこからがディスカッションの始まり。お客様にとって、いちばん面倒臭くなくて、いちばん効果が出る使い方はどれか。使い方のフローを話し合った結果、髪が9割乾燥した時に毛先集中ケアモードに切り替えるのがベストという結論に辿り着きました。商品をつくる前も、つくった後も、とにかく話し合う。その摩擦が、商品を磨いているんです。

写真:荘村
写真:石川
写真:菊地

女性のいちばんの味方でいるために、声を聞き続ける。

岡橋:今、女性ってがんばらないといけないことが増えていると思います。仕事に家事に趣味に、美容に。ドライヤーをはじめとする「パナソニックビューティ」を、そんな女性をいちばん近くでサポートできるブランドにしていきたいですね。

井上:ナノイーデバイスで、女性のエイジングケアというところまで提案できたらいいなと思っています。みんなにダメ出しされるほど燃えるので、がんばりたいですね(笑)。

清藤:今回の商品は、速乾と髪質改善の両方を磨き上げてきた私たちの集大成だと思います。でも、女性は現状に満足しない生き物。商品が進化するたびにお客様のニーズも進化していくので、これからもお客様の声を聞き続けて、お客様目線の口出しをし合いながら、よりよい商品をつくっていきたいと思います。

写真:菊地、松井、井上、宮田、荘村、石川、小谷、清藤、齊藤、岡橋
ヘアードライヤー ナノケア EH-NA99

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ナノケア

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