Creative! Story | タテ型全自動洗濯機 × 西島秀俊さん

グローバルな発想で、洗浄力の壁を越えた。

グローバルな発想で、洗浄力の壁を越えた。

写真:技術 稲田 剛士 商品企画 西村 由美子 商品企画 堀田 亜希子

写真左から
技術 稲田 剛士
商品企画 西村 由美子
商品企画 堀田 亜希子

日本の家庭に収まる、大容量、大口径。

堀田:2014年より、当社のタテ型洗濯機は、操作部を後ろに配置して投入口を大きくした「すっきりフロント」という使い勝手にこだわったコンセプトを提案しています。今回も使い勝手にこだわって開発を行いました。また、まとめ洗いの需要から、今回のモデルは業界最大クラスの12kg。ドラム式洗濯機と同じ60cmの本体幅ですが、洗濯容量については1kg多く、コンパクトサイズに抑えながらも、大容量、大口径を実現しました。

※NA-FA120V1。国内家庭用タテ型全自動洗濯機において。2018年4月5日現在。

写真:新商品と旧商品の投入口の大きさ比較

試行錯誤を経て生まれた、薄型バランサー。

堀田:投入口の形状を円形にし、幅を業界最大の43.7cmにすることで、衣類の出し入れが非常に楽になりました。この形状やサイズは、お客さまの声や、実際に身体にかかる負担をシミュレーションして、開発の目標としました。

稲田:これまで38.1cmだった投入口幅を43.7cmにするには、バランサーの幅を薄くする必要がありました。バランサーは内部に入っている流体が流れることでバランスを取り、振動を抑制するもの。薄くすることで流体が流れにくくなる課題がありました。試行錯誤を経て、ドラム式洗濯機で使われていた、バランサー内のリブを傾斜させる技術を応用して解決。お客さまの声を反映した大口径が完成いたしました。

※NA-FA120V1。国内家庭用タテ型全自動洗濯機において。投入口の幅437mm。2018年4月5日現在。

写真:新商品と旧商品のバランサーの大きさ比較

アジアの気候が生んだ、温水泡洗浄を応用。

堀田:もうひとつ、新しい機能として「温水泡洗浄」があります。この「温水」の技術は、当社のアジアのモデルで搭載されている機能を、逆輸入してきたものです。アジアの暑い気候の国は、襟や袖、脇の皮脂汚れが付きやすい。冷たい水ではなかなか皮脂汚れを落としにくいため、必要になったのがこの温水でした。

稲田:ドラム式洗濯機には、すでに搭載している温水ヒーターですが、そのままタテ型洗濯機には応用できませんでした。そんななか、2017年にタイで当社初の温水ヒーターを搭載したタテ型洗濯機の商品化に成功。その技術を今回のモデルにも応用して、搭載することができました。

温水で、ひとつ上の洗浄力へ。

西村:当社の調査によると、洗濯機で落ちない汚れの圧倒的1位は黄ばみです。衣替えのシーズンに衣類をタンスから出すと、黄ばんで着られなくなっていたという経験はみなさんにもあると思います。一見真っ白に洗えているように見えるシャツも、見えない皮脂汚れが落ちきっていない。この見えない皮脂汚れが、時間の経過とともに酸化して、黄ばみの原因になるのです。今回、温水ヒーターの搭載で、ドラム式洗濯機と同じ温水泡洗浄がタテ型洗濯機でも可能になったため、従来落とせなかった黄ばみまでしっかり落とせるようになりました。さらに、黄ばみを予防するコースも設けています。

目に見えない汚れを可視化する、ブラックライト実験

忙しい毎日を、少しでも楽にしていく。

西村:この洗濯機は、忙しい共働きの子育て世帯の方に少しでも楽になっていただきたいという思いから開発しました。私自身も共働きの子育て世帯。とにかく毎日時間に追われ、忙しさを感じています。毎日忙しく働くみなさんの家事負担を軽減し、感動を与えられる、そんな洗濯機をこれからも追求し続けていきたいと思っています。

タテ型全自動洗濯機NA-FA120V1

タテ型全自動洗濯機

NA-FA120V1