NEW Vol.2 アンディチャオ in ハワイ

大判に近いクオリティ。あとJPEGがとにかくキレイ。
変な話、RAWから現像するよりいいかも(笑)

画質は最高ですよ。普段使っているものより全然いいと思う。浜辺でS PRO 50mmのレンズでF1.4開放で撮ったんだけどすごくいいんですよ。これはビックリしました。肌のイエローの階調なんてムラがなくてすごくキレイ。髪の柔らかさとか、これはもう大判に近いクオリティ。あとはとにかくJPEGがキレイ。何枚か比べてみたの。JPEGを見たときの感覚と現像したときと比べたら、JPEGのほうがキレイなんじゃないかって思った。階調がスゴくいい。変な話、RAWよりいいかも(笑)。他のカメラは赤味が強いとか。影がしまってるとかJPEGをそのまま使えない。

フォーカスに関しては、理想を言えば、もっと昔のマニュアルの感覚でできたらいい。デジタルだけど感覚はマニュアル、それができたらもっといい。

アンディチャオと綾瀬はるか

ISOをあげると映画みたいな質感に。
粒子感が、スゴくいいんですよ。

夜もすごいキレイ。夜はS1で撮って、アンバーかけても黄色のライトかけてもきれいなんですよ。映画みたいな質感になるんです。すごく色もはっきりしてるし、きれいなんです。これぜんぶ開放で撮ってるんですよ。ISO12800までいっても全然きれいだった。粒子感もオッケー。手ブレ補正も効いてる。全然問題ない。いやこないだ写真集の撮影でベトナムに行った時にS1があったら最高だなって思いました。もっとキレイに撮れたんじゃないかなって。自分の仕事用としても全然使えるなと。むしろ使いたいくらい。ホワイトバランスも問題なし。モノクロもいいんですよ。暗いと普通は荒れるんですよ、これはでもすごくいい感じの質感がでる。いわゆる12800、25600でもきれい。すごい写真っぽいんです。ボケもキレイ。画質がすごくいいんですよ。色被りがなく、人物の肌と全部うまく…どう言っていいかわかんないけど、スゴくいいんですよ。たぶんコピー機でプリントアウトしても全然十分。

あとはカラーからモノクロにしても全然きれいだしね。たぶんね、ボクら、プロの場合はね、基本RAWデータを使って、コントラストつけたり、モノクロにしたりする。あとでコントラストつけたりする。でも最初からつけられるとJPEGのみの人たちには最高だと思う。すぐ欲しい人、すぐ使う人、現像とかしない人たちには。いまJPEGが多いんですよ、報道もWEBとかですぐ使うから。ボクの場合は全部いちばんシンプルにしてから後で色を付けたりモノクロにしたり。あとのお楽しみみたいな感じ。

アンディチャオ

デザインもシンプルでいいと思う。
目立たないからいい。

ボディ自体はわるくないんだけど、シャッターの近くにISOがあったほうがいいですね。天面のボタンは少し大きすぎる感じ。ISOは結構いろんなときに使うから、ここにあると一回顔を外さなくても覗きながら変えられるし。みんなの指、そんなに大きくないから。過酷な環境でもグローブつけても使えることを考えてるの?あ、なるほど。そういうことか。でも、それよりボタン見なくても指の感覚だけで撮れるようになったほうがいいと思う。あと、モニター横のボタン類がボコボコしてるところが気になる。出っ張りがスゴい多いなと思って。カメラは指の感覚だから。あとは問題ない。あとは重さはすごく安定してるし、グリップもとても持ちやすい。天面のモニターもよく使う。

デザインもシンプルでいいと思う。目立たないからいい。目立っちゃうとダメだからね。みんなスマホとか使ってるから。シンプルなほうが違和感なくていい。あと、ランプボタンも人差し指で扱える場所にあると操作しやすいかな。

アンディチャオ

パナソニックの50mmのレンズ。一番性能高いと思う。
ボケとかいいし。ビックリしちゃった。

パナソニックのS PRO 50mmレンズ。すごくいいと思う。今まで使ってきたレンズの中でいちばん性能が高いと思う。スゴいキレイですよ。ボケとかいいし。ビックリしちゃった。スゴくいい天気の時に、あえてF1.4に設定したんです。スゴいキレイ。

あとは、もうちょっと丈夫に作ったら最高だと思う。なぜなら、一般の人は丁寧に使うけど、ボクらは使い方が粗いんですよ。レンズの交換とか見てもらうとわかると思うけど、すぐビンテージ感が出ちゃうんですよ。本当に色が剥げたりとか。丈夫だとわかってて強く握ったりして。あとぶつけてもいいと思って使ってるから。でもパナソニックのレンズはそのへん繊細になっちゃう。素材が何なのか分かんないんだけどそこはもっと良くしたらいいなと思う。たとえば、1週間登山で使ったらレンズどうなるのか。戦場カメラマンが1ヶ月使って戻った時にどうなってるか、とか試してみるといいかも。だから今後これを「マイレンズ」にするには素材感とか丈夫さとか考えてほしいと思う。

アンディチャオと綾瀬はるか

カメラは自分の体の一部。
自分の目の代わりになれるもの。

仕事としての理想のカメラとは?うーん。自分の体の一部になればいちばんいい。それをいちばん探しているかな。たとえばボクの大判カメラは10年変わってないんですよ。ずっと同じやつ使っている。新しいやつを試しても、結局みんな、いかにモノを主張するかが多いんですよね。そうじゃなくてボクの場合は、どんだけ自分の目の代わりができるか。やっぱりその、カメラにボクをコントロールされると嫌なんですよ。それよりボクを、自分のマインドを、コントロールしてから、そこにカメラがぴったり合う。そういうカメラに出会えたらずっと使いつづけます。

今回のLUMIXは画質がすごいキレイだから、ディテール、さらに奥深いものが見える。今まで見えなかったものが見える。「超える」って感じかな。それはすごい楽しかったね。あとは結局どこも一緒じゃないですかカメラって。どういう風にモノを写せるかってしか考えてないから。実際写したい人間って、さらにいいものを見たいとか、情報がほしいとか、人に伝えたいものを作っているじゃないですか。そういう思いをたぶん持ってる。例えば展示にしたとき、ふだん見えないものが見えるんだったらそれはパナソニックのいいところだろうし。

デジタル使い始めてもう10年以上になるんだけど、デジタルの中ではこのLUMIXのSシリーズはいちばん新しいかな。いままでになかった感じ。画質とか色味とか全部ふくめて。あとボケとか。それは十分楽しめたかな。いわゆる目に見えたものが再現できる…ってのがスゴいなと。その技術がスゴいなと思った。再現がスゴいってスゴいなと。だいたいみんな、ほら、風景で判断しちゃうんですよ。風景でごまかすというか。キレイな夕日、キレイな映像、キレイな建物、キレイな色で。でも人物になると、バレる。いいものが何かがバレる。人の肌の感じと、あと人に対しての周りの色味の被り方でバレちゃうんです。いい色も悪い色も。たとえば、最近いっぱいカメラが出てて「ああ、画面見ててキレイだな」と思って、実際見ると全然ダメじゃないですか。データでチェックしたり、細かく見たりすると、全然ムラだらけ。でもS1Rだとキレイ。たとえば、海からあがったばかりの髪の質感とか、素肌に風と潮水の、太陽の中にいるような再現がちゃんとできるところがスゴい。だいぶ研究されていると思いました。

アンディチャオと綾瀬はるか

今は何でもファースト、ファースト、ファースト。
カメラってゆっくり写真と向き合える
スローな時間をつくるものだと思う。

写真はやっぱり、メッセージ性があるもの。人にメッセージを伝えることがいちばんかなと思う。写真は、写真以外のものがボクは重要だと思ってるんですよね。写真の外、周り、環境。写真に写ってないものをいかに写真の中に表現するか。たとえば人を見て、写真で決めつけたくないと思うんだよね。もっとシンプルに言うと、写真はやっぱり「瞬間」とか言われるじゃないですか。でもボクの場合、写真は「過去」のもので、記録・メモリー。メッセージがあるメモリーなのね。現在と過去のことだから。時間と空間を超えていいメモリーに残せるのって写真の力だと思う。これ1枚で、あとからいろんな話ができるもんね。この、画質プラスさらに長く見れるということが魅力かな。何かが起きてるという感じ、さらに情報が伝わってくるというか。それが写真の面白いところ。

ほら、今ってみんな、写真はスワイプしたりスクロールしたりで、長く見ない。インスタとかスマホとかに慣れて。カメラ必要?いらなくない?ていう時代じゃないですか。カメラマンもいらない、誰でも写真が撮れる時代になってきてる。でも、だからいかに写真は奥深いかっていうのを、いま一度打ち出せるかが重要で、あとはその環境に影響をどれだけ与えるかがいちばん面白いかなと思っているんです。だって何でみんなカメラを買おうと思うの?…スマホ持ってるのに。時間軸がなくなって本当にイメージがいらない。カメラをいっぱい作っても、結局みんな「ケータイでいいじゃないですか」って一言で終わっちゃう。カメラの面白さがどこにあるかって、ずっと見ていたくなるとか、それを見て思い出したりとかそういうものができるってこと。

いまの時代、全部ファースト、ファースト、ファーストでしょ。じゃあ、スローって何なの?ゆっくり写真を見るとか、ゆっくりを感じるとか、ゆっくりモノを見るとかていうのが本当に今なくなっている時代だから。みんなすぐ、すぐ、すぐ。みんな、いいね!いいね!いいねって、瞬間、瞬間で3秒見ないからね。じゃあ何でこれを作ってるかと言ったらプロセスが楽しいじゃないですか。1年、2年、10年かけて。これまでのプロセスをいちばん人に伝えたいじゃないですか。なんでこれがいい、なんでこれがダメとかそういうのを伝えることが楽しいじゃないですか。やっぱりそこが、写せないものと写せるものとの差がハッキリ出ると思うんです。スマホには写せないものがきっとあるし、でもカメラでこう時間をかけて作ったものは、やっぱり長く話せる、長く見れる。カメラの写真はちゃんと大きくして見えるし、逆に小さくてもちゃんと見れる。たとえばパナソニックの写真はこんな小ちゃくても、こんなに大きくしても見方が変わるんですよね。そういう話ができるってスゴくいいなって思う。そういうところが写真の面白いところかな。

アンディチャオ
アンディチャオ

シンガポール出身。
2年間世界を旅し、2000年に東京へ移住。
この2年間の経験が今日の写真家としての
感性や洞察力へとつながり、美学、哲学が形成され、
現在は、多くの広告、ポートレート、写真集等で活動中。
そこには、彼の世界観が彩られている。

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