春の富良野・美瑛
春の富良野・美瑛は転がるように過ぎてゆく。
雪解けの合図と共に一斉に萌え始め、鮮やかな新緑へと変化し花々たちが彩りを添える。
ネコヤナギから福寿草、水芭蕉、カタクリ、桜が終わる頃新芽の赤や黄色の春紅葉を迎え新緑へと移り変わる。
水平、垂直移動で季節の変化が大きく2、3日で風景が一変するのでこの時期の撮影はさらに忙しい。
新緑の清々しい緑に包まれていると体が浄化され穏やかな気持ちになる。
1959年北海道生まれ。大学時代より北海道の山を中心に撮影し始める。丘をはじめとする美瑛・富良野の自然風景を独自の感性で表現し続けている。著書多数。写真集初刊行から30周年の写真集を製作中。
『風雅 - 富良野・美瑛の四季』
長きにわたって富良野・美瑛の風景を撮り続けている高橋真澄氏が、淡々と流れゆく日本の自然観を意識し、枠にとらわれず、各々の思いを通じて想像して感じていただけるよう作り上げた写真集。(LUMIX GH4で撮影された写真を中心に構成。)
1500円(本体) / 90ページ / 高橋真澄著 / 発行 青菁社