LED電球 徹底解明!よくわかる良質設計の裏側!




よいLED電球の条件1 長寿命
パナソニックのLED電球は、長寿命を実現するために、部品も素材も厳しい基準を設けて一つ一つテストをしています。さらに、テストをクリアした部品は、組み上げた状態でも厳しい基準を設けて試験。両方の試験をクリアした部品でないと、パナソニックのLED電球の部品としては採用されません。


次にこだわっているのが、実際の使い方もふまえて長寿命を実現できるかということです。
LED電球が短寿命になる原因の一つに電源回路の故障があります。
LED電球の中身は意外と高温。点灯・消灯の繰り返しにより電源回路、特に電子部品はダメージを受けます。パナソニックのLED電球は小型化を実現しながら電子部品へのダメージを抑えるよう部品の配置を工夫しています。
見えない部分も「整理・整頓」された美しい配置が品質向上につながっています。


LEDと部品は、長寿命とはいえ使っているうちに少しずつ劣化します。
特に周囲温度の影響を受けやすいため、温度がこもりやすい器具でランプを使用した場合に劣化しやすい傾向があります。
パナソニックではさまざまな種類の器具でランプをご使用いただいても、劣化の度合いが寿命の基準を守れるよう部品の選び方やランプの設計、組立てなどそれぞれに高い品質基準を設定しています。




LED電球は白熱電球に比べて熱くなりにくいものの、光とともに、高温の熱を発生しています。長寿命のためには、電球内部の精密部品を守る「熱対策」が不可欠です。長く安心してお使いいただけるよう、パナソニックこだわりの良質設計の中から、3つの熱対策をご紹介します。
【熱対策1】熱を「逃がす」
熱伝導の高い金属ボディが、LEDで発生した熱を電球外部に放出します。
【熱対策2】熱を「抑える」
温度調整機能を備えた回路が点灯中の使用温度を制御して、部品を守ります。
【熱対策3】熱を「避ける」
特に熱に弱い部品(電解コンデンサなど)を、LEDから一番遠くに配置し、熱から守ります。

裸点灯の場合はランプの熱を逃がしやすいですが、器具に入れて点灯する場合は器具内部で熱がこもって、ランプ内部の部品温度が上がりやすくなります。
パナソニックのLED電球なら、「熱を逃がす」「熱を抑える」「熱を避ける」の3つの熱対策をしているので安心!



よいLED電球の条件2 スイッチとのマッチング
パナソニックは、LED電球だけでなく「スイッチ」や「照明器具」も開発・製造しています。そのため、スイッチ部門や照明器具部門と連携して、さまざまな適合試験を実施しています。
LED電球がスイッチに適合していない場合、スイッチ内のランプが点滅したり、スイッチがオフなのにLED電球がうっすら点灯したりなどの不具合が起きる可能性があります。
パナソニックのLED電球は、「高機能スイッチ対応回路」を搭載することで、さまざまなスイッチに対応する設計になっています。




パナソニックのLED電球は、ほたるスイッチとの適合もOK!
よいLED電球の条件3 光の色の均一性
公的な色規格では、「電球色」について規定されている色の範囲が広いので、同じ電球色の商品といっても色範囲の端と端になってしまうと、色の印象が違ってしまいます。
パナソニックでは、商品によって色のバラつきが出ないように、同じ品番はもちろん、タイプが違う商品でも電球色の「色の範囲」を、公的な色規格よりも狭い範囲に絞り込んで、その中に収まるように設計しています。だから、パナソニックのLED電球は、同じ品番はもちろん、一般電球タイプもボール電球タイプも色の印象は一緒※です。
※ 2016年以降に発売の電球色のLED電球。


よいLED電球の条件4 モノの色の見え方
お店で見た洋服の色が家や外では違う色に見えたことはありませんか?これは、光によって色の見え方が変わるのが要因です。この色の見え方の指標を「演色性※」と言います。
パナソニックでは、自然光の下と近い色に見えるように、Ra90の高演色性のLED電球(プレミアX)もご用意。食べ物はおいしそうに、花や植物は美しく、メイクやお洋服の色も本来の色鮮やかさで見えます。LED電球選びでは、演色性もぜひチェックしてください。
※演色性の単位は、Ra(平均演色評価数)を使い、100に近いほど、演色性が高く、自然光で照らされた時に近い色を再現できます。


よいLED電球の条件5 省エネ
LED電球で省エネを実現するためには、LEDをいかに効率の高い状態で使うかがポイントとなります。そのためには、熱の影響をできるだけ減らすことが必要です。パナソニックのLED電球は、商品ごとにLEDの数や配置を最適化して、LEDモジュールへの熱の影響を減らすことで省エネを実現しています。


よいLED電球の条件6 高い品質
パナソニックは、LED電球を長く、安心して使っていただくために、公的な試験項目(約25項目※)を100項目近く上回る数の試験をしています。性能、寿命、安全性、照明器具との適合など、さまざまな面から厳しい試験を実施しています。
たとえば、使用範囲は0~40℃ですが、それを超える厳しい温度環境下でも、安全面では問題がないか、発煙事故を起こさないかをLED電球単体だけでなく、照明器具に入れた状態で高温な環境に放置して、確認しています。
安全性の面では、仮に寿命の40000時間を超えて使い続けた場合も想定し、異常時には回路の動作を止めるなど、安全性をとことん追求した設計にしています。
※当社の試験項目120項目の中で公的な試験項目に該当しているのが25項目。



