

【山形県】珍しいイタリア野菜で心おどる食卓を
監修・ライター:歌なし編集部
2022年6月30日 地域
新しい食材は食卓の雰囲気をがらりと変えてくれるもの。山形県では、そんな「珍しくっておいしいイタリア野菜の栽培」が始まっています。イタリア野菜はどんなきっかけでこの地で育てられるようになったのか?を紹介します。
タイトル写真:チーマディラーパ
山形県でイタリア野菜が栽培されたきっかけは?
山形県河北町では、2011年からイタリア野菜の栽培が始まりました。そのきっかけは、イタリア料理のシェフが、「イタリアでよく食べられている野菜を食材として使いたいけれど、日本ではなかなか手に入らない…」と困っていたからだそう。
どんなふうに作るのか、どんなふうに食べるのかもわからないところから始まったイタリア野菜の栽培。おなじみの日本の野菜とは見た目からして随分と違うので、「できるかな?」と思いきや…、河北町の気候と相性が良かったのか、今ではなんと60種類も育てられています。
今では「かほくイタリア野菜」と呼ばれる河北町出身のイタリア野菜たち。本場のものに比べると甘みがあって、みずみずしいのが特徴なんですよ。
なじみがない…と思いきや!
「イタリア野菜って、どんなのがあるの?」という方も多いかもしれません。実際に、トレヴィーゾ・タルディーボやカーボロネロ…と、名前を聞いてもピンとこないのですが、「ルッコラもイタリア野菜」と聞くと、なんとなくイメージがわいてくるはず。
ベビーリーフにルッコラをプラスして、ラディッシュやクルミなどを合わせたサラダにパルミジャーノレッジャーノチーズのスライスを散らし、オリーブオイルをたらり。これだけでも、手軽でオシャレでちょっと特別なひと皿になります。
イタリア野菜をおいしく食べるなら?
フィノッキオ

新しい食材を食卓に、と思ったならイタリア野菜はおすすめ。特に春先の時期においしいのは、「チーマディラーパ。イタリアの菜の花です」と教えてくれたのは、かほくイタリア野菜研究会の佐藤淳也さんです。
南イタリアでは、チーマディラーパをくたくたになるまで茹でて、オリーブオイルとお塩というシンプルな味付けで食べるのが定番なのだとか。甘みの中にほんのりとした苦みがある、春の味わいが口いっぱいに広がります。ちなみに、パスタや和え物にしてもおいしそうですよ。
もうひとつ、春から初夏にかけては「フィノッキオ」というイタリア野菜も旬を迎えます。写真の通り、日本でいうところの「ウイキョウ」です。白くぷくっとした形がなんともチャーミング。香りはセロリの根元のようにさわやかです。
サラダにして食べるのがイタリアンな食べ方ですが、ゴマ油できんぴらにしてもおいしいそうです!
聞きなれない名前の野菜たちも、なじみのある食材に似ていると聞いたり、食べなれた料理にも使えると教えてもらうと、グッと親近感がわいてきます。
みなさんの地元にも、きっと珍しい野菜や果物があるはず。普段は見かけない食材に出会ったら試しに食べてみて、おいしくって心おどる時間を過ごしてみませんか?
今回は、AMラジオ37局で放送しているパナソニック提供の長寿番組「歌のない歌謡曲」のYBC山形放送からお届けしました。
YBC山形放送の「歌のない歌謡曲」は、毎週月~金 午前6:45~7:00に放送しています。
お届けしているのは、松下 香織さんです。


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2022年6月30日 地域
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