The Roast Coffee Academy 焙煎士 後藤直紀氏による「コーヒー講座」 ペアリング・ブレンド編

The Roast Coffee Academy 焙煎士 後藤直紀氏による「コーヒー講座」ペアリング・ブレンド編
「The Roast」と食べ物の相性・ブレンドのコツ。

「The Roast」のプロファイル作りを手がける豆香洞コーヒーのオーナー焙煎士・後藤直紀氏を講師にお迎えし、自宅でおいしいコーヒーを楽しむためのコツを伝授する「コーヒー講座」。
第3回目はフードペアリングとブレンドの方法について教えてもらいます。

フードとコーヒーのおいしい関係。

①イチゴのタルト×「ワイニードリップ」中煎り
②チョコレートケーキ×「カカオパレード」深煎り
③モナカ×「スウィートモナカ」浅煎り

「The Roast」で楽しめるさまざまな風味のコーヒー。フードと合わせるペアリングも楽しみのひとつです。
例えば淡い味わいのモナカには淡い風味のコーヒー、リキュールを使った個性の強い洋菓子には強い風味のコーヒーを合わせます。おにぎりに合わせてブラジルの浅煎りを薄めに淹れると、ほうじ茶のように飲めますよ。
香りを合わせる場合は、ナッツを使ったお菓子にはナッツ系の風味をもつコーヒー、フルーツのお菓子ならベリー系のコーヒーというように、同系統のペアリングから始めるといいでしょう。
慣れてきたら、互いに補い合うペアリングも試してください。酸味のあまりないお菓子に酸味の強いコーヒー、苦味のないお菓子に苦みのコーヒーを合わせると、おいしい補完関係が生まれます。また和菓子には油分や酸味が少ないので、フレンチプレスや金属フィルターで淹れたコーヒーがよく合います。海外では、チーズとコーヒーを合わせる楽しみ方もよく見られますね。
最後に私が考えるペアリングのベスト3をご紹介します。①イチゴのタルト×「ワイニードリップ」中煎り。②チョコレートケーキ×「カカオパレード」深煎り。③モナカ×「スウィートモナカ」浅煎り。ぜひお試しあれ!

コーヒーどうしの相性を高めるブレンド。

ワイニードリップ、カカオパレード、ナッティブレイク

ブレンドコーヒーは複数の種類の豆を使いますが、その組合せは無限大です。そこで「The Roast」では3種類の豆を1:1:1でブレンドする方法をご提案します。まず焙煎度合いが近い豆をブレンドする場合、個性が強い豆2種類と、その間をつないでくれる豆1種類の組合せが基本です。例えば「ワイニードリップ」中煎り+「カカオパレード」中煎り+「ナッティブレイク」中煎り(写真上)のブレンドは、エチオピア産のワインのような酸味とグアテマラ産のカカオのような苦味を、バランスのよいブラジル産がまとめてくれます。

「カカオパレード」浅煎り、中煎り、深煎り

これをベースに豆を入れ替えたり焙煎度合いを変えていくと、無限の組合せが楽しめます。その際、酸味の強い豆と弱い豆を組み合わせると、まとまりがよくなるでしょう。
また、同じ豆の焙煎度合い違いの組合せでもが楽しめます(写真下)。例えば「カカオパレード」の浅煎りと中煎りを1:1でブレンドすると、明るい酸味と甘味、苦味がバランスよく味わえます。
ちなみにブレンドするときは挽くときに豆を混ぜても、淹れてから抽出液を混ぜても大丈夫ですよ。