豆香洞コーヒー 後藤直紀さんが感じる「The Roast Expert」の魅力 【第1部】

プロ焙煎士の要求スペックを見事にクリアした「The Roast Expert」で緻密な味づくりに挑戦

焙煎機本体の商品開発から始まり、「The Roast Basic」でお客様にご提供している120種類以上もの焙煎プロファイル作成を手掛け、「The Roast」の焙煎機本体の性質や性能を細部まで熟知している焙煎世界チャンピオンの豆香洞コーヒー後藤直紀さんに、「The Roast Expert」の使いこなし方をご紹介頂きます。

プロが感じる「The Roast Expert」の魅力プロが感じる「The Roast Expert」の魅力

「The Roast Expert」の特徴とおすすめポイント

「The Roast Expert」は小型高性能の焙煎機として最高レベルに仕上がっていると思います。開発初期段階から一緒に関わってきて、プロの焙煎士としてリクエストした多くのスペックを見事にクリアしてもらいました。実際に使えるパワー(豆に入るカロリー)の余裕や、操作性、安全性、耐久性、そして再現性に最も重要な個体差の小ささや、本体そのものの品質、質感など、細部にわたってパナソニックの厳しい品質基準に準拠する形で完成度を上げてきました。「1℃」「1秒」「1%」単位のプロファイル設計にきちんと味が追従してくれる精度の高さは本当に魅力的です。
皆さんにも是非うまく使いこなして緻密な味づくりをして頂きたいと思います。

① 何度焙煎を繰り返しても同じ結果になるという再現性があるのでサンプルローストとして最適です。

「攪拌(かくはん)羽のない完全熱風式の超小型釜」という特殊性から風量の設定には少しコツが必要ですが、それに慣れさえすれば普通のサンプルロースターを使うのと同等以上に高い精度と再現性で焙煎を行うことが可能です。何度焙煎を繰り返しても同じ結果になるという再現性があるので、もし求める味からずれていた場合でも、それは焙煎ではなく確実に生豆に起因する要因(形状や密度、成分等)であるという判断が可能になります。外的要因も考慮して1バッチ目からも安定して焙煎できますし、連続焙煎も可能です。その再現性の高さは、私が福岡にある焙煎室で作成したプロファイルが北海道から沖縄まで全国のお客様のご自宅で同じ条件で再現可能という「The Roast Basic」で実証されています。スタートボタンを押せば、焙煎機の前に張り付くこと無く、他の業務をこなしながらどんどんサンプルが焼けてしまうという作業性も何かと忙しいコーヒー屋にとっては大きな魅力です。

② 1バッチ50gとロスの少ない焙煎量や作業性の高さもありプロの味づくりに最適です。

これまで「The Roast Basic」用に120種類以上のプロファイルを作成してきましたが、私自身がプロファイル作りをし易いように温度制御の仕組みをプロトタイプから大きく作り変えてもらっています。品温重視で味づくりを行うタイプの焙煎人にとって、かなり使いやすい仕様になっていると思います。プロの方も直感的に、そしてとても楽に味づくりや細かな修正を行うことが出来ると思います。実際に、競技会用やナインティプラス社のゲイシャなどトップオブトップ豆のプロファイル作成にも活用していますが、緻密な味づくりが十分可能です。

③ 正しい味づくりの為の勉強ツールとして最適です。

普通の焙煎機では、焙煎開始前に立てたスケジュール通りに操作が出来ないことが多いと思いますが、Expertの場合は忠実にスケジュールを遵守するので、なぜ狙った結果が出たのか(出なかったのか)、プロファイル変更の味に対する影響が分かりやすくとても勉強になると思います。的確なサンプルがあれば、明確な味の違いではなく、少しの変化も敏感に見えてくるので、条件を細かく突き詰めて行きながら色々と焙煎の実験が出来ると思います。