ふたつの“ながら”を実現するための試行錯誤

技術開発 清水 宏明

“スキンケアしながら剃る”という挑戦

技術開発の仕事は、商品企画が提案する新商品のコンセプトに対して、何の技術をどのように使えば目標を達成できるかを考えるところから始まります。

スキンケアシェーバーは、シェービング機能とエステ機能を組み合わせた商品です。スキンケアをしながらシェービング行為もしっかりできるように、エステ機能を果たすイオンプレート(以下、プレート)を“あてながら剃れる”ことの確保を第一課題として始めました。

写真:清水さん

最初に取り組んだ課題は、プレートと刃の高さの設定でした。プレートが高すぎると刃が肌にあたらず剃ることができません。逆に低すぎるとプレートが肌にあたらずエステ機能が果たせません。この“肌あたりのバランス”には顔の骨格やシェーバーのあて方も関係してくるため、1/10ミリ単位でそれぞれの高さを変えた試作品を作成し、数多くのモニターに試してもらいました。

写真:4種類の試作品シェーバー

続いての課題は、幅の広いプレートを搭載することによる滑りにくさを解消することでした。全体の摩擦抵抗を下げるために、摩擦抵抗の小さいローラーを搭載することから始まり、プレートと刃とローラーがそれぞれしっかり機能するように高さを調整。ローラーの形状や高さを数パターン組み合わせて検討し、最終的に絞り込んで作成した数種類の試作品で評価をしました。

写真:清水さんがシェーバーを触っている様子

ひたすら評価試験の日々

試作品が完成すると、そこからはひたすら評価試験の日々です。モニターしていただいた方からのコメントをもとに、想定していなかった問題点をひとつずつ改善していきました。あらゆる人を満足させようとすると、理論通りにすんなりとは進まないところもあり、最終的な仕様を決定するまでに2カ月以上の期間を要しました。

さまざまな評価試験を経て仕様が決定すると、商品設計チームがデザイン・意匠を盛り込んだ最終形状で商品を設計します。その金型を作成し試験組み立てしたサンプルで再び評価試験を行い、目指す機能が担保されているかを確認することになります。

写真:清水さんがシェーバーを持ち、話している様子

これまでにないスキンケアシェーバーの技術開発

また、今回の開発では、従来行っている剃り性能評価や刃の技術開発だけでなく、新たに「化粧水の浸透*1評価」という生体的な評価試験も技術開発チームが担当しなければなりませんでした。そのために、技術開発チーム内で生体的な評価分析を行える体制を整えることにも注力しました。

今までのメンズシェーバーの評価にはなかった保湿成分の浸透*2量分析や肌水分量評価などを技術開発の段階から実施することで、“スキンケアしながら剃る”技術開発ができました。

*1 肌の角質層までの浸透。ヒアルロン酸分子量5,000~10,000を使用した浸透量試験に基づく。当社調べ。
*2 肌の角質層までの浸透。

写真:化粧水の浸透評価をしている様子

モニターに協力していただいた方からは「スキンケアシェーバーは肌にやさしい」「スキンケアシェーバーは気持ちいい」という意見をたくさんいただいています。
メンズスキンケアへの意識が高まっている今、スキンケアしながらシェービングできるというこれまでにない機能、おしゃれでスタイリッシュなデザインの「スキンケアシェーバー ラムダッシュ」は、きっと多くのお客さまにご満足いただけると思います。

写真:清水さんがスキンケアシェーバーを持ち笑顔で話している様子

スキンケアシェーバー ラムダッシュ 3枚刃 ES-MT21

世界初*1。イオンの力で、化粧水浸透*2シェービング。

*1 2020年7月1日発売。
*2 肌の角質層までの浸透。ヒアルロン酸分子量5,000~10,000を使用した浸透量試験に基づく。当社調べ。

スキンケアシェーバー ラムダッシュ 3枚刃 ES-MT21 ページへ

※ ヒアルロン酸などの保湿成分を含む化粧水をお使いください。