建築家・谷尻誠と吉田愛が提案する「キッチンをデザインする」こと

建築家・谷尻誠と吉田愛が提案する「キッチンをデザインする」こと

型にとらわれないのびやかなアイデアで、私たちの想像を超えた暮らしの楽しみ方を提案し続ける建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE」の谷尻誠さんと吉田愛さん。

住宅やホテル、店舗のデザインはもちろんのこと、商業施設のクリスマスインスタレーションや、デザイン家具のDIYキット、お菓子のデザインまで、さまざまな業界から引っ張りだこの人気建築家です。中でも今注目を集めているのは、彼らの“オフィス”兼“食堂”として誕生した「社食堂」。

建築家が考える“食”の場にはどんなこだわりがあるのでしょう。そして、空間に映えるキッチン家電とは?建築家ならではの着眼点を参考に、皆さんもキッチンをデザインしてみませんか。

photo by Tom Roe
オーストラリア・キャンベラに建つオフィス・集合住宅を含む複合施設
photo by Toshiyuki Yano
「泊まれる本屋」がコンセプトの「BOOK AND BED TOKYO」
photo by Tetsuya Ito
オフィス・食堂・ライブラリー・ギャラリーなどの機能を持つ「社食堂」

“食”は「細胞のデザイン」である──「社食堂」に込められた想い

“食”は「細胞のデザイン」である−−「社食堂」に込められた想い

谷尻 忙しくて食事もロクにとれなかったり、体調を崩すスタッフがいたりという状況を見てきて、何が一番大切か考えたときに、食生活なんじゃないかなと思ったんです。

食は「細胞のデザイン」ですよね。食べたものが体の細胞を形成するのだから、手づくりのものを食べて、良質な細胞をつくって、良質なアイデアや思考、健康を生み出せればいいなって。

ここは自分たちのオフィスでもあり、ミーティングをすれば会議室、食事をすれば食堂になる。そして、“会社”の食堂であるのと同時に、誰もが来ることができる“社会”の食堂なんです。

本がたくさん置いてあるのでライブラリーとも言えるし、アート作品を展示するギャラリー機能もある。「分けない」ということがテーマになっています。

吉田 空間を多様に使ってもらえるデザイン

吉田 どうやったら空間を多様に使ってもらえるか、ということをデザインしているんですよね。こういうライフスタイルいいなと、デザインに興味を持つ人が増えてくれたら嬉しいです。

“便利”は愛されない──キッチンをデザインする上で大事なこと

“便利”は愛されない−−キッチンをデザインする上で大事なこと

谷尻 住宅を設計するときも同じように考えていて、「キッチンをつくる」と限定していないんです。限定することで用途が狭まってしまうじゃないですか。

吉田 こんなキッチンがあれば生活が楽しいものになるということを提案する

吉田 こんなキッチンがあればこのようなコミュニケーションが生まれますよとか、生活が楽しいものになる、ということを提案するようにしているんです。

photo by Toshiyuki Yano
庭に屋根をかけ、キッチンをつくることで新たなライフスタイルを生み出した

谷尻 愛知県安城市に建てた家で、庭に大きな屋根をかけて、コンクリートのシンプルなキッチンをつくったことがあるんですが、外でごはんを食べるのって、最高においしいですよね。

究極を言えば、火と水があるようなブース(空間)だけがあって、あとは自分の好きなものを、その時の用途に合わせて手を加えられるようにしておきたい。

最初は不便かもしれないけど、自分にとっての使いやすさを求めてカスタマイズしていくうちに、愛着を持つようになるじゃないですか。“便利”って愛されないですよね。「どう使おうか」と考える余地のある、育てがいのあるキッチンがいいと思います。

キッチン家電は“洋服”のように選ぶ──美しいキッチンをつくるには

キッチン家電は“洋服”のように選ぶーー美しいキッチンをつくるには

谷尻 キッチン家電を選ぶときも洋服と同じですよ。パンツを買うときに、どんな靴と合わせるか想像していますよね。キッチン家電も、ほかにどのような家具があって、どのようなイメージでまとめたいのかよく考え、“本質”を選べばうまくいく。僕の家の家電は、空間に合うものを選んでいたら全部黒になってしまったのですが、「IHジャー炊飯器SR-KT067」も黒を展開しているんですね。モノトーンが選べるのは嬉しいですね。

吉田 この炊飯器、開閉ボタンがシームレスで、横から見るとロゴもなくてすごくシンプル

吉田 この炊飯器、開閉ボタンがシームレスで、横から見るとロゴもなくてすごくシンプル。天面がフラットになったデザインが、「炊飯器といえば」という形から逸脱していていいですね。ふたを開けたときの枠の部分も凹凸が少なくて掃除しやすそう。ふたを開けるときに、カチッと上質な音がして好きだな。

谷尻 キッチン家電を「シンプル」にスッキリまとめる

谷尻 今は多くの人が「シンプル」を求めていると思うので、キッチン家電もそういう目線で選んでいくと、スッキリまとまるのではないでしょうか。

「パナソニックIHジャー炊飯器SR-KT067」の魅力をご紹介

「パナソニックIHジャー炊飯器SR-KT067」の魅力をご紹介

「キッチンをデザインする」──それは、使い手それぞれが自分の用途や好みに合わせて知恵を絞ること。自分色に育てていくことで愛着が増し、日々の暮らしが豊かになっていくのですね。

「IHジャー炊飯器SR-KT067」は、どんなキッチンとも相性のよいシンプルなデザインで、皆さんの暮らしを彩ります。タッチキーとガラスパネルを搭載したフラット天面はお手入れもしやすく、“脱・炊飯器”といった佇まいでインテリアに馴染みます。

“食の時間を大切に過ごす”というライフスタイル

お米の炊き方は、白米と無洗米が選べるエコ、ふつう、早炊き、おかゆモードと、玄米と雑穀米モードの全10種類。コンパクトなのに、2段IHと側面・ふたヒーターで備長炭釜を包み込むように加熱し、ごはんをふっくらおいしく炊き上げる実力派です。

何よりも「炊き込みご飯を3合炊きたい」という声に応えた3.5合炊きは嬉しいサイズ。吉田さんも注目した、ふたがカチッと音を立ててふわりと開く様は、使う人の所作まで美しくなりそうです。

「IHジャー炊飯器SR-KT067」が、“食の時間を大切に過ごす”というライフスタイルに導いてくれることでしょう。

 
 

interviewer Maiko Shimizu
photographer Chicken Shinoyama

SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd.

谷尻誠・吉田愛率いる建築設計事務所。広島・東京の2拠点をベースに、住宅、商業施設、会場構成、ランドスケープ、プロダクト、インスタレーションなど、多岐に渡る活動で注目を集める。2017年4月にオープンした「社食堂」は、自社オフィスでありながら誰もが利用できる食堂を併設。働き方改革や、地域と人の関わり方を考えるまちづくりの依頼も多い。2017年12月、SUPPOSE DESIGN OFFICE の30の作品と哲学を紹介する「SUPPOSE DESIGN OFFICE -Building in a Social Context-」(オランダ・フレーム パブリッシャーズ)を刊行。