もうすぐ中秋の名月!SNSでも話題にのぼる、珍しい月を一挙におさらい♪

ふと見上げた夜空にきれいな月が浮かんでいると、ちょっと得した気分になりますよね。暮らしの中でなじみ深い月といえば、旧暦の8月15日にあたる日に見られる「中秋の名月」。でも最近は、スーパームーンブルームーンなどなかなか見られない珍しい月が、SNSなどで話題にのぼることも。そこで今回は、月をより身近に感じられるトリビアやスーパームーンなどが見られる時期、ユーザーが撮影した満月の写真をご紹介します。

こんな楽しみ方も! 世界のお月見文化

おだんごや里芋などをお供えし、ススキなどの秋の七草を飾る「お月見」。日本人がお月見を楽しむようになったのは、江戸時代ごろからと言われています。
 

中国や台湾では中秋の名月は「中秋節」と呼ばれる伝統的な祭日で、欠かせないのが月餅。近年では小分けされたものが主流のようですが、大きな月餅を切り分けて、みんなでいただくのが本来の食べ方なのだそう。
 

また台湾では、友人などと集まってバーベキューをするのも最近では人気だとか。ひとくちに「中秋の名月」といっても国が変われば、その楽しみ方も様々なのです。

次に見られるのは、いつ?夜空に浮かぶ巨大な満月「スーパームーン」

特別な名前がついた月と聞いて、まず「スーパームーン」を思い浮かべる人も多いかもしれません。一般的にスーパームーンは、楕円軌道を描きながら地球の周りを巡る月が、地球に最も接近した状態の満月として知られています。でも、この呼び名はアメリカの占星術家が提唱したもので、はっきりとした定義はないのだそう。

おおよそ1年に1回のペースで地球に最接近するスーパームーンを次に見ることができるのは、2020年4月7~8日頃の日中になります。せっかくなので何かお願い事をしてみてはいかがでしょうか。

色をまとった満月の名前

日本には「十五夜」だけでなく、月の満ち欠けにあわせた「十三夜」「十六夜」「立待月」「居待月」「寝待月」「更待月」など、月の和名があります。海外でも満月に様々な名前がつけられていますが、色とセットになったものがいくつかあります。

ちょっぴりレアな「ブルームーン」

まずは2018年1月と3月に見ることができた「ブルームーン」。その名前から〈青い色の月〉を想像しそうですが、1か月の中で満月が2度現れることを指すといわれています。月は平均すると約29.5日のサイクルで満ち欠けを繰り返すので、平均30.4日である1か月の中で満月を2回も見られるのは、珍しい現象なのです。約2年半に一度の割合で目にすることができるブルームーンが次に夜空にあらわれるのは、2020年10月2日と31日。ちょっぴり特別なハロウィンになりそうですね。

春に出会える「ピンクムーン」と「ストロベリームーン」

続いては、ここ数年SNSなどでも目にする「ピンクムーン」と「ストロベリームーン」。これはアメリカの先住民が季節ごとの満月につけていた名前が由来。「ピンクムーン」は野花が咲きはじめる4月の満月、「ストロベリームーン」はイチゴの収穫時期である6月の満月を指します。実はこれらも「ブルームーン」と同じく、月の色あいを指す名前ではないのです。2019年6月17日には令和最初の「ストロベリームーン」が見られました。

天体の神秘を感じられる「ブラッドムーン」

最後にご紹介するのは「ブラッドムーン」。ちょっと怖そうな名前ですが、これは皆既月食によって赤銅(しゃくどう)色と呼ばれる赤黒い色に見える満月。では、なぜ皆既月食中の月は赤黒く見えるのでしょう?

これには月食のしくみが深く関係しています。

月食のしくみ

皆既月食中は太陽・地球・月が一直線に並び、地球によって太陽光がほぼさえぎられた「本影」の中に月が入ります。このとき地球を包む大気がレンズの働きをし、屈折した太陽光がわずかに本影へと入りこみます。このわずかな太陽光があるため、本影に入っていても月は真っ暗にならないのです。

小さな波状に揺れながら進む太陽光は、地球の大気中に浮遊する酸素や窒素の分子などの粒にぶつかって散乱します。また太陽光の色は、振幅である「波長」の長い順に赤・橙色・黄色・緑・青・藍・紫に分けられます。このうち波長が最も長い赤い光は、大気中の粒にぶつかる確率が低いため、本影の中に入り込んで月面まで届くことができます。この赤い光に照らされるため、皆既月食中の月は赤銅色に見えるのです。

2018年1月31日には、日本全国で部分食のはじめから終わりまでを見ることができる、非常に条件の良い皆既月食が起こりました。次に全国で同様の皆既月食を見ることができるのは、2022年11月8日。4年後のシャッターチャンスに向けて、今から撮影テクニックを磨いておくと良いかもしれませんよ。

こんな表情も!月の美しい姿

特別な名前がついた満月だけでなく、夜空に輝く普段の月にも様々な美しさが秘められています。そのひとつが、月の欠けた暗い部分が、地球で反射した太陽光に照らされて、うっすらと見える「地球照(ちきゅうしょう)」。こちらは新月前後の細い月だと見やすいです。

また月と夜空に浮かんだ雲も、美しい彩りを見せてくれます。雲粒の粒径がそろっていると、月光による光の環「月光環(げっこうかん)」を見ることができます。また粒径がそろっていなくても、銀河系の星雲を思わす幻想的な姿が夜空に現れます。月光と雲による夜空の彩りにも、ぜひ注目してみてください。

LUMIXと望遠レンズで写真に残す、月の魅力的な姿

「月の姿を写真に残してみたいけど、ちょっと難しそう…」と思っていませんか?明るい満月であれば、天体望遠鏡がなくても、LUMIXと焦点距離200mm以上(35mm判換算)の望遠レンズの組み合わせで、簡単に撮影することができちゃいます。ここからはパナソニックが運営する写真・動画共有サイト『LUMIX CLUB PicMate』の会員のみなさんがLUMIXを使って撮影した月の写真をご紹介します。

【使用機材】
カメラ:DC-G9
レンズ:LEICA DG 100-400/F4.0-6.3

まずは美しい月面の陰影に思わず見入ってしまう、《スモールまんぼう》さんによる写真。肉眼ではなかなか見えない月面のクレーター(表面の凸凹)も望遠レンズを使って撮影すれば、こんなにクッキリと。空の高い位置に満月があるときに撮影すれば、街灯や街明かりに影響されにくいので、よりクッキリと写すことができます。

また欠けた月の場合は、影との境目にあるクレーターがより見えやすくなるので、まずは三日月や半月の撮影からチャレンジしてみるのもおすすめです。

【使用機材】
カメラ:DMC-G8
レンズ:LUMIX G VARIO 14-140/F3.5-5.6

続いては、奈良公園の五重の塔と満月を組み合わせた《Naratsune》さんによる、なんとも優美な一枚。満月と建物を組み合わせることによって、より満月の大きさが強調された一枚とすることだけでなく、幻想的な雰囲気も演出できます。

パナソニックが運営する写真・動画共有サイト『LUMIX CLUB PicMate』では、今回ご紹介した写真をはじめ、LUMIXシリーズなどのデジタルカメラで撮影された様々な満月の写真が公開されています。月が見せる豊かな表情を、ぜひ『LUMIX CLUB PicMate』でもお楽しみください。

2019年9月12日更新

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