

History of Doltz パナソニック電動歯ブラシ40年史
1970年代から「日本人の口内環境に合ったオーラルケア」を追求し続けてきたパナソニック。 40年以上の研究開発によって磨き抜かれた技術と、商品の進化の歴史をたどる。
PROLOGUE
パナソニックがオーラルケア商品の開発に着手したのは、1970年代。 当時欧米では、手の不自由な方やお年寄り向けに誕生した電動歯ブラシが一般にも普及し始めており、日本はオーラルケアの分野で遅れをとっていた。
日本と欧米では、文化も習慣も骨格も違う。もちろん歯並びも例外ではない。
日本人の口内環境に最適な、Made in Japanの電動歯ブラシを。 そんな想いのもと、細部にまでこだわりが詰まった、日本ならではの商品開発が始まった。


日本人の歯
・歯面が丸く、曲線的な歯並び。
・歯と歯の間のすき間が大きい。
・骨格的に口内(顎)の奥行きが狭く、横広。

日本人の頭部
円形に近く横広。

欧米人の歯
・歯面がフラットで、直線的な歯並び。
・歯と歯のすき間が少ない。
・骨格的に口内(顎)の奥行きが広く、縦長。

欧米人の頭部
縦長に近い形状。


TECHNOLOGY
PROGRESS 01
ブラシの進化
むし歯予防のためのブラシから、歯周ポケットケアまでできるブラシへ。 ブラシの大きさや形状は、時代のニーズに合わせて変化してきた。


フラット形状ブラシ
(開発初期〜1994年)
毛先がそろったシンプルな形。歯面の汚れを「面」で一度に落とせるが、細かい部分を磨く時はテクニックが必要。初期はヘッドも大きめだった。

山切りブラシ
(1995年〜)
ローリング磨きに適した「山切りの毛」と、バス磨きに適した「中高の毛」を組み合わせた立体的な形。歯間に届きやすい。日本人の歯の大きさに合わせて、コンパクトなヘッドに進化。

ダブルエッジブラシ
(2008年〜)
両端のエッジ植毛で、磨き残しの多い「奥歯の奥」や「歯間」を狙い、真ん中のフラットな部分で歯面の汚れをしっかり落とす。歯にフィットする独自の形状。

密集極細毛ブラシ
(2016年〜)
むし歯より歯周病で歯を失う人が多い点に着目し、歯周ポケットケアができるブラシを開発。毛の細さは0.02mm。毛先が必要以上に入り込まないよう、3mm段差の植毛を採用。

密集極細毛ブラシ(薄ヘッド・細ネックブラシ)
(2020年〜)
密集極細毛はそのままに、ヘッドとネックをぐんと細くし、「奥歯」の歯周ポケットにもあてやすく、さらに磨きやすく進化。

PROGRESS 02
モーターの進化
モーターは電動歯ブラシの性能の要。歯垢除去力と安全性の両立だけでなく、コンパクト化にも注力。 独自の技術開発を推進。



回転モーター
(開発初期〜1999年)
モーターの回転を、変換機構で往復運動に変える。エネルギーのロスが大きく、熱や音が発生してしまうのが難点。ブラッシングのスピードは、毎分約6,000〜7,200ストローク。

初期リニアモーター
(2000年〜2012年)
自社開発のリニアモーターを採用し、回転モーターの約4倍のスピード(毎分約28,500〜31,000ストローク)を実現。振幅約1mmの音波振動で、歯垢除去と歯ぐきへの優しさの両立を目指した。

新リニアモーター
(2013年〜)
金属パーツを樹脂化することで、約60%の小型軽量化に成功。金属がこすれ合う騒音も低減。わずか0.3mmの樹脂でできたバネで振動を軽減するなど、精密技術を搭載。日本国内で製造している。
PROGRESS 03
動きの進化
様々なヘッドの動きを経て、現在は歯周ポケットケアに有効と言われるヨコ磨きを採用。


動画で見る「ブラシの動きの進化の歴史」
PROGRESS 04
充電機能の進化
毎日、使い続けやすい商品を目指して。充電時間の短縮と、お手入れしやすい機構を追求。



接点充電
(1983年〜1991年)
金属製の端子を接触して充電する。コストを抑えて製造できる。

無接点充電
(1981年、1991年〜)
置くだけでカンタンに充電できて、掃除もしやすい構造。

フロートチャージ
(2015年〜)
従来17時間かかっていた充電時間を、1時間に短縮。本体底面が汚れにくい充電構造に進化。
PROGRESS 05
磨き方サポートの進化
磨き残しを減らし正しく磨いてもらえるよう、また、正しい歯周ケアができるよう、ドルツアプリ※1を開発。


ドルツアプリ※1
(2020年〜)
口内状態に適した磨き方をサポートするため、磨き残しの多い部分を把握でき、磨きポイントが簡単にわかる専門家監修動画※2や、押し付け過ぎお知らせ機能を搭載したドルツアプリ※1を開発。
- 機能については、Bluetooth®搭載機種(EW-DT52)でのみ動作する機能あり。非搭載機種では一部機能のみが利用可能。

HISTORY
開発当初から現在に至るまで、過去の名作商品をご紹介。
1977
EZ100 シロッパ
コードレスの乾電池式。30°のローリング磨き。家族で使えるよう、ブラシがカラフルに色分けされている。
【電動歯ブラシの発売開始】

1979
EZ160 ハークリン
口腔洗浄器第1号。ブラシとノズルを付け替えられる。「磨く」と「洗う」の1台2役を実現。
【口腔洗浄器の発売開始】

1981
EW111 ハークリン
30時間の充電で、連続40分使用できる無接点充電式。高効率のコアレスモーターを使用し、スリム化にも成功。

1989
EW128 パワーハブラシ
ローリング磨き/ヨコ磨きを、スイッチで切替。スピードも強弱の2段階を選択できる。

1990
EW129 パワーハブラシ
スピード3段階切替モデル。バブル経済で販売量が急激に増えたため、生産自動化へ。後にアメリカへの輸出も行う。

1996
EW182 デンタル by one
タテタテ・ヨコヨコ磨きを採用。バス/ローリング運動を、約1.5秒間隔で交互に繰り返す。ブラシも、コンパクトヘッド&中高の山切りブラシに進化。

2001
EW1150 パワーハブラシ スピン&バス
好みに合わせて、回転磨きとヨコ磨きを使い分けられる2WAYタイプ。

2001
EW1000 スピードスイング
リニアモーターを初採用。毎分約31,000ストロークの音波振動で、回転式の約2.3倍の歯垢除去を実現。歯の表面・裏・噛み合わせを一度に磨ける「3アングルブラシ」付き。

2002
EW1013 ドルツ
「ドルツ」シリーズの1号機。毛束の下にバネを仕込んだ「フロートブラシ」を採用。毛束がそれぞれ上下に動き、歯のすき間に入り込む。付属のシリコンブラシ×マッサージモードで、歯ぐきもケアできる。
【ドルツブランドの開始】
Doltz(ドルツ)は、「Do Lasting Total-oral care with Zest」を略した造語。「気持ちよく続けられる、歯と歯ぐきのトータルケア」という意味。

2007
EW1045 ドルツ イオン
微弱な電流を流して汚れを浮かせる「イオン」と、音波振動の組み合わせで、歯垢除去率約50%アップを実現。
【イオン】

2010
EW-DS11 ポケットドルツ
ポーチに入るコンパクトサイズ(長さ16cm)。手磨きのように磨ける使い勝手の良さ&シンプルなデザインで、電動歯ブラシでの気軽な「ランチ磨き」習慣を広めた。

2013
EW-DE42 ドルツ
軽量・小型化した、新リニアモーターを搭載。音波振動・ヨコ磨き・極細毛ブラシの相乗効果で、歯周ポケットまでケアできるようになった。

2014
EW-DJ51 ジェットウォッシャー ドルツ
お風呂でも使える、防水コードレスタイプの口腔洗浄器。強力ジェット水流で、ブラシの届きにくいすき間に詰まった食べカスをはじきだす。

2015
EW-DE54 ドルツ
デザインを刷新。従来17時間かかっていたフル充電を、1時間に短縮。2分の充電で1回(約2分)使うことが可能に。

2017
EW-DJ71 ジェットウォッシャー ドルツ
独自技術の超音波水流※3で、ブラシの届きにくい部分の汚れを強力に除去。歯間はもちろん、歯周ポケット洗浄、歯ぐきケアもできる。
【超音波水流】

2017
EW-DP51 ドルツ
従来のヨコ振動にタタキ振動をプラスしたW音波振動※4で、歯垢除去力が大幅にアップ※5。
【W音波振動】

2020
EW-DT51 ドルツ
Bluetooth®搭載モデル。ドルツアプリ※1連携で口内状態に適した磨き方をサポート。ドルツアプリ※1の専門家監修「歯磨きレッスン動画」を見ながら磨くことで、磨き残し軽減。
【W音波振動・Bluetooth®搭載・ドルツアプリ※1対応】



Made in Japan.
40年以上にわたり、日本人のオーラルケアを見つめ続けてきた、パナソニックの電動歯ブラシ。 長年積み重ねてきた研究と、日本ならではの精密な技術を活かして。 ドルツの進化は、これからも続いていく。
※1ご使用前にお使いのスマートフォンのバージョンが、スマートフォンOS: iOS(iPhone など)13.0以上/Android ™ 7.0 以上、 Bluetooth®:4.2以上であることを確認ください(2021年7月現在)。なお、ドルツアプリの内容は予告なく変更・削除されることがあります。
※2 Bluetooth®非搭載機種ではスマートフォンのマイクや音声の機能設定を許可すると、本体の振動音をアプリが認識して「磨き方レッスン動画」が起動します。
※3 バブルが弾ける際の衝撃波により超音波が発生する水流。
※4 音波領域内での振動。
※5 EW-DP51、Wクリーンモードとノーマルモードとの比較。(当社調べ)
●写真、イラストは全てイメージです。
●Bluetooth®ワードマークおよびロゴは登録商標であり、Bluetooth SIG, Inc. が所有権を有します。パナソニック株式会社は使用許諾の下でこれらのマークおよびロゴを使用しています。
●iOS、iPhoneは、米国および他の国々で登録された Apple Inc. の商標です。iPhone の商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
●AndroidおよびGoogle Playは Google LLCの商標または登録商標です。