パナソニック テレビと家電の歴史

1960年代 カラー放送スタート 1960年代 カラー放送スタート

白黒テレビが登場してからわずか8年、アメリカとキューバに続いて、日本のカラー放送が始まりました。1964年に開催された「東京オリンピック」では、世界初の衛星生中継に成功。高度経済成長は最盛期を迎え、家電は大きな進化を遂げていきます。

1960年 業界初のカラーテレビ誕生

ナショナル 21形 K21-10

カラー放送開始に伴い発売された松下電器製カラーテレビ第1号機の価格は50万円。
登場当初は「総天然色テレビジョン」と呼ばれていました。1950年代の"三種の神器"に変わる"3C"こと、クーラー・カー(自動車)と並んで憧れの象徴に。
1968年から「パナカラー」のブランド名を冠し、1988年まで使用されました。

1965年 ナショナル 19型 家具調テレビ 嵯峨 TC-96G
1965年 ナショナル
19形 家具調テレビ 嵯峨 TC-96G

「嵯峨」は白黒テレビながら、日本らしさのある名前と、インテリアとしても美しい天然木のキャビネットデザインで人気に。日本独自のスタイルを確立し、生産台数130万台を記録しました。

1965年 ナショナル 9形ポータブル トランジスタテレビ スピッツ TR-10A
1965年 ナショナル
9形ポータブル トランジスタテレビ
スピッツ TR-10A

レジャー使用などの持ち運びに特化した小型テレビ。ラジオでは一般的な「トランジスタ」方式を採用していました。

※電波を増幅させる半導体素子

同年代の家電

1962年 ナショナル トリプルタップ WH2013
1962年 ナショナル
トリプルタップ WH2013

冷蔵庫、洗濯機、テレビの「三種の神器」など、電化製品が普及するにつれて、家庭内のコンセントを増やす必要性が出てきました。
手軽にコンセントを増やせる電源タップは、当時からの必需品となり、現在に至るまでロングセラーを続けています。発売当時から基本デザインに変更がない、普遍的な製品のひとつです。

1962年 ナショナル 業務用電子レンジ NE-100F
1962年 ナショナル
業務用電子レンジ NE-100F

今や各家庭に1台はある電子レンジの先駆けとなったのが、「NE-100F(業務用)」です。当時の価格は115万円と高く、主に業務用として使用されていました。2年後には初の家庭用電子レンジ「NE-500」 (ナショナル)を発売。サイズは小型化され、価格は19万8千円にまで抑えられました。

1965年 ナショナル 掃除機 MC-1000C
1965年 ナショナル
掃除機 MC-1000C

当時の掃除機はほとんどが金属製の円筒形でした。
「MC-1000C」は、造形の自由度が高いプラスチックを初めて本格的に採用。前輪を左右可動式にすることで人への追従性が向上し、掃除のストレスを軽減しました。
生産累計台数は63万台を記録。プラスチック時代の口火を切った製品と言えます。

主な出来事

【1960年】カラーテレビ登場、カラー放送スタート

1960年9月10日、テレビのカラー放送が始まりました。 松下電器がカラーテレビを発売したものの、当時は非常に高価で、カラー放送の番組自体もごくわずか。
白黒テレビでも、色なしでカラー放送を視聴できたため、カラーテレビの本格的な普及は、1964年の東京オリンピックまで足踏みすることになります。

【1960年】カラーテレビ登場、カラー放送スタート
【1961年】NHK朝の連続テレビ小説が放送開始
【1962年】東京が1000万人都市に/NHK受信契約数1000万件突破
【1963年】国産初のアニメ「鉄腕アトム」放送開始
【1964年】東海道新幹線開通/東京オリンピック開催

東京オリンピックを目前に控えた9月、発行部数800万部を超える写真雑誌「LIFE」が日本を特集。松下幸之助と当社が8ページに渡って紹介されました。
影響力の大きい海外メディアに取り上げられたことによって、会社の知名度と松下幸之助の世界的な評価も高まりました。

【1964年】東海道新幹線開通/東京オリンピック開催
【1965年】日本初のカラーアニメ「ジャングル大帝」放送開始
【1966年】ビートルズ来日/「3C(新・三種の神器)」が流行

世界的人気となっていたビートルズが来日、武道館にて3日間の公演を行いました。公演は日本テレビによって一部録画され、カラー音楽番組として1度だけ放送。視聴率は56.5%を記録しました。
当時、カラーテレビは、1964年の「東京オリンピック」を契機として人気商品になっており、自動車(Car)、クーラー(Cooler)と合わせて、カラーテレビ(Color Television)の頭文字をとり、「3C(新・三種の神器)」と呼ばれました。

【1967年】ラジオ番組「オールナイトニッポン」開始
【1968年】郵便番号制度開始
【1969年】アポロ11号が人類初の月面着陸

1969年7月20日
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
月面着陸を成功させた宇宙飛行士ニール・アームストロング氏の名言であり、全世界に大きな衝撃と感動をもたらしました。この模様は全世界40カ国、日本では深夜0時から13時間に渡って衛星生中継で伝えられました。
当時の視聴率は驚異の68.3%。
テレビを通して、世界的ニュースが共有された瞬間でもあったのです。

【1969年】アポロ11号が人類初の月面着陸
テレビ今昔比較
ビエラ15周年

●画面はハメコミ合成のイメージです。
●シーン写真、機能説明写真はイメージです。
●製品の定格およびデザインは改善等のため予告なく変更する場合があります。