パナソニック テレビと家電の歴史

1970年代 カラーテレビの普及が加速 1970年代 カラーテレビの普及が加速

大阪で開催された万国博覧会の中継により、カラーテレビの普及がさらに加速。大規模なイベントやスポーツ中継がお茶の間で見られるようになり、テレビ文化は大きく発展していきます。また、70年代後半にはビデオデッキ、ラジカセが登場。AV機器に転換期が訪れます。

1974年 「クイントリックス」発売

新ブラウン管と省エネ回路が採用され、今までの当社製テレビと比較して大幅な省エネ化に成功。
坊屋三郎氏を起用したTVCMも話題となり、CM内のセリフ「クイントリックス!!英語でやってごらんよ。あんた外人だろ、発音悪いね」が流行語に。累計販売台数140万台を記録する大ヒット商品になりました。

ナショナル 18形 TH18-E25
1975年当時のカタログ
1970年 ナショナル 1.5形 世界最小ICテレビ TR-001
1970年 ナショナル
1.5形 世界最小ICテレビ TR-001

大阪万博にも登場した1.5型ブラウン管採用の小型白黒テレビ。小型化を得意とする日本ならではの最新技術が惜しみなく使われていました。
大阪万博でタイムカプセルの中に納められた品物の1つです。

1972年 ナショナル 20形 赤外線リモコン搭載テレビ TH-6600FR
1972年 ナショナル
20形 赤外線リモコン搭載テレビ
TH-6600FR

日本では超音波式リモコンがあったものの、音で誤作動する問題が多発。「マジコン」と呼ばれた赤外線リモコン搭載テレビはその問題を払拭した画期的な製品でした。赤外線式のリモコンはその後の標準となりました。

同年代の家電

大阪で開催された万国博覧会の中継により、カラーテレビの普及がさらに加速。大規模なイベントやスポーツ中継がお茶の間で見られるようになり、テレビ文化は大きく発展していきます。また、70年代後半にはビデオデッキ、ラジカセが登場。AV機器に転換期が訪れます。
1970年 ナショナル
ファッションラジオ パナペット70 R-70

スクエアタイプのポータブルラジオが市場を占める中、「R-70」は大阪万博の記念商品として発売されました。前年のアポロ11号の月面着陸もあり、未来をイメージさせる球体ボディ、大胆なチューナーメーターのデザインは、若者を中心に大ヒットしました。

1970年 ナショナル 遠心噴霧式加湿器 ハーモニー BV-03KDA
1970年 ナショナル
遠心噴霧式加湿器 ハーモニー BV-03KDA

暖房機器の普及に伴い、空気の乾燥を防ぐために開発されました。特徴的な円形ボディは遠心力を使うため。
「空気」に関する製品の開発は、空気清浄機、エアコンへと繋がっています。

1974年 ナショナル 生活家電セット 「愛のカラー」シリーズ
1974年 ナショナル
生活家電セット 「愛のカラー」シリーズ

70年代半ば、流行に敏感な若い世代に着目し、家電製品もカラーコーディネートが行われるようになりました。第二次ベビーブームの到来にもあわせ、生活に必要とされる炊飯器、オーブントースター、ジューサー、電気ポット、トースターの5商品を1つのパックにして発売。「愛のカラー」シリーズはその後、白物家電を中心に拡大していきます。

1977年 ナショナル VHS方式ビデオデッキ マックロード NV-8800
1977年 ナショナル
VHS方式ビデオデッキ マックロード NV-8800

家庭用ビデオデッキとして大ヒットを記録した「マックロード NV-8800」を発売。当時、ビデオ方式はVHSとベータマックスの2つが主要な規格でした。
VHS方式の利点は、ベータマックスの2倍の録画時間、最新機種でも規格が変わらない、パーツ数が少なく安価だったことがあげられます。80年代半ばにはVHS方式が主流となり、BD/DVDレコーダーが登場するまでの30年以上、録画時代を支えてきたのです。

●VHS=Video Home Systemの略
※パナソニックのVHS方式ビデオデッキは2011年で生産終了

<「マックロード」の画期的機能>

当時、ビデオデッキのタイマー機能は別売でした。初代マックロードには「留守番録画タイマー機能」が内蔵されており、テレビ番組の楽しみを拡げたといえます。また、録画の「2倍モード(LP)」をはじめ、1979年には世界初となる「3倍モード(EP)」も搭載。その後もオートトラッキング機能やGコード予約など、数々の画期的進化を遂げ、今のレコーダーの礎を築きました。

1977年 ナショナル メンズシェーバー スーパーレザー ES820
1977年 ナショナル
メンズシェーバー スーパーレザー ES820

小型モーターと新しい機構を採用し、軽くて使いやすく、ヒット商品となりました。T字型のデザインは、現在のラムダッシュにまで引き継がれています。

1979年 ナショナル 業界初マイコンジャー SR-6180FM
1979年 ナショナル
業界初マイコンジャー SR-6180FM

1950年代に登場した電気炊飯器は、食卓に革命を起こした製品でした。1960年には保温できるジャー炊飯器も登場しました。
その炊飯器にさらなる革命を起こしたのがマイコンジャー「SR-6180FM」です。 日本古来の生活の知恵である炊飯技術「はじめチョロチョロ、中パッパ、ぶつぶつ言うころ火を引いて、赤子なくともふたとるな」の手順を、マイコンによって制御。お米の量に応じて火力が自動調整され、よりおいしく炊けるようになりました。

主な出来事

【1970年】日本万国博覧会(大阪万博)開催

アジア、そして日本で初めての国際博覧会となった「日本万国博覧会」が開催。大阪で行われたことから「大阪万博」とも呼ばれています。国家プロジェクトであり、世界77カ国が参加しました。
芸術家岡本太郎氏による「太陽の塔」は今でも現存し、規模の大きさを物語っています。
松下電器は「松下館」を出展。その中で展示されたものは2つのタイムカプセルに納められ、1つは5000年後の6970年、もう1つは2000年以降の100年ごとに開封され、中の状態が確認されることになっています。

大阪万博の松下館

大阪万博の松下館

2000年に開封されたタイムカプセル

2000年に開封されたタイムカプセル

【1971年】NHK総合テレビの全番組がカラー化
【1972年】札幌オリンピック冬季大会開催
【1973年】オイルショックによる物価上昇
【1974年】第二次ベビーブームの到来

1940年代後半に起きたベビーブームの世代が成人し、第二次ベビーブームが到来。1973年には出生数が約209万人のピークを迎えました。

【1975年】山陽新幹線開業
【1976年】「およげ!たいやきくん」が大ヒット
【1977年】白黒テレビ放送が廃止
【1978年】インベーダーゲームが流行
【1979年】第1回 東京国際女子マラソン開催
テレビ今昔比較
ビエラ15周年

●画面はハメコミ合成のイメージです。
●シーン写真、機能説明写真はイメージです。
●製品の定格およびデザインは改善等のため予告なく変更する場合があります。