素材の性質別 お手入れのコツ


代表的な素材の性質や基本的な扱い方をご紹介。
正しい扱い方をマスターすることが、衣類を長持ちさせるポイントです。
基本的に洗濯機で洗える素材
洗う前に、取り扱い絵表示と「水洗いできない衣類」について、よく確認してください。
<綿>

特徴
- 吸湿性、通気性、耐久性に優れ、丈夫で洗濯に強い。
基本の洗い方
- 弱アルカリ性の、合成洗剤もしくは石けんを使用し、40℃以下で洗濯機洗い。
- 色落ちしやすいものは、中性洗剤と水で洗う。
<麻>

特徴
- 丈夫で熱や洗濯に強く、吸湿・発散に優れている。
基本の洗い方
- 弱アルカリ性の、合成洗剤もしくは石けんを使用し、40℃以下で洗濯機洗い。
<ナイロン>

特徴
- 丈夫で軽く、しわになりにくい素材。熱には弱いので、乾燥機は使用しないこと。
基本の洗い方
- 弱アルカリ性の合成洗剤を使用し、40℃以下で洗濯機洗い。
- おしゃれ着は中性洗剤を使用して、「おうちクリーニングコース」で洗う。
<ポリエステル>

特徴
- 丈夫で軽く、しわになりにくい素材。摩擦にも強い。
基本の洗い方
- 弱アルカリ性の合成洗剤または石けんを使用し、40℃以下で洗濯機洗い。
- 汚れを吸収しやすく落ちにくい、という欠点があるので、他のものと一緒に洗うのは避けて。
「おうちクリーニング」コースで洗える素材
洗う前に、取り扱い絵表示と「水洗いできない衣類」について、よく確認してください。
<カシミア>

特徴
- とてもデリケートな素材なので、「おうちクリーニング」コースがおすすめ。
基本の洗い方
- 中性洗剤を使用し、裏返して洗う。
<テンセル>
特徴
- 木材パルプを原料とし、「繊維素系繊維(指定外)100パーセント」と表示される。
- 丈夫で縮みにくく、吸湿性・速乾性に優れているが、摩擦で表面がすれて傷みやすいのが欠点。
基本の洗い方
- 中性洗剤を使用して洗う。
<ウール>
特徴
- 水につけると縮みやすい。
基本の洗い方
- 中性洗剤を使用。
- 洗いからすすぎまで、一定の水温(30 ℃以下)で手早く洗う(縮みを防ぐため)。

ウールが縮むのはなぜ?
ウールの表面は、たんぱく質でできた「スケール」というもので覆われています。 スケールはうろこ状で、普段は閉じています。水分を含むと開いてきます。 水分を含んでスケールが開いた状態で、もんだりこすったりして洗うと、開いたスケール同士がこすれて、からみあいます。 からみあった繊維は元の状態に戻れず、そのまま縮んで(フェルト圧縮)してしまうのです。

パナソニックの「おうちクリーニング」コースなら!
衣類をもんだりこすったりしません。泡の力と、繊維に洗剤液を通過させる「押し洗い」効果で、縮みや傷みを抑えて汚れを落とします。

<シルク・レーヨン・キュプラ>
「手洗い可」マークがついていたら、「おうちクリーニング」コースで洗えます。
