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青森県

ぶつかりながらチームを引っぱる、幼なじみバッテリー

2017年11月22日

写真:グラウンドをランニングするソフトボール部の選手たち

ソフトボールが盛んな青森県平川市。豊かな自然とりんご畑に囲まれた、平川市立平賀東中学校のグラウンドでは、ソフトボール部が練習に励んでいる。平成29年8月開催の「第44回東北女子中学校ソフトボール大会」で3位、さらに「第39回全国中学校ソフトボール大会」にも出場した、全国レベルの実力をほこるチームだ。

チームの中核をなすのが、キャプテンでキャッチャーの今井小葉(いまい・このは)さんと、ピッチャーの芳賀梨乃明(はが・りのあ)さんだ。二人は幼なじみで、小学校の頃からバッテリーを組んでいる。

写真:今井さんインタビュー風景

小学校時代にキャッチャーの先輩を見て、そのかっこよさに憧れていたという今井さん。今は自分がキャッチャーとして、チームに指示を出し、試合展開を考える。「中学生になって、配球を考えるようになってからは、試合が楽しいし、ランナーを牽制で刺したときは嬉しいです」

写真:芳賀さんインタビュー風景

芳賀さんがピッチャーになったのは、小学校4年の頃、やってみないかと言われたのがきっかけ。「それからずっとピッチャーをやってきました。5年生のときは、ずっと打たれて悔しいと思って、小葉といっしょに投げ込んだりしていました」

写真:五十嵐さんインタビュー風景

ソフトボール部顧問の五十嵐一徳(いがらし・かつのり)先生は、二人をいいバッテリーだと評する。一方で、仲がいいのか悪いのか、わからないときもあると言う。「休憩時に、ピッチャー(芳賀さん)が話しかけてるのをキャッチャー(今井さん)は下を向いていて。喧嘩したのかなって思うくらい」 でも、ピッチングが始まれば、今井さんは芳賀さんの投球に「ナイスボール」と声をかけながら、普通にしているそうだ。

写真:練習中の今井さんと芳賀さん

二人の関係について、今井さんは、「どっちも短気だから、なにか言えばすぐどっちもキレて、そこからケンカになります」と話す。芳賀さんも、「気が合う時もあるし、全然合わないときもある」と言う。今井さんがかまえたコースに、芳賀さんのボールが行かないと、「キレた」今井さんが速い球を芳賀さんに投げ返してくることもあるとか。

写真:田島さんインタビュー風景

チームメートのサード・田島希来(たしま・きら)さんは、そんなバッテリーを見て、「心が通じ合っている感じがする」と話す。「厳しいコースとか(キャッチャーが)構えても、ピッチャーがちゃんとそこに投げてくれるし、そこで打ち取ることもできたりして。やっぱりピッチャーとキャッチャーがいるからこそ、試合が成り立つ。(二人は)めっちゃ大事な存在だと思います」(田島さん)

写真:声を掛け合う今井さんと芳賀さん

二人の信頼関係があるから、ケンカもする。今井さんは、芳賀さんについて、「結構いいピッチャーだと思う。ピッチャーに助けられてるという部分はあります」と話す。芳賀さんも、今井さんに対して、「お父さんみたいな、頼り甲斐のある選手。バッティング面でも、守備面でもほんとに巧いから、小葉(今井さん)がバッターに立てば、ああ、これ絶対に塁に出るなと思います」と全幅の信頼を寄せている。

写真:選手どうしグローブをぶつけ合い声を掛け合う様子

二人が、ぶつかるのはお互いのためであり、チームのためでもある。「いつもケンカしてるけど、つながってるっていうか、梨乃明(芳賀さん)がいいって思うし。なんでかわかんないけど」と、今井さんは少し照れた表情を見せてくれた。芳賀さんも、「小葉(今井さん)ならどんなボールでもとってくれると思ってるから。小葉じゃないとダメです。大好きです」と、「相方」への思いを語ってくれた。

写真:夕陽を背に海岸でソフトボール部の皆でジャンプする様子

バッテリーは、これからもぶつかりながら強くなっていく。そして、この二人を中心に平賀東中学校ソフトボール部は、さらなる高みを目指していく。

動画へ

インタビュー映像

平川市平賀東中学校ソフトボール部の選手と顧問が、お互いへの信頼感とチームの目標を語る

YouTube 動画:幼馴染のバッテリーがチームを引っ張り、全国大会トップを目指す。 青森・ソフトボール篇 再生する

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