ショパン バラード第1番

楽曲解説

ショパン バラード第1番

冷たい空気で、鮮やかな風景が一層映えます。こんな風景にぴったりのBGMは、これでしょう。 ショパン作曲の、バラード第1番です。

ピアノのピュアな響きは、誂えたかのように風景にマッチしていますよね。 単音での美しい音から、紅葉を表現しているかのような華麗なアルペジオまで、ピアノの表現力をフルに感じることができる名曲です。

生涯に作曲したもののほとんどがピアノ曲だったショパンですが、この曲は彼の初期の代表作と言われています。凛とした雰囲気が人気の作品なので、フィギュア・スケートにもぴったりで何度も使われています。

「叙事詩」を意味する「バラード」は、ショパンはこの作品を皮切りに4曲作っています。そのいずれもが傑作と言われています。決まった形式などはなくてかなり自由な作風になっているので、ショパンの感性が直に表現された作品だと言えます。

ショパンの演奏と言えば、最も有名なのは歴史に残るピアニスト、アシュケナージでしょう。基本として、彼の演奏は聴いておくべきでしょうね。新しい解釈の演奏として評価が高いのは、ブーニンの録音です。全く違う雰囲気なので、聴き比べるととっても楽しいです。