初春の冷たい空気の中でも、春を告げる花々が顔を出しています。水仙やクロッカス、ヒヤシンスの可憐な花。見上げれば梅の花も開き始めています。こんな花々を愛でる時のBGMには、この曲はいかがでしょう?
グリーグ作曲の、「ペール・ギュント」組曲1より「アニトラの踊り」です。
ちょっとアラビア風のメロディですが、冷たい空気感もあって可憐な花を表現しているようにも思えます。エキゾチックではあっても、よく聴いてみると可愛いメロディですよね。
ノルウェーの作曲家であるグリーグは、北欧を題材にした曲を多く書いています。この「ペール・ギュント」も、ノルウェーの作家イプセンが書いた戯曲に音楽を付けたものです。有名な「朝」も、北欧の冷たい朝を感じさせる名曲です。どの曲も、シンプルで耳に残るメロディを持っています。いずれの曲も短いので、是非全曲を聴いてみて下さい。
人気の曲なので、たくさんの録音があります。まずは、本場の録音として、ラシライネン指揮のノルウェー放送管弦楽団の演奏は、基本かもしれませんね。そして、もうひとつおすすめは、ビーチャム指揮のロイヤル・フィルの録音です。演奏全体からあふれる北欧の風を、是非体験してみて下さい。
今の時期は小さな花が多いのですが、自己主張の強い花々もこれから次々に咲き始めます。春への期待は高まるばかりですね。