菜の花の絨毯を見ながら、ドライブを続けましょう。いたる所に新しい葉が芽吹いています。この時期の緑は薄い色で、春らしい柔らかい色彩にあふれています。これから、どんどん濃い鮮やかな色に変化していきますもんね。
ここでのおすすめの曲は、これにしましょう。グリーグ作曲の「2つの悲しき旋律」より「過ぎた春」です。
柔らかな風景に、ゆったりとした美しいメロディが彩りを添えます。景色を邪魔しないBGMというのも、大切なことかもしれません。まあ、その逆があるのもケース・バイ・ケースですけどね。
ノルウェーを代表する作曲家であるグリーグは、音楽の鑑賞の時間でもおなじみの「ペール・ギュント」の音楽でよく知られています。北欧らしいクールな雰囲気の中で、覚えやすいメロディを紡ぎだすのが、グリーグの個性だと言えます。「ペール・ギュント」の音楽も、それぞれが短い曲ながら印象的なメロディが次々に登場します。この「過ぎた春」も、その続編のような親しみやすいメロディとムードを持っています。
晩年にはピアノ独奏曲を作ることが多くなったグリーグですので、この時期の小編成オーケストラの作品は、雰囲気を楽しむ上で、とても貴重なものだと言えます。
静かな曲調でドライブをすると、心も穏やかになりますね。さらに早春の風景を楽しみましょう。