田植えの準備が整った田んぼが広がる中に、あやめや菖蒲が鮮やかな花を付けている一角があって、この季節には多くの人々を引きつけているのを各地で見かけるようになりました。こんな花も、いかにも日本を感じさせるものですね。
ここでのBGMには、この曲はいかがでしょう。ブラームスの、交響曲第1番の第1楽章です。
壮大な曲調は、目の前に広がる鮮やかな風景を一層際立たせてくれますよね。
ブラームスはベートーヴェンを尊敬していたことは、広く知られています。彼はベートーヴェンの作品を研究して、20年という長期間にわたって準備をして最初の交響曲を完成させました。この第1楽章は、まるでベートーヴェンの交響曲第9番の続編のような緊張感あふれる雰囲気でスタートします。ただ、徐々にロマンチストであるブラームスらしい、魅力的なメロディが登場してきます。このあたりが、華やかな風景に見事にマッチしますね。
ブラームスのこの曲に対する情熱は、演奏する人々にもそのまま伝わり、昔から名演の録音が数多く残されています。フルトヴェングラー指揮のウィーン・フィルによるライヴ録音や、ワルター指揮のコロンビア交響楽団の録音などは、伝説的な名演と呼ばれています。是非一度聴いてみて下さい。ドライブの気分が、ぐっと盛り上がること間違いありません。