ベートーヴェン 交響曲第4番 第1楽章

楽曲解説

ベートーヴェン 交響曲第4番 第1楽章

梅雨入り前の晴れた朝。ひと足早く夏の雰囲気を楽しむために、キャンプに出掛けましょう。初めて向かうキャンプ地も、Stradaのカーナビに任せていれば大丈夫。
スタートには、この曲がふさわしいでしょう。ベートーヴェンの、交響曲第4番の第1楽章です。

澄みきった朝の空気にぴったりの静かな序章に続いて、心浮き立つリズムが登場します。これからのキャンプに向けて気分を盛り上げるには、これ以上ない曲調でしょう。
生涯で9つの交響曲を作曲したベートーヴェンですが、「運命」とか「田園」といった表題が付いていないせいで、この第4番は人気においてはちょっと地味です。けれども、彼の代表作が立て続けに発表された充実期に作られた曲だけに、内容は素晴らしい出来です。明快なメロディに踊りだしたくなるリズムは、人気の高い第7番に通じるものがありますね。オーケストラの編成も若干小さいのですが、それが逆にリズムの軽やかさを作り出しているのかもしれません。

当然名演と呼ばれる録音は無数にありますが、ここでは気品あふれるワルター指揮のコロンビア交響楽団の録音をおすすめしておきましょう。
目にも鮮やかな新緑に包まれた山道を、対向車に注意しながら登っていきましょう。澄みきった空気だけでなく、気温も平地より確実に下がっている気がします。目的地は、もうすぐです。