藤やツツジなどの日本らしい花々は、見頃の時期が短いこともあって、一番日本の四季を感じさせてくれます。花の色は鮮やかであっても、静かに季節が移ろう様を愛でていると、日本人であることに心から感謝したくなりますね。
そんなドライブのスタートには、この曲はいかがでしょう。ムソルグスキー作曲の、組曲「展覧会の絵」から「古城」です。 実にゆったりしたメロディに、静かにバックアップするオーケストラの響き。眼前に広がる鮮やかな景色の日本らしさを、一層引き立ててくれるようです。風景は淡い水彩画、音楽はモノトーンの水墨画、といったところでしょうか。
ムソルグスキーの代表曲である「展覧会の絵」は、ピアノ曲として作られました。想像力をかき立てる個性的な曲の数々は見事なものですが、一般的に聴きやすいのは、ラヴェルが編曲したオーケストラ版でしょう。
ピアノ独奏なら、リヒテルやホロヴィッツの名演がおすすめです。オーケストラでの録音は無数にありますが、レヴァイン指揮のメトロポリタン・オーケストラの録音は、色彩豊かでおすすめです。そのほかにも、ギター独奏やポップス・アレンジなども数多くありますので、色々聴き比べるのも楽しいものです。是非、試してみてください。