ドヴォルザーク 「8つのユモレスク」より第1番

楽曲解説

ドヴォルザーク 「8つのユモレスク」より第1番

この季節を鮮やかに彩る花の代表といえば、花菖蒲ですね。田植えが終わった水田地帯の一角に、鮮やかな花を咲かせている風景は、初夏を感じさせるものです。

ここでのBGMに、この曲はいかがでしょう。ドヴォルザークの「8つのユモレスク」より第1番です。

ちょっと「和」を感じさせる出だしのメロディは、花菖蒲の上品な色合いを、ぐっと引き立ててくれるようです。中間部のさらに柔らかなパートは、いかにもドヴォルザークらしい親しみやすい可愛らしさですね。

ドヴォルザークのピアノ曲といえば、「8つのユモレスク」の第7番が最も知られています。ヴァイオリン用に編曲されたものも親しまれています。実は、彼のピアノ曲は、出版社から依頼されたものがほとんどで、素人でも弾きやすいものになっています。この第1番もシンプルな作りになっていますが、演奏者の感性で変化する余地が大きいので、聴き比べると楽しいものです。

フルートなら、オーケストラをバックにしたゴールウェイの録音が人気があります。また、ヴァイオリンなら、ヴェンゲーロフの録音がオススメです。いずれも、華麗さと愛らしさを感じさせる魅力的な作品になっています。初夏のドライブにぴったりの作品集を、是非楽しんでください。