リヒャルト・シュトラウス 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」導入部

楽曲解説

リヒャルト・シュトラウス 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」導入部

歴史上、最も暑い夏になりそうですね。ジリジリと照りつける日差しの中、エアコンを効かせてドライブに出かけましょう。こんなドライブのスタートには、この曲がぴったりでしょう。

リヒャルト・シュトラウス作曲の、交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」の導入部です。静かなところから徐々に盛り上がる展開は、夜明けの情景にジャスト・フィットだと思えます。

曲のタイトルは知らなくても、現在では誰もが知っているこの導入部ですが、当初は「知る人ぞ知る」といったものでした。ニーチェの哲学書に感銘を受けたシュトラウスが作った作品なので、最初から難しい印象を与えていたのかもしれません。これが一般的に知られるようになったのは、映画「2001年宇宙の旅」に使われたのがキッカケでした。人類の知性の目覚めのシーンに流れて、強烈な印象を残したのです。その後、エルヴィス・プレスリーのショーのオープニングにも使われて、さらに知られるようになりました。

ドラマティックな展開のこの曲の録音は実に多いのですが、凛とした雰囲気を楽しむなら、カラヤン指揮のベルリン・フィルの演奏は決定版と言えるでしょう。長い曲ですが、一度最後まで聴いてみて下さい。オーケストラの魅力が詰まった素晴らしい曲です。

さあ、陽光の下ドライブを続けましょう。