THE MASTERS GALLERY

深澤武

奄美・琉球 ~世界自然遺産候補地~

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」、
この4島は生物多様性や特異な生態系が評価されて世界自然遺産候補になっています。
アマミノクロウサギやヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコなど、多くの固有種が生息しているエリアです。
この一年間、GH5やG9 PROを携えて撮影しましたが、広い風景や朝日・夕日、
さらに野鳥や小さな生き物を撮影するには幅広いレンズが必要になります。
その点、LUMIXシステムは100-400mmや50-200mmといった長玉でも比較的コンパクトなのが魅力です。
今夏の世界自然遺産登録に合わせ、奄美・琉球を作品集にまとめ、写真展も開催予定です。

GH5で、全国のサクラ&沖縄・やんばるの森を巡る

LUMIX GH5と共に日本各地の桜、そしてやんばるの森を巡ってきた。
GH5は、軽量コンパクトでフットワークを活かしやすく、めまぐるしく光が変わるような状況でも余裕を持って撮影できた。
風景撮影で求められる精緻な描写も満足ゆくものであり、朝夕のダイナミックな光も的確に捉えてくれる。
森の緑や朝夕の発色がよく、適度にメリハリのある描写にも好感が持てる。
これぞ、‟小さな巨人”という言葉がぴったりのカメラに仕上っている。

山々の響き

山は不変と思われがちだが、季節や天候によって様々な表情を見せてくれる。
安定した天候のもとでの登山は楽しいが、ドラマチックな表情を見せてくれる天候の変わり目にこそ写真的な面白さがある。
コンパクトで操作性のよいLUMIX GH4を携え、フットワークを活かして一瞬のチャンスを狙い続けた。

深澤武TAKESHI FUKAZAWA

1974年、埼玉県生まれ。東京理科大学工学部電気工学科卒。大学時代から旅に憧れ、山歩きをしながら風景写真を撮り始める。「ちゅらさん」がきっかけで沖縄・八重山諸島を訪れ、10数年間通い続ける。「黒潮に育まれた生命」をテーマに風景や生き物たちを追い続けている。写真集「沖縄・八重山諸島」(青菁社)、「ニッポンの桜100選」(学研プラス)、「厳選日本の紅葉」(学研プラス)など著書多数。